CHECK WORK SHIRT
★WAREHOUSEより、ロングスリーブのチェックワークシャツが入荷! 半世紀前の作業着が纏っていた、丈夫さと涼しさを一着に。この一枚を、ぜひお楽しみください★
皆様、こんにちは!
早いものでもう9月。日が暮れるのが早くなりまして、夏の終わりを感じますね。
ここ数年酷暑もあって、季節の移ろいを感じにくかったように思いますが、今年は日中は暑いですけど、夜は割と過ごしやすかったり、久々に今年は「秋」を感じられるでしょうか。
本日はWAREHOUSEより、リネン混のシャツが入荷してまいりましたので、ご紹介させていただきます。

WAREHOUSE
LONG SLEEVE CHECK WORK SHIRT
A柄[3055]
いわゆるチェックシャツという括りではございますが、ネルシャツのような土臭さとは少々方向性が異なります。
ワークシャツとしての確かな骨格を持ちながら、チェック柄が生み出す軽快さと、1950年代のアメリカンウェアに漂う洒落っ気を併せ持つ。
この絶妙な立ち位置こそ、このLot.3055の面白さではないでしょうか。
ベースとなっているのは、1950年代にSEARS, ROEBUCK AND CO.が展開していたプライベートブランド、「HERCULES(ヘラクレス)」のシャツ。
SEARSはアメリカの大手通信販売会社として巨大な販売網を築き、衣料品から生活用品まで幅広い商品を展開していました。
その中でもHERCULESは、ワークウェアを代表するブランドのひとつ。
デニムジャケットやカバーオール、オーバーオールなど、過酷な労働環境に耐えるタフな衣料を数多く生み出しており、現在ではヴィンテージ市場でも非常に人気の高い存在となっています。
オープンカラーによる開放的な着心地を持ちながら、生地には作業に耐えうる強度も求められる。そんな相反する条件を一枚で両立させたのが、当時のワークシャツの設計思想です。
今回のシャツはそうした一着が持っていた実用性と、ギンガムチェックならではの涼やかな表情を、現代のシャツとして仕立て直した一枚。
そんなHERCULESをルーツに持つLot.3055ですが、面白いのは単純な「昔のワークシャツ」という雰囲気だけでは終わらないところ。
1950年代という時代は、仕事着として生まれたワークウェアと、日常を楽しむためのカジュアルウェアとの距離が徐々に近付いていった時代でもあります。
このシャツにも、そんな時代の空気がしっかりと感じられるんですよね。




生地にはコットン50%・リネン50%のセルヴィッチチェックを採用。
同型のシャツでは薄手の生地が選ばれがちなところを、あえて高密度に織り上げたハリのある生地を選んでいるのが特徴です。
麻の混紡ならではのシャリ感と、綿が持つ肌なじみの良さが同居し、袖を通した瞬間から涼やかな肌離れを感じられます。


衿はオープンカラー仕様で、第一ボタンを開けたままラフに羽織れる作り。胸には実用的なポケットを2つ備え、裾の脇にはマチを効かせているため、腕を大きく上げても裾が突っ張らず、屈んだり荷物を持ったりする動作もスムーズにこなせます。
胸元にはチェック柄を斜めに走らせたバイアス取りのポケットを配し、シンプルなワークシャツの中に程良いアクセントを与えています。
洗い加工を施していないノンウォッシュ仕様のため、初回の洗濯では着丈・肩幅・身幅で2〜3cm程度、袖丈で1〜2cm程度の縮みが見込まれます。
新品時には適度なハリを感じますが、着用と洗濯を繰り返すことで徐々に身体へ馴染み、表情を変えていくことでしょう。

そして、柄そのものも非常に良い。
BROWN × GREENをサイズ38で着用。
こちらはRED × SAXよりもグッと落ち着いた印象です。
ブラウンの渋さにグリーンが交差することで、土臭さがありながらも不思議と品がある。
この配色、かなりイイですよ。
インディゴデニムはもちろんですが、ベージュやオリーブのチノ、ブラウン系のワークパンツなど、アースカラーを軸にしたスタイリングには抜群の相性を見せてくれるでしょう。
レザージャケットのインナーとして使った時にも、この色合いなら出しゃばり過ぎることなく、また無地では得られない奥行きを作ってくれる。
秋が深まる頃には、かなり重宝するカラーになるはずです。

対するRED × SAXは、赤の持つ力強さをSAXが程良く中和したカラーリング。
こちらはサイズ36で着用しております。
BROWN × GREENをサイズ38で着用しましたので、お洗濯するとこの位のサイズ感になります。
RED系チェックというと、ともすれば秋冬の印象が強くなりがちですが、SAXが入ることで重さを感じさせません。
色落ちしたブルーデニムとは当然抜群の相性でしょうし、生成りのパンツやミリタリートラウザーズなどに合わせても面白い。
一枚でしっかり存在感を作りながら、決して派手過ぎない。
古いアメリカのワークシャツらしい匂いを楽しむのであれば、こちらはかなり魅力的なカラーです。
そしてコットン×リネンという素材を考えれば、着用できるシーズンが非常に長いのも嬉しいところ。
秋口には袖を捲ってTシャツの上から。
気温が下がればスウェットやジャケットのインナーとして。
春になれば再び一枚で主役にする。
リネンというと夏物を連想される方も多いと思いますが、このLot.3055に関しては生地にしっかりとした密度がありますので、むしろ季節を跨いで長く楽しめる素材として考えていただきたいところです。
ワークウェアは本来、格好良く見せるために生まれた服ではありません。
丈夫であること、動きやすいこと、そして日々の仕事に耐えること。
そういった必要性から生まれた服が、何十年という時間を経て「格好良い」と感じられる存在になった。
WAREHOUSEがヴィンテージウェアを再現する面白さは、形だけをコピーするのではなく、その服が生まれた背景まで現代に引っ張り出してくれるところにあると思うんです。
このLot.3055もまさにそんな一着。
一見すると、とてもシンプルなチェックシャツ。
しかし生地を触り、縫製を眺め、実際に袖を通してみると、その奥には1950年代のアメリカンワークウェアが確かに存在しています。
RED × SAXにするか、BROWN × GREENにするか。
ここは非常に悩ましいところではございますが、どちらを選んでも着込んだ先が楽しみな一着であることは間違いありません。
何気なく羽織れるチェックシャツだからこそ、その中身には徹底的に拘りたい、そんな方にこそ楽しんでいただきたいWAREHOUSE Lot.3055です。


