モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第四幕 第三章 パターンの修正 

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皆様こんにちは、モヒカンです


先日よりお送りさせていただいております

モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第四幕】

前回はパターンの作成をしてきましたが、パターン上に問題があり、頭裏パーツを取りつけ出来ないという事態が起こってしまったので、今回はデザインの修正を踏まえ、パターンを修正していきます



今回、受講前に自宅でパターンを修正し、授業を行いに行ったのですが、教室に行きボタンブーツの参考書を読みながら先生とお話しているうちに、だんだんと自分の作製している靴のデザインを変更したくてたまらなくなってきてしまいました





今回特に気になったのはコチラの部分









シャフト部分と腰部分を繋いでるライン。










始めのうちは下の方にしたほうが色気が出るんじゃない?

…と考えていたのですが、ちょっと下過ぎたせいか、なんだかシャフトが大きく見えすぎてしまい、乗っちゃっているように感じてきました


そこで、今回はその部分も修正する事に

目安としては画像の銀ペンで描かれたラインくらいまで上げればバランスが少しは落ち着いて見えるのではないかと思います






…でも、この部分を修正するという事は…。





そうなんです!アッパーの部分全てのデザインに修正を加えないとバランス的におかしくなってきてしまうので、全て修正する事になりました


でも、まぁ初めてで複雑なパターンな分、何回やっておいても良いものなのでよかったと思います








せっかく全部修正するなら…




色々変えてみよう





…ってな、軽〜いノリから各部を微調整していきます






まずはココです






ボタンを留めるフラップの部分なのですが、パーツが小ぶり過ぎるのと、縫い目の部分でハートマークの頭っぽく窪んでいるのが気になるポイントです。



実は、この部分は自宅にて修正してきたのですが、腰パーツのデザインが大きく変わる為、この小さなパーツも勿論修正箇所となります。











ボタンが留められるサイズまで大きくし、縫い目部分のハートの頭のようなえぐれも軽減してパターンを引き直しました








次に気になったのはトゥキャップの大きさです










若干、ノッポさん(できるかな?できるかなでお馴染みの)の帽子のように見えてしまったコチラの箇所もパターンを引きなおしていきます













カラーのせい?


サイズのせい?




ノッポさんの帽子のカラーはともかく、上から見た時に少し小さすぎるように感じたので、3ミリ後ろに持ってくる事にしました





微調整の為、めちゃめちゃ判り難いですが、画像左が修正前で右側が修正後です

計ってみないと判らないくらい微調整なのですが、これによってノッポさんの帽子っぽさが軽減されると思います







そして、修正したパターンで作製したのがコチラ









仮作製なので、もの凄い素敵なカラーの組み合わせとなっておりますが…


始めに気になった腰部分のデザインに加え、ボタン留めパーツや頭パーツの修正。
またライニングもそれに伴い調整を行いました








あ、そうそう

前回完璧にパターン上でのミスを犯した頭裏パーツも今回はパターンを変えきちんと縫製されております










縫えるようにはなったものの、この部分ももう少しパターンを煮詰めていった方がいいな…。















このような感じで今回はパターンの修正を行ってきました

一応、パターン上では全て縫製できるものとなりましたが、少し手を加えておきたい部分もあるので、それは次回までの課題と言う事で自宅にて修正し、来週に向けたいと思います



モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第四幕】


次回もどうぞ宜しくお願い致します


モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第四幕 第二章 パターンの作成】

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皆様こんにちは、モヒカンです


前回から開始いたしました、

モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第四幕】

前回の打ち合わせに続き、今回はいよいよパターンを作製していきます




前回、打ち合わせとして大まかなデザイン&パターンを決めてきた今回のボタンブーツですが、本日は、そのボタンブーツを形とする為に今まで同様、
MeanForm(ミーンフォーム)⇒StanderdForm(スタンダードフォーム)⇒Pattern(パターン)の順番で型紙を起こしていきます



まず始めに作成するのはMeanForm(ミーンフォーム)です。





ラスト(木型)にデザインを入れ、そのデザインをもとに型紙に起こしていく作業です。

ラストの内側と外側とでそれぞれラストの特徴を写し取り、それをもとに型紙用紙に描き込んでいきます。







ラスト(木型)という立地のものを型紙という平面上に落としていくわけですので、当然パターン上で矛盾が生じてきます。

その必ず起こる矛盾を出来る限り少なくする事が、職人さんの腕の見せ所になるということを学びました。



比較的、頭でっかちに考えがちの僕ですので、この作業はもっと柔軟に考え、そのラストの特徴を捉えてパターンを起こしていく事が上達への近道なのかと考えております

今回、このパターンを起こしていく作業も4型目という事だけあり、思う事なのですが、靴作りにマニュアルというものが存在するのか否かと問われた時に少し考えてしまいます。


まだ、たった4足目であり、こんな事を偉そうに言える立場では全く無いのですが、今僕が思う靴作りに対する一番の気持ちです。


マニュアルが無いからこそ、それぞれの職人さんの個性が光る作品となり、柔軟な考えが新しいデザインに結びつくのではないのかな?と考えております。


その為今の僕には、無い頭で頭でかっちに考えるのではなく、無い頭だからこそ柔軟に考える事で、自分に合ったモノが出来るのかな?


