国産トラッド黎明期の『御三家の一角』とも言われる"BARNSTORMER/バーンストーマー"の取り扱いをスタートします!
★この度MUSHMANSにて、トラウザースに特化したブランド【BARNSTORMER/バーンストーマー】の取り扱いを開始いたします。★
皆様こんにちは!!MUSHMANS代表の藤田です!!
本日は、MUSHMANSに新たに加わるブランドをご紹介いたします。

この度MUSHMANSでは、 BARNSTORMER(バーンストーマー) の取り扱いを開始いたします。
こちらのブランドBARNSTORMERは1977年創業。
当時まだ国内で製造される“本格的なチノパン”そのものが一般化していなかった時代に、日本製でその領域へ踏み込んだ背景を持ちます。
さらに、VANとも縫製工場の接点があったという経緯も語られており、初期から「アメリカ製に劣らないクオリティ」を志向していたことが窺えます。
日本初の本格的な国産トラッドメーカーの“御三家”の一角として「パンツのバーンストーマー」とも言われ、全国の専門店でチノパンがとても好評だったとも伝えられております。

BARNSTORMERの核、それは。
「仕立て屋のような縫製で、カジュアルパンツを提案する」
“カジュアルパンツ”と一括りにしてしまえば簡単ですが、彼らはそこにドレスパンツの作法を持ち込みます。
日常着としての気軽さを保ちつつ、縫製とパターンで「穿いた時の美しさ」を創出する。
価格を下げるために省ける工程はいくらでもある時代に、あえて手間を捨てない。
その姿勢が、この世相の中では極めて貴重だと感じるのです。
実際に、BARNSTORMERを主宰する海老根紋郎氏にお話を伺った際に「パンツは生地だけでは完成しない」という前提がありました。
チノをブランドの“顔”として据える以上、天然素材を選ぶのは当然として、永く穿けることを最優先に生地を設計する。
そのうえで、良いパンツを成立させる最後の決め手は、仕立屋と呼ばれる職人の技術にあると。
工程は細かく分かれ、各工程に専任が付き、積み上げられる精度の総量が一本の品格になる。
中でも最終工程のアイロンワークは「良し悪しを左右する核」だと明言されていました。
生地が持つクセを極限まで逃がし、必要なカーブを与え、平面の布を“人体に沿う立体”へと仕上げる。
だからこそ、穿いたときに不思議なくらい自然にフィットし、ゆとりがあるのに美しく見える。
この設計思想が、BARNSTORMERの物作りの根幹にあります。
そしてもう一つ、素材設計の段階で強く印象に残ったのが「綿花の原産地」への向き合い方。
昨今さまざまに報じられているウイグル地区(新疆)をめぐる問題も踏まえ、意図せずとも中国産綿花が混ざり得る現実に対して、できる限り調達の透明性を確保し、中国産綿花が配合されていない糸を選び、その糸から生地を織る。
こういった意思を持って取り組まれていました。
表から見えない部分にこそ、ブランドの哲学は出る。
MUSHMANSがBARNSTORMERに惹かれたのは、まさにそういった点。
派手な主張ではなく、穿けば分かる“物としての良さ”。
パンツを「道具」として、そして「装い」として成立させるための、実直な仕事がそこにあるのです。
※アメカジショップで同名の店舗がございますが、このブランドとの関係性は一切ございません。※
さて、この新規取り扱いブランドBARNSTORMERより、まずは5モデルが入荷いたしましたので、ご紹介いたします。
まずはコチラ↓

BARNSTORMER/バーンストーマー
2-P MacArthur2
[1945P]
BEIGE(限定色アメリカンカーキ)

