身に纏うアート。

★SUN SURFより、スペシャルエディションの入荷です。ゴーギャンの木版画が纏う神秘を、半袖のアロハシャツに閉じ込めて。この一枚を、ぜひお楽しみください。★

 

 

 

 

皆様、こんにちは!

 

最近は毎日のように大雨警報が出たりと今日も不安定な天気なようなので、お出かけの際はお気を付けください。

 

今週末はまた暑さが戻ってきまして、アロハシャツを紹介するには相応しい陽気かもしれませんね。

 

本日はSUN SURFよりアロハシャツをご紹介させていただきます。

 

 

 

 

 

SUN SURF SPECIAL EDITION

“GAUGUIN WOODCUT MYSTIC” (SHORT SLEEVE)

[SS39673]

 

 

南国の楽園ハワイを象徴する装いとして知られるアロハシャツですが、そのルーツを辿ると、実はハワイに渡った日本人移民たちの存在と深く結びついています。

 

着物地や作業着の生地を仕立て直すところから始まったとも言われるこの文化は、やがてハワイ独自のファッションへと育っていきました。

 

1930年代、そんなハワイで創業したカメハメハ・ガーメント社は、軍用ユニフォームの製造から歩みを始め、やがてハワイ最大級のアパレルメーカーへと成長を遂げます。

 

同社が手がけたアロハシャツは、1940年代後半という黄金期のハワイアンファッションを象徴する存在として、今なおヴィンテージ市場で高い評価を集めています。

 

本作「GAUGUIN WOODCUT MYSTIC」は、そんなカメハメハが世に送り出した一着を、生地の織りからプリントの発色まで丁寧に辿り直した復刻版です。

 

 

 

 

一見しただけでも、その異様なまでの存在感に目を奪われるこのデザイン。

 

南国らしい華やかなアロハシャツとは明らかに異なり、どこか土着的で、神秘的で、そして少し不穏。

 

それもそのはず。

 

このシャツのルーツを辿っていくと、ひとりの画家と、ひとりのテキスタイルデザイナー、そしてハワイを代表する衣料メーカーへと繋がっていくのです。

 

デザインの核となるのは、画家ポール・ゴーギャンの木版画作品です。

 

ゴーギャンといえば、タヒチでの生活を題材とした作品でも知られていますが、その版画をテキスタイルデザイナーのジョン・メイグスがコラージュし、ひとつのテキスタイルへと再構築したものが「GAUGUIN WOODCUT」です。

 

つまり、単純に絵画を生地へプリントしたものではありません。

芸術作品を一度解体し、それを衣服として成立するよう再編集している。

だからこそ、シャツ全体を眺めた時にひとつの作品として成立しているのでしょう。

しかも、このGAUGUIN WOODCUTには面白い話が残されています。

実は、メインモチーフとなる女性が異なる2種類のデザインが存在するのです。

生地を裁断する際の柄取りによって偶然生まれたという説もあれば、ジョン・メイグスがKAMEHAMEHAからの依頼を受けて意図的に変更したという説もある。

 

しかし、その真相はいまだ明らかになっていません。

 

 

 

 

テキスタイルデザイナーのジョン・メイグスがそのモチーフをコラージュして構成した、ヴィンテージマーケットでも芸術品として名高い一枚。

 

メインモチーフの女性像には佇む姿と立ち上がる姿の2種類が存在したとされ、本作が再現するのは女性が立ち上がった構図の「MYSTIC」バージョンです。

 

2014年に一度復刻されたのち、多くの要望を受けて久しぶりに再登場した、希少な一着でもあります。

 

SUN SURF SPECIAL EDITIONは、こうした時代のテキスタイルデザイナーたちの仕事に深い敬意を払い、量産の過程で失われがちな細部までも忠実に写し取ることにこだわり続けてきました。線の太さ一本、色の重なり一つに至るまで原本と向き合う姿勢が、このシリーズを単なる柄物とは一線を画す存在にしています。

 

 

 

 

 

 

 

生地にはフィラメントレーヨン100%を採用。

フィラメントレーヨン特有の滑らかな肌触りと美しいドレープを持ち、身体の動きに合わせて生地が流れることで、この複雑な柄にも動きが生まれます。

プリントには抜染プリントを採用。
染め上げた生地から色を抜き、そこへ新たな色を入れて柄を表現する手法で、表面的にインクを乗せただけでは得られない、生地と柄が一体となったような風合いが特徴です。

 

そしてデザインは、一定方向へ柄を配置するのではなく、生地全体へ連続して展開するオールオーバー・パターン。
人物、植物、そしてプリミティブなモチーフが複雑に重なりながら、それでも決して散漫にならない。

 

木版画特有の力強い線とレーヨンの柔らかな質感。
本来であれば相反するはずの要素が同居しているところも、このシャツの面白さではないでしょうか。

 

SUN SURFのSPECIAL EDITIONですから、もちろん魅力は柄だけではございません。

 

糸、生地、プリント、縫製仕様、そしてシルエットに至るまで、希少なヴィンテージを資料として徹底的に検証し、現代に再現するというSPECIAL EDITIONならではの作り込み。

単に「昔の柄をもう一度作る」のではなく、当時の一着が持っていた空気そのものを現代へ引き戻そうとする。
そこに、このシリーズの価値があります。

 

 

 

 

柄シャツ1枚が主役になるよう、ボトムスと足元まとめているので、派手な柄でも浮かずに大人っぽく着用できます。
柄の存在感だけで一枚絵になるので、あれこれ考えずに羽織るだけで様になります。

 

 

アロハシャツには、パイナップルやハイビスカス、フラガールといった、ひと目でハワイを感じさせるデザインが数多く存在します。
しかし、この“GAUGUIN WOODCUT MYSTIC”は少し違う。
ゴーギャンの版画があり、それをジョン・メイグスが再構築し、KAMEHAMEHAが1940年代後期に一枚のシャツとして世に送り出した。
そして約80年という時間を経て、SUN SURFが再び現代へ蘇らせる。

 

ここまで背景を掘り下げることのできるアロハシャツは、そう多くありません。
ヴィンテージ市場において芸術品として評価される理由も、実物を眺めているとよく分かります。
派手だから目立つのではない。
見れば見るほど引き込まれ、「これは一体何なんだ?」と思わせる力がある。
その答えを探して歴史を辿れば、さらに好きになってしまう。

 

 

アロハシャツという枠を越えて、身に纏うアートと呼びたくなる一着ではないでしょうか。

 

 

 

 

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