最近の全体に言える僕のちょっとした悩みだったり




それはさておき、MeanFormが出来上がったら、そこからStanderdFormを作成していきます








ラスト(木型)から写し取った骨組みのようなMeanFormにアッパー&ライニングのパターンを描き肉付けをしていく作業です。





このStanderdFormをベースにパターンを作成していきます。




今回のパターンはアッパーの腰部分のパーツの縫製部分が横にあったり、シューレースの代わりに画像右下のバナナのようなパーツがあったりと、今までとはちょっと変わったパターンとなりました

ボタンブーツは、パターン上今まで不可欠となっていた『ベロ』(シューレース下のパーツ)が必要無く、その代わりに右下のボタンを留める為のパーツが増えました

また、アッパーパーツも2足目で作製した内羽根靴のようなデザインに「見えますが、パターン取りが今までとは全く異なったデザインになっております




果たして、コレを綺麗に縫製することは出来るのでしょうか?



期待と不安を(…というよりほぼほぼ不安だけですが…)
を抱え、ミシンに向い縫製へと入ります


縫製手順は、前回のブーツ同様にした為、以外にスムーズに縫製をしていきます



『あれ?コレいけるんじゃね??

珍しく、期待が胸を躍らせます


アッパー縫製して、ライニングの腰パーツと縫い合わせて、切り回しして、アッパーの頭パーツ付けて…












出来ちゃった…?



なんと、奇跡的に一発目で縫製が完成してしまいました(?)





まさか一発で成功(?)するとは…



僕もたまには…




ん?




あれ??

















ナンダコイツハ…



実は、発見されたコイツはつま先部分のライニングパーツなのです




本来であればここに付くはずのパーツです。


縫製するのを忘れた?


いや、違うんです。
縫製するのが不可能だったのです


頭裏パーツは、今回のデザイン上では一番最後に縫製するパーツなので、いつもでしたらこれから縫製…となるのですが、今回は、パターン上で不具合が生じてしまった為、このパーツを縫製する事が不可能となってしまいました


その為、次回は生じてしまった不具合を改善するのと同時にデザインの微調整を行い、より精度を上げて行きたいと思います。





モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』

第四幕のボタンブーツは一体どうなっていくのでしょうか


次回もどうぞ宜しくお願い致します






2012.05.10 18:00

受講を終えると僕は足早に教室を出た。

そして、真っ直ぐに駅へと向かう


実は、本日は10年以上前から好きなバンドのベストアルバムが発売する日であり、数日前から楽しみにしていたのでした


給料日から数日たった今日…


『何でこのタイミングなんだろうしかも2枚同時なんて…。』

若干の躊躇はあったものの、欲望を抑えられず、購入したCD


最近はネット上で音楽がダウンロード出来て手軽なのですが、僕は未だにCDを買う事を楽しみにしています

特にコレといっての理由は無いのですが、数曲のデータを入れる為だけに作られた過剰包装かと思うくらいのパッケージ

工夫を凝らし、毎回違うデザインや歌詞カード。


それを手に入れる事の嬉しさや刺激が欲しいのだと思います




完璧に私事となってしまい申し訳ございません

お口直しに、こんな曲で閉めさせていただきます









モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第四幕 第一章 打ち合わせ】

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皆様こんにちは、モヒカンです

ここ最近は暖かくなって来たので、今まで相棒として活躍してきた冬物も、しばらくお休みしておく季節となってきました



これからは薄手のシャツやTシャツが活躍する季節

『服が似合わない』と言われてしまった僕も(※コチラを参照)何を着ようか毎日ワクワクしております


暑さを考慮し太めのパンツに合わせゆったりとしたラフな服を…

涼しげなシャツに合わせた細めのシルエットを…


さぁて、今日は何を着ようかな





そんな夏物に期待し始める本日は、

モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』

新たな幕として、第四足目の靴を作製していきます





今回はどんなデザインにしようかな

ウィングチップ、ローファー、チャッカブーツ…


考えると色々なデザインが頭の中をよぎっていきます
一言に『靴』といってもメーカー毎に違うデザインで、参考になるものばかりなので、嬉しい反面、迷ってしまいます



また、そのデザインやパターンによって特殊なミシンを要する場合もあり、製作が不可能なものもあるのでそれを考慮し四足目のデザインを考えていきます。






その中で、今回第四足目として選んだのは

『ボタンブーツ』です。






【イメージ】

Dapper's

Classical Button Boots [LOT777]