1945P 2P MacArthur2
BARNSTORMERが展開する“MacArthur2”は、後に士官たちにも採用されたとされる、双糸使いの高密度素材「ウェポン」を使用した一本です。
商品名の通り、GHQ最高司令官ダグラス・マッカーサーが着用していたトラウザースがデザインソースとなっております。
この生地には、綿の表面にある細かな毛羽を溶かし、フラットで美しい表面感を生み出す「コールドマーセ」と呼ばれる加工が施されております。
硫酸を低温下で浸透させるこの技術は、現在では日本国内でも対応できる工場が限られる、非常に希少な工程。
いわば“幻の技術”ともいえる仕上げにより、一般的なコットントラウザーズとは一線を画す、滑らかで品格ある表情が生まれます。
パリッとした質感と端正な光沢感は、まさに士官用トラウザーズに相応しい佇まい。
ヴィンテージ感のあるカーキ、ミリタリー由来の背景を感じさせながらも、現代のスタイリングに自然と馴染む仕上がりとなっているのがポイントです。

シルエットはBARNSTORMERのラインナップの中ではやや太めの位置づけ。
腰まわりからワタリにかけて程よくゆとりを持たせながら、裾に向かって緩やかにテーパードさせることで、野暮ったさを抑えたバランスの良いラインを形成しております。
マッカーサー由来のトラウザースながら、当時物のシルエットとは別物になっておりますので、着用感はスタイリッシュ。
ウエスト位置より少し低めで穿かれる方が多く、リラックス感を持たせた着こなしにも好相性。
フラップ付きのコインポケットなど、クラシカルなディテールも魅力のひとつ。素材、加工、シルエット、細部の作り込みまで、BARNSTORMERらしい品格と実用性が詰め込まれた、“MacArthur”の名に相応しい一本です。

着用感はこのような感じです。
画像の人物はサイズLを着用。(凡そ32インチ~33インチといったサイズ感)
2プリーツ(2タック)のクラシックスタイルのトラウザースながら、ただ古臭いといったシルエットではないのがBARNSTORMERらしさ。
絶妙なテーパーの掛かり方と、腰回りのフィット等、全てはバランスで構築されている事が、この一本を穿けば分かる。
ジャケットスタイルとの相性は勿論、この時季にはハワイアンシャツ等のオープンカラーシャツとのコーデも良い。
アメリカントラッドの決定版とも言える一本です。
続いては↓

BARNSTORMER/バーンストーマー
BATAAN BOYS
[1942P]
BEIGE
フィリピン駐在時代より、ダグラス・マッカーサーを忠実に支え続けた側近たち。
通称 “Bataan Boys”。

1942年、日本軍の猛攻によりフィリピン・バターン半島を守備する米軍部隊は壊滅寸前に追い込まれていた。その最中、マッカーサーと共にコレヒドール島を脱出し、オーストラリアへ渡った15名の陸軍将兵。後に彼らは“バターンボーイズ”と呼ばれ、終戦までマッカーサーの側近として強い影響力を持つ特別な存在となっていきました。
本作「1942P Bataan Boys」は、そんな歴史背景をもとに、先にご紹介したマッカーサー2をベースとして製作された陸軍将校用スタイルのプレーンフロントトラウザーズ。
タックを排したすっきりとしたフロントにより、当時のコットンパンツが持つ実用性と、精鋭側近たちの威厳を併せ持つ一本に仕上げられております。
使用されるのは、いわゆる“ウエストポイント”と呼ばれる高密度コットンツイル。
マッカーサー2とは異なり、あえてマーセライズ加工を施さず、製品でワンウォッシュをかけることで、整いすぎない自然な風合いと、穿き込むほどに深まる表情を引き出しているのが特徴です。
チノトラウザーズでありながら、軍装由来の品格と説得力を漂わせる仕上がりは、まさに“King of Khaki”と呼ぶに相応しい存在。
無骨でありながら品があり、日常着としての扱いやすさも備えた一本。
ミリタリートラウザーズの背景を楽しみながら、現代の装いに自然と取り入れていただけるアイテムです。

