北の国から2016 〜宗谷アタック〜 「2」・・・遥かなる大地

自然は人類を二人の君主、つまり苦痛と快楽の支配下においてきた。
〜ジェレミ・ベンサム〜

 

事の発端 は コチラから。

 

北の国から2016 〜宗谷アタック〜 「1」
出港の時 は コチラから。

 

 

 

 

北の国から2016 〜宗谷アタック〜 「2」
遥かなる大地



いつもフェリーから上陸する瞬間は高揚する。
北の大地に降り立つ瞬間。
一日目のスタートは晴天。
ただ、明日からは荒れる予報が出ている。
兎に角、今日のうちに距離を稼がなくてはいけない。
時間は14:00を過ぎている。
今日中に稚内に到達できるのか?



スタート時から気になっていたオイル漏れ。
おそらくプライマリーオイルが漏れている。
出発前に整備に出したが、直りきらず。
ルートを変更して、旭川のディーラーに立ち寄り オイルを継ぎ足す。

既に、日が傾いてきている。。
ここからの距離、、想像するだけでコワイ。。

DSCN0421.JPG
それでも、走りどころだけは抑えたい我々。
最短距離を選ばずに、アドヴェンチャーを選択。
これだけで、一時間〜二時間はロスする(笑)
それでも走りに来たからには、大地を感じたい。

P6070426.JPG
今回の旅。
風になる。
だからヘルメットは半ヘルのみ。
雨が降ってもレインスーツは着ない。
どんなに辛くても。
自分との約束。

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まだ、一日目の行程1/3程度。
日は暮れ始め。
美しい景色に感動する反面、これから先の不安に苛まれ。


特徴的な、緩やかなワインディングロードが続く。
スピードはいらない、ただ着実に前に向かう。
ワインディングの楽しさにかまけて、立ち上がりでアクセルを多めに開けてしまう。
ダメダメ、本当にガソリンが無くなるよ。


そして、何故かはぐれる。
人の気配は感じないが、何だか野生動物に見られている気配は感じる。
一人寂しく、仲間の合流を待つ。
気温は10度を下回り、なんとか見つけた自動販売機に"HOT"は存在しない。



合流してから、ただひたすら進んだ。
ガソリンはリザーブに。
野末号のサブタンクにも、少量のガソリンしか残っていない。
本気で野宿になるかと思った。
だから、画像も動画も残っていない。
ソレくらい、みんな必死だった。

左には海を感じ、右には原野を感じる。
ただ、何も見えない。勿論街灯は無くなり、漆黒の闇が続く。
ヘッドライトだけが頼りだ。
『鹿飛び出し注意』
の標識が至る所に現れ。
来る時に備える。
一瞬の判断ミスで、三台とも粉々になる。
ただ、ある程度のスピードは維持したい。


どうやら、このような道を進んでいたようだ。
想像してみて欲しい。
このような道が、漆黒の闇。
その路肩に停車して、サブタンクから1リッターずつガソリンを汲み上げ
皆で分け合う俺達。
気温は10度以下。
宿泊場所までどれだけ時間が掛かるか、、、わからない。
アドヴェンチャーだと思わないか?

一日目.jpg

どうにか宿泊先に到達したのは23:00を過ぎていた。
無休憩で走って7時間超えの表示が出るのに、旭川でオイル交換やってみたり
途中でガソリンを分け合ったり。
勿論、休憩しないともたない。
何故かはぐれたりもした(笑)

この距離の移動、14:00過ぎからやるもんじゃない。
ただ、誰一人泣き言を言わなかった。
そりゃそうだ、俺達は冒険しに来たんだ。
はっきり言ってやる、明日も明後日も観光らしい観光はほんの一瞬だ。


DSCN0548.JPG

歳を重ねるにつれ、経験値は増える。
経験値が増えるにつれ、見えない物事への恐怖心が減る。
しかし、経験した事の無い、予測しがたい物事へ直面した時。
若かりしあの時よりも、感じる恐怖は大きい。

その恐怖と不安を感じる為に、ここに来た。
日本国内でそれを感じるのは難しい。
もし車で同じ事をやっても、何も感じないだろう。
バイクでないといけない理由がそこにあり。
それに立ち向かう為の装束を身につける。

北の大地は、ただ雄大なだけではない。

人間を試す場所であり。



北の国から2016 〜宗谷アタック〜「3」・・雨を感じろ へ続く
 

 

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