19世紀に西洋にて発祥したといわれるボタンブーツ。

シャフト部分にはレザーだけで無く、ツイード生地等も使用する事があり、オールレザーとはまた違った雰囲気を醸し出してくれます

その独特なデザインと色気のある佇まいに魅了され、今回採用させていただきました




何故、今回ボタンブーツを選んだかというと、僕自身が実際に所有した事が無く、今一番欲しいデザインであったからです




しかし、今までは靴を履き締める時にシューレースを用いて来た為、今までとはパターン上で大きく工夫していかなくてはなりません



パターンはどんな感じになるのだろう?

縫製手順はどのような順番になるのだろう?

ボタンの間隔は?履き心地はどうなるの??


前回の3作目のブーツの応用は利くかもしれませんが、留め方(締め方)や頭パーツのデザイン等が全く違うものになるので、色々と試行錯誤しながらの製作になると思われます。


ただ、今までとは大きく違ったものを作るというだけあって、妄想好きの僕は考えただけでワクワクしてきます





モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』

第四幕はボタンブーツへの挑戦です


今幕もどうぞ宜しくお願い致します

モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第三幕 最終章 仕上げ】

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←モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第三幕 十九章 化粧板貼り&仕上げ前準備】へ



皆様こんにちは、モヒカンです

本日は、
モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』

第三幕 最終章と致しまして、仕上げの工程のご紹介です



前回、ヒールを積み上げ、だいぶ靴っぽくなってきた、初めてのBOOTSですが、ソールや、ヒールのコバ部分は削りっぱなしの為、なんともどうしようもない感じになっています

その、どうしようもない感じを消す為に綺麗にすると同時に、今回は着色を施し雰囲気を出していきます



始めに、各部にサンドペーパーを当て整えた後、『コテ』を使って、ザラザラとした表面を磨いていきます。

なぜ、このような事をするのかというと、波を打ったコバをサンドペーパーを当てて整えるのですが、そのままでは革の表面が毛羽立った状態である為、それを無くすべく『コテ』と呼ばれる道具を使って磨いていくのです


この時にきちんとサンドペーパーが当たらずぼこぼこした状態だと、何度コテで磨いても一向に磨かれる事が無く、艶が出てきません。
(実際にそうでした…)

艶を出す為に、コテ当てした後に、再度ペーパーを掛けやり直し、理想のものに近づけていきます。





コテ当てを終えたら、次に底部の加工に入ります






底部の加工は、上記のコバ仕上げ同様、始めにサンドペーパーを用い毛羽立たせていく作業から入ります。

今回は毛羽立たせる事によって、これから使用する薬品や着色料が絡み易くする効果があります




一足目&二足目では、底材にペーパーを当てた後、艶出しの為に『ふのり』を塗り革を締めたのですが、三足目の今回は、そのままではつまらないので『半カラス』仕上げと呼ばれる手法を用いて底にも少しデザインを入れていきたいと思います


半カラス仕上げは、主にドレスシューズ等に用いられる底部のデザインなのですが、着色した部分と無着色の部分のコントラストが楽しめる手法です。
普通に履く分では決して見えない部分なのですが、ここにまで気を付けてデザインを加えるという気持ちが、紳士なんだなーとこの手法を考えた方に頭が下がります。




始めに、コントラストを付ける部分に鉛筆でラインを描き、そのラインに合わせ溝を掘り、着色がし易いように段差をつけていきます。
その段差をもとに、土踏まず部分やコバ&ヒール部分に着色を加え、コントラストをつけていきます。





今回はちょっとだけ、あえてアシンメトリー(左右非対称)のデザインにし、一足分でひとつになるようにデザインを施しました

あまりアールがきつくなく、緩やかなラインが僕っぽいかなと超勝手に思っていたりします




このようにデザインを加えた後、ソール&コバを磨き直し、アッパーもシュークリームで磨き遂に完成となりました




遂にBOOTSを作製してしまいました

今回は、自分の大好きなBOOTS作製であったので、前回以上に力を入れて作製したものが遂に完成
このように作製してみると、やっぱり出来上がった時の感動はとても感慨深いものがあります。

製品としてはまだまだまだまだですが、なんとなく靴っぽい形に出来た…のかな?