着用感はこのような感じです。
画像の人物はサイズXL(凡そ34インチ~35インチといったサイズ感)
ウエスト廻りは結構余裕がありますが、そんなリラックスサイズで穿いても、シルエットが崩れないのが不思議ですね。
デザインソースは所謂41Khaki、実際の41Khakiは各部を巻き縫いで構築しております。
そのため、無骨で直線的なシルエットになるものです。


しかし、BARNSTORMERが作り出す41Khakiは、似て非なるもの。
ブランドコンセプト通り、仕立て屋の手法でカジュアルパンツを作り出しているため、巻き縫い仕様になっている箇所がありません。
これによって、各部の絶妙な曲線を描く事が可能となり、美しいシルエットを生み出しているのです。
巻き縫いが悪いとか、そういった事ではありません。
巻き縫いダブルステッチにより、ワークパンツは強度が担保され、シルエットは直線的で無骨なものとなります。
要するに、どこに重きを置くのかで、マッチする縫製仕様があるという事なのです。
BARNSTORMERのコンセプトは、ヴィンテージの再現とは異なる領域。
シルエットとフィット感を重視するうえでの縫製仕様という事で、巻き縫いを用いません。
着眼点が他のブランドとは異なるものであるという事なのです。
そして、こちらも面白いですよ↓↓

BARNSTORMER/バーンストーマー
DRESS FATIGUE PANTS
[1313KSP]
OLIVE

一般的なミリタリーパンツに見られる無骨さだけではなく、当時の生地が持つ独特の表情を残しながら、仕立て屋による丁寧な縫製で美しいテーパードシルエットへと仕上げた一本です。
いわゆるファティーグパンツの背景を持ちながら、印象はあくまで上品。
野戦服由来の実用性と、ドレスパンツに通じる端正さを併せ持つ“ドレスファティーグ”と呼ぶに相応しい仕上がりとなっております。

ジャケットやレザーシューズとの相性も良く、ミリタリーアイテムでありながら大人の綺麗めなコーディネートに自然と馴染む点も魅力。
カジュアルに穿いても粗野になりすぎず、シャツやニット、ブレザーと合わせることで、落ち着いた装いの中に程よいミリタリー感を加えることができる、BARNSTORMERらしい一本と言えるでしょう。
使用するファブリックは、1900年代初頭、すでにアメリカ軍で実用化されていたとされるリップストップファブリック。
高密度に織り上げた細番手の生地に、格子状に太番手の糸を走らせることで、パラシュート生地が裂け広がることを防ぐために生まれた機能素材。
本作では、その当時の番手をもとに再現したスペシャルなリップストップが採用されております。

着用感はこのような感じです。
画像の人物はサイズL(凡そ32インチ~33インチといったサイズ感)を着用。
軽快でありながら存在感があり、日常着として扱いやすく、それでいてしっかりと背景を感じさせる一本。
ミリタリーの機能美を、現代の大人の装いへ落とし込んだ完成度の高いトラウザーズ。
軽快でドライな肌触りのコットンリップストップファブリックと、この上品なシルエットの組み合わせは、これまでに無かったオーラを持っており、様々なコーデに多用出来る事間違い無し。
この時季は、画像のようにBDシャツと合わせてもらうと、とても品がありながらもオジサンスタイルにはならない絶妙な落としどころに着地させることができますね。
そして、春夏のカジュアルシーンにもビジネスシーンにも使える一本。↓↓

BARNSTORMER/バーンストーマー
2-P DRESS CHINOS GRAY
[1002PG]
BARNSTORMERが提案する“ドレスチノ”の中でも、よりクラシックで品格ある佇まいを持つ2プリーツモデル。
※代表的なチノクロス仕様は後日入荷予定です。※
BARNSTORMERのチノパンは、士官が着用していたトラウザーズを背景に、一般的なワーク由来のチノとは異なるスラックス縫製で仕立てられているというのは、先にもご説明しております。
縫い代を多く取り、仕立屋と同じように身体のラインを意識したカーブで構成することで、ゆとりがありながらも着用時には美しいシルエットを描くもの。
単なるカジュアルパンツではなく、テーラーの考え方を内包した一本であることが、穿いた時の印象に表れるのです。

