MARYAM Horse Butt の経年変化
★MUSHMANS Footwear受注会において、今シーズン初登場となっているMARYAM(マリヤム)社のホースバット、こちらを使用したサンプルの履き込みから約2週間が経過した、経年変化状況をお知らせします。★
皆様こんにちは!!MUSHMANS代表の藤田です!!
絶賛開催中の"MUSHMANS Footwear 2026 Custom Order Exhibition"連日多くのお客様にご来店いただき、オリジナリティ溢れる企画のお手伝いをさせていただいております。
毎年オーダーいただく皆様、そして初めてオーダーいただく皆様、様々な用途、要望、今欲しい一足は千差万別で、皆様の生活シーンを考慮して、私も一緒に頭をフル回転させております。
オーダーシートを作るだけでも実に楽しい作業ですが、これが形になってご納品するのも楽しみのひとつ。
是非一緒に楽しみましょう!!
実際、レザーラインアップも増え、モデルラインアップもかなりのものとなっております。
こうなってきますと情報過多な状態になりまして、特に初めてオーダーされるお客様にはハードルが高めな企画だな。とも思います。
正直なところ、このラインアップ数を維持するのは、このご時世非常に難しい事でございまして、ここまで選択肢を広く受注会を開催出来るのは今年までかな?とも感じております。
また、受注会をスタートする前後から様相が一変してきておりまして、プライスの維持も難しい状況になるんじゃないか?と感じております。
特にコードヴァンやエキゾチック系のマテリアルは、今後大幅な価格改定が入るかと思いますので、是非この機会に貴方の夢を実現させておいてくださいませ!

さて、本日は、今シーズンから新たなマテリアルとしてMUSHMANS Footwearのラインアップに加わった『MARYAM/マリヤム』社のホースバットを使用したサンプルが、履き込みから2週間程度が経過いたしました。
私としては珍しく、ほぼ毎日履き込みまして、先日のGW代休でもガッツリ履き込みができました。
おそらく私達の2週間の履き込みは、一般ユーザー様の3か月~6か月に相当するかと思われますので、是非経年変化の参考にしていただこうと、撮影を実施いたしました。
それではご覧ください↓↓
今シーズンから新たなマテリアルとして加わった『MARYAM/マリヤム』社のホースバット。
昨今のホースハイド至上主義、茶芯至上主義的な感じには辟易としているのでございますが、馬革だからイイとか茶芯が最高とか、そういった盲目的な観点ではなく、ひとつのマテリアルとして、フラットな視点から紐解いて行こうと思います。

ホースバット、馬の臀部を使用した素材で、コードバン層を含む部位をベジタブルタンニン鞣し+バケッタ製法で仕上げたマテリアルです。
故に、革厚が2.0mmを超え、新品時は比較的硬質な印象でした。
↑の画像をご覧いただきます通り、その履き皺は大きいウネリが特徴的です(Toe Capが付いているという構造的なものもありますが)。
柔らかいホースハイド(フロントクォーター)や、特殊な加工が施されるコードバン革のような、細かい皺が刻まれるものではありません。
これが、このホースバットの特徴とも言えて、こういったズバッと一本入る履き皺も良い感じですね。
かなりしっかりした繊維ですので、相当荒々しく扱っても素材がダレる感じは全くありません。
例えるなら、クロムエクセルの“粘り”とは別方向の強さ。伸びて逃げる強さではなく、芯が残って踏ん張る強さです。
ドレッシーなモデルに使うというよりも、ワーク系を少しキレイ目に作る際に最適なマテリアルと言えるかもしれません。

このホースバット、ブラックに関しては、下地にブラウン色を使用した通称『茶芯』と言われる仕上げとなっております。
この画像のToe部分をご覧いただくと、下地が露出してきているのが確認できます。
茶芯に対して付加価値があるような言われ方をされる日本の風習がありますが(笑)、別に何の価値もありません。
下地が茶色いか、下地が黒いかの違いだけ。
今回採用したホースバットのブラックは、たまたま下地色が茶色かっただけの話です。
これ、ドレスシューズやドレスブーツ用の素材としたら最悪で、経年で茶色が浮き出してしまいますので、清潔感が保てません。
一方で、粗野なオーラを付加したいワーク系のシューズ・ブーツでは、この浮き出してくる茶色が雰囲気を上げる事もあるため、アリな場合もあります。
即ち、『茶芯=偉い』のではなく、場合によってはマッチすると考えていただくと良いかと思います。
このセミドレスポストマンシューズのコンセプトには、非常にマッチしているな。と感じます。



このように、盛大に下地が浮き出してきます。
ヒール部分や、タンの部分は、パンツのスソやシューレースが擦れ続ける部分のため、このように顕著に表れます。
この感じが好きな方にはたまらないのかもしれませんが、好みの部分ですね。
このヘヴィーデューティーで硬質な雰囲気のホースバットが好みなんだけど、下地が出てくるのはちょっと・・・という方は、シュークリームのブラックを使用してメンテナンスをしていただく必要があるかと思います。
少し手間のかかる作業ですが、そうやってメンテナンスするのも楽しみのひとつとして捉えていただくと、この素材を使う意義が増しますね。
ただ、顔料ベッタリの茶芯革と違って、以前BADALASSI社とコラボで作ったMUSHMANS Original Leather『HESAT』のフェード感に似ております。
グラデーション的にじんわりと下地が出てくる雰囲気がありますので、これはこれで画になるなぁ。

イタリアンレザーならではの質感もありながら、アメリカンな粗野さをも持った、バランスの取れた雰囲気が非常に良い。
色眼鏡無しで、素材として向き合ったときに、このマテリアルを使う意味が解るんじゃないかな?と思います。
とても堅牢なこのマテリアルは、荒々しく日常で活躍させる、ギア的な靴に使うに適しております。
メンテナンスしながら、ゆっくりと、時に荒々しく付き合うワークシューズ・ワークブーツに、是非採用してみてくださいませ。

MUSHMANS Footwear
-2026-
Custom Order Exhibition
開催日程
受注会日程:2026年5月2日(土)〜7月12日(日)
※開催期間中の水曜日は定休日の為、日程に含まれません。※
当イベントについては↓↓↓で詳しくご説明しております。
1.開催日程告知編
3.新作モデル"MAVERICK boots"/"MAVERICK Sidegore Boots"/"MAVERICK Side Zip Boots" 編
5.総合カタログ 編