履き心地等はまだ判らない事だらけなので、この靴をガツガツと代表に履いていただいてもらい、意見をいただこうと考えております


奥が深く答えがひとつではない靴だからこそ、面白い部分がたくさんあるように感じます。

そして、それに携わる職人さん達も皆様素晴らしいなと、その気持ちはどんどんと強くなってきております。




モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第三章】

お付き合い頂き誠にありがとうございました




次章は…



どのようなものにしようか検討中です

モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』


今後とも宜しくお願い致します


モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第三幕 十九章 化粧板貼り&仕上げ前準備】

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←モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第三幕 十八章 ヒール積み上げへ】



皆様こんにちは、モヒカンです


本日は、

モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』

第三幕 十九章 化粧板貼り&仕上げ前準備を行います



まずは、前回ヒールの詰み上げを始めてきましたが、今回は、その仕上げとなる『化粧板貼り』を行っていきます。







化粧板を積み上げるにあたり、ヒール部分が水平になっていなくてはなりません


現状は中物詰めで、コルクや、シャンクを入れている事もあり、中心部が盛り上がり、水平ではない状態にあります。






この状態を改善すべく、包丁を使い中心をメインに削り定規等を当てた時に水平になるようにしていきます。






水平をとる事が出来たら、ヒールを固定する為に、釘を打ち込んでいきます







釘を打ち込む際に釘をきちんと打ち込む為にガイドを作り、思った通りの角度で打ち込みを行えるようにしていきます。


よく、日曜大工などでビスや釘を打ち込む為にキリ等で予め開けておくのと同じですね

















釘を打ち込む際に、注意しなくてはならないのは、釘の長さです。


この長さが短すぎるとここで釘を打ち込んだ意味が無くなり、逆に長すぎると完成後、靴を履いた時に足に刺さるといった最悪の事態に繋がりまります






今回は、代表の靴と言う事だけあって、後者である『足に刺さる』事があると、僕も串刺しにされてしまうので、特に注意を払って選び、打ち込みました







釘を打ち終えたら、化粧板を張る前にコバを整えておきます。

特に、このヒールの前部分は積み上げ過ぎてからだと包丁が入れにくくなってしまう為、この時点で整えておく必要があるという事を学びました




コバを整えたらいよいよ化粧板を貼り付けていきます









化粧板と呼ばれる板は革とゴムが半々になっている状態の板で、ヒールの減りを少なくしたり、すべり防止の為にゴムが取り付けられたものとなります。

この化粧板を踵の外側にゴムが来るように貼り付けました



貼り付け終えたら化粧釘と呼ばれる真鍮製の『化粧釘』と呼ばれる釘を打ち込んでいきます











化粧釘は化粧板を固定する他にヒール底部分にちょっとしたデザインを加える事が出来る釘となります。




そして、打ち込みを追え、完成したのがコチラとなります





ヒールを積み上げる事で完成に近づいてきました

このままでも履く事は出来るのですが、せっかくなのでもう少し手を加えてみたいと思います




モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』

次回はいよいよ仕上げの工程となります


次回も、どうぞ宜しくお願い致します




モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第三幕 十八章 ヒール積み上げ】

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←モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第三幕 十七章 出し縫いへ】



皆様こんにちは


最近得た教訓は
『赤いぺヤングには気をつけろ』

モヒカンです




実は先日、MUSHMANSでオリジナルの財布等を作製していただいている職人さんとの打ち合わせの合間に出た話題なのですが、職人さんがカップ焼きそばの『赤いぺヤング』が辛い辛いと、余りにも大げさに言うので、半信半疑ながら、帰りにコンビニで購入&食べてみる事に…。

