Daredevil 〜後篇〜

 
Daredevil 〜後篇〜



7月4日(月)AM3:45


夜が明けきらない早朝、3台のマシンがMUSHMANSに集結していた。

右から
kawasaki ZZ-R 1200 斉藤氏
kawasaki GPz900R 須藤氏
YAMAHA YZF-R1 藤田

今回のライダース実走テストを見届けてくれる、「生きる証人」のお二方である。


この実走テストを行う、この日のルートは

埼玉県越谷市(MUSHMANS)START→
ハイスピードセッション[首都高 安行入口→中央高速→長野高速→松本IC]
テクニカルセッション[美ヶ原スカイライン→ビーナスライン]
ハイスピードセッション[中央高速 諏訪南IC→甲府南IC]
ロースピードセッション[国道20号甲府→国道411号塩山]
ミドルスピードテクニカルセッション[国道411号 大菩薩ライン→奥多摩周遊道路往復→青梅街道]
ミドルスピードセッション[国道16号 青梅→埼玉方面]
埼玉県越谷市(MUSHMANS)GOAL

走行距離650kmを超える、一日で消化するには非常に過酷なコースである。


AM4:00

予定通り、MUSHMANSをスタート。
すぐに首都高 中央環状線にアクセスし、徐々にスピードが乗ってくる。

ライニングに使用したサテンキルティングと、アームホールに仕様した滑らかなカツラギの滑りが良好な為、身体が自在に動く。
初めて乗ったYZF-R1の180hpを超える有り余るパワーに圧倒されながらも、適度にホールドされるタイトなライダースのおかげもあり非常に安心してペースを上げられた。