本作は、その中でも2プリーツ仕様。
かつて軍部においては将校以上の階級に許された型とされ、実用性だけでなく、装いとしての格式を感じさせるディテールでもある。腰まわりからワタリにかけて自然なゆとりを持たせながら、日本の仕立屋の技術によって内側へ大きくカーブを描くように設計されております。
畳んだ状態ではカーブして見えるが、着用すると真っすぐに美しく見えるという、優れたパターンメイキングが活かされております。
このモデルに使用するファブリックには、綿とポリエステルの混紡糸を使用。
汚れにくく、シワになりにくく、センタークリースが消えにくい実用性を備え、日常の中でもきちんとした印象を保ちやすい。
さらにノープリーツモデルよりも綺麗めに見えるよう、仕上げの洗いは弱めに設定されており、より端正な表情に仕上げられているのが特徴です。
グレーの落ち着いた色合いも相まって、ジャケットやシャツ、レザーシューズとの相性は抜群。
チノパンでありながらスラックスのように品良く穿ける、BARNSTORMERらしい完成度の高い2プリーツドレスチノです。

着用感はこのようになります。
画像の人物はサイズL(凡そ32インチ~33インチといったサイズ感)を着用。
まさに、こんなスラックスが欲しかった!の全てを満たす仕様でございますね。
カジュアルにも使えるほど良い抜け感と、細めのシルエットでありながらも窮屈ではない。
現代のビジネスシーンでは、このくらいの仕様が最もマッチしていると言っても過言では無いのかもしれません。
こういったトラウザースですから、どうしてもジャケットコーデを考えますが、それはマッチしない訳がない。さらに想像も容易でしょうから、あえてここではジャケットは用いずにレザージャケットを着用してみました。
最後はコチラ↓↓

BARNSTORMER/バーンストーマー
No-P DRESS CHINOS GRAY
[1001PG]
BARNSTORMERを代表する定番モデル、その名の通り“ドレスチノ”と呼ぶに相応しい一本です。
※定番のチノクロス仕様は後日入荷予定※

1940年代頃より軍用パンツとして使用されていたコットントラウザーズは、本来スラックス仕立てを基礎としたものでした。
一般的なチノパンは、強度を高めるために直線的な縫製とダブルステッチを用いることが多く、構造としてはジーンズに近い作りとなります。
一方でBARNSTORMERのチノパンは、士官が着用していたトラウザーズを背景に、テーラーの考え方を取り入れたスラックス縫製で仕立てられております。


縫い代をしっかりと確保し、直線ではなく身体に沿うカーブを意識して構成することで、程よいゆとりがありながらもシルエットは美しく整います。
カジュアルなチノパンでありながら、穿いた時の印象に品があり、ジャケットやレザーシューズとも自然に馴染むのは、この仕立ての良さによるものです。

画像の人物はサイズL(凡そ32インチ~33インチといったサイズ感)を着用。
BARNSTORMERのアイテム全てにおいて言える事ですが、とにかく穿き心地が最高。
これだけ美しくスッキリとしたシルエットですと、一日中穿いていると疲れる物も多いのですが、全くストレスを感じません。
これはパターンと仕立ての良さが織りなすもので、トラウザースを専門的に作っているブランドならではのものと言えるでしょう。
このファブリックは、かなりドライで清涼感もありますので、真夏でも快適に過ごせるスペックを持っており、だからと言って夏専用という事もなく、年間通して愛せる一本になる事でしょう。
という事で、入荷から一週間程度遅れてBlogでのご紹介でございましたが、先週末多くのお客様のもとへ旅立ちました。
欠品中のアイテムも、メーカーさんに在庫があるうちは随時補充して参りますので、是非お試しくださいませ!!