職人さんも言っていた通り、始めの3口くらいは美味しく感じるのですが、そこからはだんだんと口の周りが痺れて味感じなくなってしまいました


比較的に辛いモノは得意で合ったと思っていた僕なのですが、あの味で『超大盛り』を食べたら…



皆様も、もしコンビに等で見かけたら、是非チャレンジしてみてくださね

ただ、本当に辛いので自己責任で







そんな、どうでもいいような話題から入りました本日は、

モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』

第三幕 十八章として『ヒール積み上げ』のご紹介です



今回、まず初めに行うのは、『目付け』と呼ばれるウェルトのステッチ部分に溝を打ち込み、雰囲気を上げていく作業となります










プレーンな状態とは異なり、このデザインラインが入る事で、全体に引き締まった印象を与える事が出来ます


本当に細かな部分でありますが、この作業を行うか否かで雰囲気の全く違った靴になってきます。

また、今回の靴のイメージもあった方がいいだろうと考え入れる事としました


これを一目一目行い、ウェルト全体にデザインしていきます

一見簡単に見えるこの作業も、均等な幅を維持したり、彫りの深さだったりと、見た目以上に繊細な作業でした








ウェルトの目付けの後はヒールの積み上げを行っていきます



まず、左右のバランスを見ながら、ヒールの積み上げ位置を決めていきます。

今回は、全体のデザインやバランスも兼ねて少し大きめのヒールになるよう位置を決めていきました


ヒールは履いた時に体重が一番多く掛かる部分である為、このヒール位置はとても重要になってくるみたいです。

きちんとした位置に一番体重が掛かる部分を持ってくる事で、体重を上手く分散する事が出来、履き心地にも影響してくるので、この位置決めは重要であると言えます












ヒールを積み上げる下準備として、まず『ペース打ち』と呼ばれる、木製の釘を打ち込んでいきます。

等間隔でしるしをつけ、その位置に合わせ穴をあけて木釘を打ち込んでいきます







ペース打ちを行い踵を圧着した後は、ヒールを積み上げていきます

踵部分は丸みがあり、このままヒールを積み上げる事が出来ない為、『ハチマキ』と呼ばれる、傾斜のついた革を挟み込み調整します。







幅のある革をヒール積み上げ部分に合わせ這わせていきます。

ここである程度フラットにしておく事で次のヒールの積み上げに影響してきます













『ハチマキ』を巻くとこのようになります。

ここから、包丁やヤスリ等を使用し段差を無くしていきました






ハチマキを巻いたら、ヒールを積み上げ、コバを削り整え…


ヒールをもう一枚積み上げコバを整え…


積み上げ、整え…


繰り返しコバの処理を行いながらヒールを積み上げていきます


ここから、きちんと水平に積み上がっているかのバランスを見ながら整えていくのですが、それは次回に持ち越す事にします






モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第三幕 手縫いモカBOOTS編】

次回もよろしくお願いいたします


モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第三幕 十七章 出し縫い】

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皆様こんにちは、モヒカンです


本日は、

モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』

第三幕 第十七章として、『出し縫い』の工程のご紹介です






前回の受講時にウェルト部分に等間隔でしるしをつけておいたコチラの靴



この靴に付けたしるしの部分に縫製を行い、ウェルトと本底を一体にしていきます






まず、縫製するに当たって重要となるのは『糸』です

この糸を縫製する長さに合わせ作製していきます



『出し縫い』を行うのに使用するのは麻糸なのですが、そのままではすぐ切れてしまったり、ボソボソしてきてしまったりと問題があるので、そのような事が起こらないよう、糸に『松脂』を染み込ませ、強度を上げていきます。







この松脂を染み込ませる事によって柔らかい糸がコーティングによって硬くなり、締まってくるので糸切れてしまったり、作業中ボソボソしてきたりと言った事が少なくなります。