AM6:00 中央高速 諏訪湖SA

途中、石川PAで休憩をはさみながら、一気に長野県 諏訪湖SAに到達した。

久々の高速巡航の為、ペースも抑え気味?での走行であったが、ガソリンタンク容量が小さいYZF-R1は ここまででガソリンがギリギリであった。







着用から2時間の経過で、アームには深い皺が刻まれていた。

適度にシェイプされたアームホールは、高速走行時にもバタつきは全くなく、それでいて窮屈感を感じさせない。

途中若干の降雨があったものの、心配されたハンドダイイング(手染め)のマテリアルからの色落ちも無い。

ここから一気に本日の最高速をマークし 松本ICを抜け、美ヶ原スカイラインを目指して行く。




AM7:30 美鈴湖

タイトコーナーが続くテクニカルセクションを抜けて、美鈴湖に到着。

中央道→長野道のハイスピードセクションから、一気にタイトなコースになり 乗車姿勢が一変するも、着用感に違和感は一切感じない。

右へ左へとコーナーが続き、身体の運動量が増加している為、皺の入り方も全体に広がってきた。

スタートから3時間半、既に数年着続けてきた相棒のような風格を纏い始めた。





それにしても、朝もやのかかる美鈴湖の清々しさ。

空気が美味しいという事を、久しぶりに思い出した。

ここからビーナスラインに駆け上がる。


AM9:00 ビーナスライン

美ヶ原高原美術館から少々 諏訪方面へ下った地点。

美ヶ原高原美術館は濃霧と強風(突風)により、マシンを停める事すら許され無かった為、少し下った地点で休憩。

道が続いているのか?と思う程に濃い霧の中、ある程度のペースを維持して走るのは恐い・・・。

ライダースはしっとりと濡れ、次第に私の身体の形状になってきた。
最高である。


AM9:30 霧ヶ峰ドライブイン

この場所に到達する手前より、先程までの濃霧が嘘のように晴れ渡る。

とたんに路面が乾き始め、高速コーナーが続く しかも完全ドライ。

思わずアクセルを全開に絞りきり。

一瞬にしてYZF-R1のスピードメーターはあり得ない数値に到達する。

叫びながらコーナーへアプローチ。

やっぱりバイク乗るの楽しい。



濃霧によって溜まったフラストレーションを一気に払拭したところで、一旦休憩。

バックミラー越しに写り込むライダースのパッチポケットのセクシーさに思わずシャッターを押す。

着心地の良さもさることながら、このデザインにテンションが上がる。

これこそ、男の盛装である。



AM10:50 蓼科高原




朝食兼昼食。



天狗の下で天狗になる斉藤氏。




お疲れ様。



この後、走り続けた我々の疲労はピークに達する。

中央道 諏訪南ICより高速に、その後 甲府南ICで降り 国道20号→国道411号経由で一路 大菩薩ラインを目指すのだが、上昇する気温 おそらく34度を超えていた。
この気温の中をレザーJACKETで走る為、極度の脱水状態に陥る。
途中休憩をはさむも、私自身あまり記憶が無く 当然写真も撮っていない。


PM2:00 山梨県 塩山付近 大菩薩ライン


ここは、私が十代中盤の頃によく走っていたルート。

大人になって、今こうやって仕事と称してバイクに乗って遊んでいる自分が妙に誇らしく思う。

この駐車場で昔よく休憩してたっけ。
あの頃は命がけでバイクに乗ってたなぁ〜。






私の汗で、一旦ずぶ濡れになり その後乾いた時点でのショット。

ボディー部とアーム部の色が微妙に違う色になっているのが解る。

これこそ、ハンドダイイングによる色ムラの楽しみ。

染料で染める為、革の部位によって色の入り方に差異が出るのである。


各パーツ毎に、発色のばらつきが出るこのハンドダイイングであるが、色ムラが気になる方には 通常通りのブラックもお選びいただけるようになっているので、御安心いただきたい。





山々の奥に御頭を覗かせる、日本の最高峰「富士山」。


この後、奥多摩周遊道路を往復し青梅方面へ下る。

この「富士山」の写真を撮ったのがPM2:30、ここから周遊道路→青梅街道→国道16号→MUSHMANSと、ノンストップ(休憩無し)でのテストを行う。

運動量の多い峠道からの、信号機の多い一般道でのストップ&ゴ― この一連の道路状況を休憩無しで走りきる事で、このライダースに隠れた問題点を洗い出そうという最終的なテストである。

おそらくMUSHMANS到着が6:00頃となるだろう、この疲労状況で3時間半走りきる事が無理無く出来れば、このライダースも製品として優れた物であると実証される。









PM5:30 MUSHMANS


全てのテスト課題を終了しMUSHMANSに到着した3台のマシン。


スタートから計測していた距離計は「670km」を超えていた。


実走テスト修了。




過酷な天候状況の中、普通に考えればありえない行程に御一緒いただいたお二方「須藤氏」「斉藤氏」 御協力いただきまして有難うございます。

そして

到着後、近藤氏に無理を言って装着してもらった内ポケットの中を整理していると。
「交通安全 成田山」と書かれたお守りが出てきた。

モヒカン福田がこっそり仕込んだ物。

彼もまた、MUSHMANSが本気で作るライダースに陰ながら協力してくれた。


そして、多忙な中 サンプルの製作を間に合わせるべく 突貫作業で製作いただいた「ELECTRIC LEATHER STUDIO」近藤代表に 心より御礼申し上げます。












ここに、一着のライダースがある。



ただならぬオーラを放っているように見えるのは、私だけであろうか。





多くの時間と知恵を消費し、体力を消費し。
様々な男たちの想いを一心に受けたライダースである。

ただならぬオーラを感じるならば、それは男たちの想いが放出されているのであろう。




このライダースは、今回の実走テストのうえで出た少々の問題点を修正し、2011年9月のデリバリーに向けて動き出す。


このライダースは、あくまでファッションとして生み出した製品である。
しかしながら、「ライダース」と呼ばれるからには その通り機能する方が良い。
このライダースを着用する人間の、たとえ1%でも良い。
その1%の為に行った実走テストだ。
本気で走るライダーにも、着用いただければ幸いである。






MUSHMANS Ryohei Fujita



当製品における詳細情報は、当ブログにて明日UPいたします「Daredevil 〜続編〜」でPRさせていただきます。




Daredevil・・・命知らずや己知らずを指す、また猪突猛進等。


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