WIRED 〜Episode 2〜

 WIRED 〜Episode 2〜



テスト前夜。

前作のテストにも同行いただいた、斉藤氏今回も過酷なテストに同行いただく事となった。

全行程の最終確認。

北海道アタックとは違い、しっかりと走行距離を稼ぐ必要があるのと同時に様々な走行条件を要する。





AM4:00
首都高 入谷ランプ
夜明け前、集まった3台のマシン。

Kawasaki GPz900R 安斎氏
Kawasaki ZZR-1200 斉藤氏
HONDA CBR1000RR 藤田

私は新作のシングルライダース、安斎氏・斉藤氏はDAREDEVILを着用している。
未だ仄暗い都内の交差点。
集まる黒い集団。
対面の交番からは、警察官が警戒しているのがヒシヒシと伝わる。

何も悪い事はしないっす。



AM4:15
飯倉出口付近

いきり立ち、迫るホンダのナナハン。
抜きに掛ってくる。

危険な雰囲気。

放っておこう・・・。
次の瞬間、迸る金属音。
クラッシュ。

黒い集団、事故処理。ナナハンライダー救出。
ナナハンライダー、危険な走行はやめましょうネ。


気を取り直して中央道をひた走る。

天気が我々を慰めるように、厚い雲から太陽が顔をのぞかせる。

雨予報が覆った瞬間。

長野県へワープ!!!



AM6:30
諏訪湖SA

晴れ渡った諏訪湖。

朝一、目の当たりにしてしまったクラッシュの記憶も 眩しく輝く太陽がかき消してくれる。
雨の匂いも完全に消滅し、これから夏日になる事を約束する空気が漂い始めた。

これから暑く、熱くなる。

Go Ahead!!



着用開始から2時間が経過したライダース。

既に深い皺が刻まれ、数年間の時間が経過したように錯覚する程の風格を纏う。

ジッパーの取り付け位置を若干修正する必要を感じる以外は、現状では非常に良い仕上がりである。

前作のパターンをベースにしているだけあって、今回は非常に完成度が高い。




AM7:15
美鈴湖

次第に今回のマシンとも打ち解けてきた感がある。
今回初めて共に走る事となった安斎氏とのバイク談義中。
私のBMWを世話してもらった、公私ともにモーターサイクリストな氏。
昨年より愛用していただいているDAREDEVILも、良い感じです。

それにしても、今日の編隊は非常に走り易い。




ここから、びっくりする程テクニカルなセクションに突入!
右へ左へと、バイクを操る楽しさを感じる一方で、非常に身体を酷使する。
身体全体で操るモーターサイクル、このジャケットの真価が問われるセクションだ。





AM8:50

山頂到着。

昨年と同じルートを辿っているものの、昨年は霧で何も見えなかった為、景色を見ていない。

美しくも、荒々しく佇む山脈。





テクニカルなセクションから一転。

ハイスピードなコーナーの続く『ビーナスライン』

CBR1000RRが本領を発揮するポイントである。

フルブレーキングから、軽くリーンするだけで強烈に旋回を始める。
フロントタイヤが脱出先を見つけた瞬間、スロットルを手荒にひねる。
次の瞬間には、コーナー出口へワープ!



こんなマシンを200万円以下で売っているというのは、非常に良心的でもあり殺人的でもあり・・・

技術の進化と、人間の潜在能力・・・ 機械をねじ伏せる事が出来る人間になれるか、またその逆になってしまうのか。
時に人間の技術は、その人間の能力を超えてしまう。






ある程度のペースをキープし、ワインディングロードを連続して数時間走行する事。
集中力と体力を大きく消費し、一瞬 フワッと浮いているような錯覚にとらわれる。

非常に安心感のあるこのライダースは、その集中力と体力の大幅な消耗を最小限にとどめているだろう。
フィット感によるバタつきの無さ、自由に身体を動かす事が出来る解放感。
一日を有意義に過ごす事が出来る、最高の相棒になってくれる。

美しく晴れ渡った北アルプスの眺望。
度重なるコーナーリングにより、息を止めていた事で若干酸欠気味。
澄んだ空気が実に美味しい。

人類が生み出すモンスターと、自然が生み出した絶景の共演。

調和そして不協和音。




16:00

灼熱の中、走る事数時間。
休憩時間も殆ど無く、とにかく先へ先へ。

奥多摩周遊道路まで帰ってきた。
なんとなくホームに帰ってきた感があるものの、左手の握力は失われつつあった。

昨年のDAREDEVILテスト、何故か勘違いしており800kmを走行したと思っていた。
この時点で総走行距離600km位。
まだまだイケる、筈なのに・・・。

実は去年の総走行距離670km。


体力を消耗しているのは、老いでは無く 必然であった。

ここから、一般国道をメインにMUSHMANS店舗までひた走る!

もうクラッチが握れない位、左手が痛い。

CBR1000RRのありあまるパワーが・・・辛い・・・。



17:30
MUSHMANS店舗
全機無事帰還。

メーターの走行距離は700kmに限りなく近い数値となっていた。
大量の汗を吸ったライダースは、「俺、中々のもんだろ」と語りかけてくるような・・
「いやいや、ちょっと整形するからな」と、私もこれくらいで満足はしない。
そんな、無言のやりとりの中。
ただひたすら酷使されたバイクたちは「いい加減にしてくれよ」と、3台で愚痴を言い合っている。

機関車トーマス。




斉藤氏。

満身創痍とはこの事だ。

お疲れ様。

運転上手くなったね。

この一年、結構一緒にバイク乗ってるもんね。

今回もありがとう。


安斎氏。

タフですね〜。
一番ケロッとしてます・・。

日頃バイクと関わり続けているだけあって、取り回しが上手い!
安心して一緒に走れました!

私は平静を装っているつもりですが、もう立っているのも辛いんです。

お付き合いいただき有難うございました。









テスト全行程修了!








イイ大人からすれば。
「何をムキになってんだ。」と言われてしまいそうな事。

そもそも、一着のライダース。
レースする為のツールでも無く、ファッションアイテムとしての物。
ただ、ライダースと名乗るからには、イケるか否かをジャッジしたかっただけ。

イイ大人が3人も集まって。
本気で「ソイツ」が「イケる」のか実験する。
命を掛けて。

それが、男の浪漫?
それは、ただの馬鹿?
多分・・紙一重。


ただ、今回も自信を持って 「ライダースを作りました」と言えるだろう。









ここに、一着のライダースがある。



ただならぬオーラを放っているように見えるのは、私だけであろうか。





多くの時間と知恵を消費し、体力を消費し。
様々な男たちの想いを一心に受けたライダースである。

ただならぬオーラを感じるならば、それは男たちの想いが放出されているのであろう。


日常を必死に行きぬく人々の、一瞬の非日常。
覚醒状態と興奮状態。
バイクに乗るとは、そういう事だ。
バイクに乗るか乗らないかは別にして。
もしも貴方の覚醒状態におけるツールとして、このライダースを使用いただける事があるのなら。
それは、私にとっても幸せな事であります。


※WIRED/ワイヤード※
興奮状態や覚醒状態を現す時に使用する、スラング。
また、針金などで固定する事や、配線の意味としても使用する。



当製品における詳細情報は、当ブログにて明日UPいたします「WIRED 〜続編〜」でPRさせていただきます。





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