作製したこの糸を使用し縫製を行っていきます




縫製方法は至ってシンプル










まず、針の入るサイズに穴を開けていきます。


この時、穴が大きすぎると糸の締まりが悪くなり、穴が小さいと縫製が困難になってくるので慎重に行っていきます















次に針を通します。


この時には、糸の中に針が入り絡まってしまうのに注意し針を抜き縫製します









縫製し、糸が出てきたら増し締めをします。


縫製しただけの段階では、きっちりと締まっていない為、ウェルトと本底が剥がれてきてしまう恐れがあります。

その剥がれを防ぐ為、増し締めしていきます


方法はシンプルですが、片足約3時間かかる気の遠くなる作業となります






両足で約6時間…





穴を開けては縫い、開けては縫いを繰り返し行い、出し縫いの縫製が完成致しました




ステッチが入る事でより靴らしい引き締まった印象を与える事が出来ます

特にデザインが少しワークブーツ寄りのものなので、このステッチは荒々しさを与えるのに重要なものになってくると感じます。









そして、6時間の持久戦を終え、頭がぼーっとする中、帰宅する事に…











桜舞う今の季節

受講帰りにふらっと寄った浅草の『浅草寺』もイイ感じで桜の見頃を迎えておりました



東京では満開の時期は今週末のようですね

この時期しか見ることに出来ない、日本人の心となる趣のある桜に目を向けてみるのはいかがでしょうか






今回はこのようにして、ウェルトと本底を縫製【出し縫い】によって一体にしていく工程となりました

永遠に単調な縫製ですが、この縫製によって、丈夫な靴作りに影響してくるのでとても重要な工程となります


そして次回は、いよいよヒールを積み上げ、デザインが決定していく工程となります



モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【手縫いモカBOOTS編】

次回もよろしくお願いいたします


モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第三幕 十六章 出し縫い準備】

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皆様こんにちは、モヒカンです

本日は、
モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』

第三幕 第十六章として、『出し縫い』を行う前の準備を行いました





まず始めに、前回の工程で荒断ちを行った本底を整えていきます









左右の靴の張り出し具合を見ながら、左右対称になるように慎重に決め断ちを行います。






始めに、大きく出っ張った部分を大まかにカットし、左右のバランスを見ながら少しづつ削り。

その後次の工程の『出し縫い』と呼ばれる、ウェルトと本底を縫製する為の縫製ラインをウェルトに描き込んでいきます


その後、更にそのラインから等しい幅になるように再度削っていきます



一足目&二足目で左右非対称の靴を作ってしまった事が心残りであった僕…

今回はそのような事が無いようにと慎重に作業を進めていきました





革包丁を使って大まかに削り、ヤスリを使って微調整。

左右のバランスを見て…



バランスが良くない所を更に削り…

バランスを見て…



削って…

見て…



削って…




これを繰り返し、左右の合った靴になるように、

精度を高めるようにと整えていきます




そして調整し終えたのがコチラです











ちょっと分かり辛い画像になってしまいましたが…


左右のバランスを整えたウェルト幅になりました


このウェルト幅ひとつで靴の全体的な印象が変わってきます

靴の雑誌等を見ていると、コバの張っている靴は全体的に荒々しく無骨な印象を与えるのに対し、コバの張り出しが少ない靴はスマートで繊細なデザインの靴が多いように感じます。

しかし、用途に合わせ進化を遂げてきた靴達は、現在はデザインとして見られているバランスも、その進化の過程でそのような形になったのだと思うと、一概に言えない部分が多くとても考えられているなと感じました



コバの張り出しが大きいと…

張り出しが少ないと…


見た目の印象もそうですが、履き心地も確実に変わってくると思うので、今後はその事も考えながら作製していきたいと思いました






そして、次に『出し縫い』を行う為に必要となる溝を本底底面部に作製していきます。

『ドブ起こし』と呼ばれるこの工程は、本底とウェルトを縫製する為の『出し糸』を隠すことにより、歩行によって糸が擦れて切れてしまうのを防ぐ工程になります





ドブ起こしを行う為に、起こす部分に斜めに切れ込みを入れていきます


この切れ込みが難しく、角度が浅いと革が切れ易く、角度が深いときちんとしたドブを掘ることが出来なくなってしまいます







慎重に角度を決め切れ込みを入れたら、次に起こした部分をめくり上げ、出し糸を隠し込む部分を出していきます。

切れ込みを入れただけなので、革を捲り上げるのは難しい為、目打ち等の尖った道具を用いて捲っていきます



捲くり上げたドブに出し糸を隠す事が出来るように、糸の太さ分中を空洞にしていきます。

『ガリ』と呼ばれる鉄製の耳かきのような形状の道具を用いて、


ガリッ…

ガリッ…ガリッ…

ガリッ…ガリッ…ガリッ…


と、道具の名前を連呼するかのようにガリガリしていきます






溝を掘って、ガリガリガリガリし終えたのがコチラになります



切れ込みを入れた部分から溝を掘り、ガリガリすることで、このような出し糸を潜り込ませるドブを掘る事が出来ました



この部分に穴を開け、縫製する事で歩行時に糸を擦って切れてしまうといった最悪の事態を防ぐ事が出来ます


しかも出し糸が表面に出てこない為、見た目にも綺麗なものとなる…はずです

後は僕の腕次第ですね





そして、今回最後に縫製する為に必要な『しるし』をつけていきます。








今回初めにウェルト上にラインを引きましたが、その線上に等間隔でしるしをつけていきます



一足目では4.5佗で縫製。
二足目では4.0佗で縫製しましたが、今回はより無骨なイメージにするべく、一足目と同じく幅広の4.5佗間隔でしるしをつけていきました





今回はウェルトの幅やバランス等で靴の印象が大きく変わってくる事を学ぶ事が出来ました

次回は、このしるし上に穴をあけながらの縫製『出し縫い』となります


モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【手縫いモカBOOTS編】

次回もよろしくお願いいたします


モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第三幕 十五章 中物詰め】

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皆様こんにちは、モヒカンです

本日は、
モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』

第三幕 第十五章として、『中物詰め』と呼ばれる工程となります






前回の工程では、前々回大量の釘を打ち付けた状態から、釘を外しながらウェルトを挟み縫製をしてきました。

この、ウェルトを付ける事によって、本底を縫い付ける事が出来ます


そのウェルトに本底を取り付けていくのですが、現状では『すくい縫い』の為の溝が掘ってあります。








現状は『→』の部分がぐるりと一周、溝が掘ってあり段差が付いた状態となっております。



この溝がある状態のまま、本底を取り付けてしまうと、『履けば履くほど履き心地が悪くなる』といったなんとも言えない靴が出来てしまいます





それは…。





…と、理由はこれから行う工程を踏まえてご紹介していきたいと思います








まず今回は、一番の問題点である溝を埋めるべく、細く切った革を貼り付けていきます







ちょっと判り難いかもしれませんが、先程の『→』の部分に革を貼り付けた状態です。

この革を貼り付ける事によって、大きく掘られた溝が埋まり、フラットな状態となります

この溝がきちんと埋まらないと、靴を履き込んでいった時に体重がバランスよく靴に伝わりません

すると、偏って中底が落ちてくるので、靴の形状を維持していくのが難しくなり、長年履く事が出来なくなってしまいます


幅数センチのぺらっぺらの革ですが、その見た目以上の重要な役割を担っていました










次に、本底の大きさを決めるべく、本底型を採っていきます。







本底型は大胆にもデザインテープを底に合わせ貼り付け、そこから型を抜き取っていくという作業となります















抜き取った型を型紙に落とし込み線に合わせ裁断していきます







裁断した型紙を使い、本底に裁断の基準となるラインを入れていきます


また、型紙上で土踏まずの部分に斜線が入っているのがお分かりいただけますでしょうか






本底では、この部分です


実は、この部分は、本底自体に加工を加え、革の厚さを薄くしています

シングルでのウェルト付けの場合、この部分を薄く漉くことによって完成した時に、シャープなラインを演出する事が出来ます





実際の基となるALDENのタンカーはダブルでのウェルト縫製となるので、やや無骨な印象が強いモデルでした。

そのモデルを基に、もう少しシャープなシルエットなものを見てみたいと考え、今回はシングルでのウェルト縫製方法で行っております


その為、ヒールの大きさもやや小さめに(理想としてはあまりコバを出しすぎず小さすぎないシルエット)といったものを考えております




理想のものはまだ頭の中…




理想に近づけるよう頑張りたいと思います








そして、次に『中物詰め』のメインとなる『シャンク』と『コルク詰め』を行います。









土踏まずの部分に『シャンク』と呼ばれるスチール製の鉄板を取り付け、その上に板コルクを貼り付けていきます。




今回は『板コルク』と呼ばれる、身近なところだと『コルクボード』に使われるコルクのようなものを、底の形状に合わせ切り出し作製しました


雑誌等でブーツの上に、粒マスタードのような粒々がこんもり載ったものをご覧になられた方もあるかと思います

それは、『板コルク』に対して『粒コルク』と呼ばれる、板状になっていなく粒状のものになります。


しかし、どちらが良いとかは無く、職人さんによって使い分けられているみたいです



僕は、この3足で板コルクしか使用した事が無いので、いずれは粒コルクも使い、違いを感じてみたいと考えております。









次に、貼り付けた板コルクの形状を整える為に粗めのヤスリで削っていきます。











板コルクを取り付けた事によって生まれた段差を鳴らしていきます







ここでは、本底をより取り付け易くする為、出来る限り段差の無い状態へと持って行きます。

また、粗めのヤスリということだけあって、前回行った縫製糸に当たってしまうと切れてしまうので、細心の注意を払いながら行いました

しかも、特にウェルト部分が一番段差の出来る部分なので、削りすぎないようドキドキです







このように段差を慣らした後は、本底を張り付け、『中物詰め』の工程が終了となります



まだ本底部分は粗裁ちした状態なので、綺麗には到底及ばないですが、だいぶ完成の雰囲気が見えてきました







このようにして、今回は中物詰めを行いました

履き心地に一番影響の出る部分なので、コルクの詰め具合や本底の反る角度が影響してくる事を学びました。




いやー…、深い…




今回改めて感じました。


外から見えない部分にこそ、履き込んでいった時の違いが生まれてきます。

それを追求する為には、何足も作って履いて違いを研究する事でしか、感じ取れない部分であるのだと感じました






モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【手縫いモカBOOTS編】

次回もよろしくお願いいたします





モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第三幕 十四章 すくい縫い】

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←モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第三幕 十三章 つり込み】へ




皆様こんにちは、モヒカンです


本日は、
モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』

第三幕 第十四章として、前回つり込みを行ったBOOTSに『すくい縫い』と呼ばれるウェルトを取り付けていく工程となります





前回、最大の難関であると考えていた『つり込み』が終わり、その打ち付けた釘の代わりにウェルト付けを兼ねた縫製となります











まず始めに、縫製するにあたり余分な革を切り取っていきます。

縫製前の下準備と呼ばれるこの作業。
中底加工で掘った溝をむき出しにする事で、今後の作業がし易くなります








その後、『ウェルト』と呼ばれるアッパーと本底を縫製する為のパーツを縫製していく工程へと移ります。


今回はブラックカラーのコードバンの雰囲気に合わせ、ウェルトもブラックに着色します










コレだけで見ると、サスペンスドラマに出てくるような『現場』みたいになっていますが…。


着色剤は油性で強力な為、皮膚に付いたりするととんでもない事になります


…と言うのも、今回誤って自分の手に付けてしまいとんでもない事になっております

『道具を使うときは、注意書きをよく読んでから』という初歩的な事をまじまじと感じた瞬間でした






そんなこんなで、皮膚の色が黒くなった手で着色を終えたウェルトを縫製して取り付けていきます








始めに、動かないようにバンドで固定します。

そして、縫製する部分に銀ペンでしるしを付け、ウェルトの位置を判り易くしておきます。


















次に縫製する為の穴あけを行っていきます。

この穴あけが難しく、なかなか思う場所にあける事が出来ません。

その為、少しづつ盛り上がる革の様子を窺いながら穴あけをおこないます。


第十二章の中底加工縫製穴はあいているので、今回はアッパーのみに穴をあけます。

今までの革とは違い、今回のコードバンはとても穴あけのし易い革であると感じました

しかし、逆にすぐ穴があいてしまう為、慎重に様子を窺わなくてはならないと実感しました。





釘を抜き縫製穴をあけた後は、いよいよ縫製へと移ります。










松脂を染み込ませた糸を針に取り付け、ウェルトと共に中底とアッパーを縫製していきます。


松脂を染み込ませた糸は強度を増すことが出来るのですが、その代わり、グリップしてしまい縫製糸が抜けにくくなってしまいます。

そこで、糸の抜き方と強さが重要となるのですが、弱すぎるとウェルトと本体の間に空間が出来て浮いてしまい、強く引きすぎると糸が切れてしまう為、その強さに注意して縫製していきました。

実際に、一足目&二足目の靴では何回か糸を切ってしまい、散々な結果となりました。

その為、今回は最低でも糸は切らないようにと心に決め、慎重に縫製を行いました








すくい縫いを終えた後は踵を『からげ縫い』と呼ばれる方法で縫製していきます










ウェルトをつけた方法とは違い、踵はアッパーと中底のみの縫製となります。



踵に施す『からげ縫い』とは、この後の工程となる『木釘の打ち込み』の仮止め的な役割を果たします。

『仮止め』といっても、位置決めの役割もある為、ここできちんとした位置の縫製が重要です



前工程の『すくい縫い』とは違い、縫製の穴があいていない為、穴の深さに注意しながら穴あけ&縫製を行いました






そして、数時間の縫製を終えたものがコチラとなります



つり込みを行い釘が刺さりまくっていた状態から、縫製することですっきりとしたものに生まれ変わりました


この状態から、次回は『中物詰め』と呼ばれる工程へと進んでいきます




このようにして、今回はすくい縫いの工程を行いました

縫製のひとつをとっても、その引きの強さや角度によって革へのダメージや精度が変わってくる事を学びました。

特に中底で使用している革は硬く、比較的オイルの少ない革を使用しているので、ダメージを受け易い革となります、そこで重要なのが糸を引く強さや角度となってきます。

同じ強さでも革の切れ易い角度がある為に、そこに重点を置きある程度の強さできちんと縫製することが靴の精度を上げるものとなってくる事を学んだ今回の授業でした











そして…








2012年3月8日

受講が終わった今、僕はMUSHMANSに直行しました


それは、本日誕生日を迎えるMUSHMANS常連でもあるS様のお祝いを兼ね、同じく常連であるS様と共に『26歳トリオ』で代表を拉致し、呑みに行こうと越谷の夜へ…。


代表「ねみぃよー!帰りてぇよー!!」


と文句をたれる代表を引き連れ、26歳の悩める子羊達は、この後代表に絡みつきましたとさ




S様、お誕生日おめでとうございます

また、みんなで呑みに行きましょうね






モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』 第三幕

次回は中物つめの工程となります。


次回も宜しくお願い致します


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