2016シーズン MUSHMANS Original Leather Series 新作アイテムの御紹介です!

 皆様こんにちは楽しいMUSHMANS代表の藤田ですグッド

2016年秋冬シーズンの企画内容を少しずつ公開している今日この頃でございますが、今後公開する企画に対するご質問のお電話やメールを多くいただきます。
なるべく皆様に全てをお伝えいたしておりますが・・やはり、サンプルが仕上がってからでないとお伝えが難しい部分もございまして、少々モヤモヤさせてしまっている部分がございまして申し訳ございません。
こうやって、今年はどんな企画をやるのか?とお問い合わせをいただけるのは、ご期待いただけているからと思い、全力で取り組む糧となっております事を心より御礼申し上げます。

さて、本日はその2016年シーズンにリリースする【MUSHMANS Original Leather Series】の一翼を御紹介いたします。
今回の企画は初の試みとなる、完全にMUSHMANSがレザーファクトリーとの契約のもとオリジナルとして製作するプロダクツ。
これまでリリースしてきたMUSHMANSオリジナルの[DAREDEVIL]や[WIRED]等のモデルは、エレクトリックレザーとの共同開発でございましたが、今回は企画から部材調達・製作指示と全てにおいて自社開発となります。
是非、今後の動向もCHECK下さいませ土下座

それでは御紹介いたします。

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MUSHMANS Original Leather Series
INDIANA Style Leather Jacket
【Adventurer/アドヴェンチュラー】
BADALASSI Nappa Lux "MOST"

このジャケットを御覧いただいて、一目でお気付きになる方も多いかと思います。
昨年で長い歴史に幕を閉じたブランドでもリリースしていた"Indiana Jones"仕様のレザージャケット。
毎年多くのお客様よりオーダーをいただき、いつかは絶対!と思われていた方も多かったアイテム。
今回、そのディテールを徹底して研究し、さらにスタイリングを昇華させたモデルをリリースします。

そのディテールだけに留まらず
我々の培ったルートによりマテリアルもBADALASSI社の
レザーを使用いたします。

生産は全て日本国内で実施いたします。

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今回リリースする【Adventurer/アドヴェンチュラー】は基となったモデルをそのままレプリカ
するのでは無く、シルエットや細部にまで我々の求める変更を入れております。
アームホールの見直しや、着用時の着丈等 さらに昇華させたモデルであるのです。

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特徴的なバックシルエット、このジャケットの顔とも呼べるところ。
さらには、このジャケットの着心地の良さも この構造が肝になります。

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大きく存在感のある襟は、着用者の思うままにクセ付けしていただきます。
BADALASSIレザーならではのクセ付けをお楽しみいただける事でしょう。

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大型のパッチポケットはA-2に似たディテール。
作ってみて初めて気付く、、このポケット結構な量のレザーを消費する・・。

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ここもしっかりやっております。
パッチポケットながら、ハンドウォーマーポケットにもなっております。
ここはA-2とは異なる部分で、使い勝手の良さに貢献します。

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勿論、付属パーツにも拘ります。
N・O・S/New Old Stock "TALON" Zipperを装着。

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インナーライニングはコットン100%のドリルファブリックを使用。
インナーポケットも取り付けられております。

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国内生産では不可能と言われた、BADALASSIマテリアルを使用し価格を10万円台に抑えるという事。
ここでソレを実現いたしました。

イタリアのタンナー
【BADALASSI CARLO s.r.l/バダラッシ カルロ社】
Nappa Lux
カラー:MOST

BADALASSI社関しては、下記で詳しくご説明いたします。
MUSHMANSでは既にお馴染みのタンナーですので、ご存知の方は飛ばして下さい(笑)

BADALASSI CARLO s.r.l/バダラッシ社

イタリアトスカーナ地方のタンナー。
BADALASSI社の創業は40年程度と、この地方のタンナーの中では比較的若いタンナーなのかもしれません。
創業者CARLO BADALASSI/カルロ・バダラッシ氏、彼はもともと「革学校」の教授でした。
彼のキャリアから得られた理論と技術、そしてイタリアで1000年以上も継承される製法『バケッタ製法』を忠実に引き継ぎ、この40年でイタリアでの地位を確固たるものにしたのです。

このバケッタ製法は、時間とコストを惜しみなく費やす事で味わい深いレザーを作り出す製法。
家畜牛のすね骨やかかとの骨を煮て採取される脂を、時間をかけじっくりと染み込ませていきます。
この牛脚油が影響して、経年変化が進んだ先の驚くべき光沢感を生むのです。

この時に使用される鞣剤が植物由来の成分、だからベジタブルタンニン鞣と呼ばれる訳です。
ここで使用される鞣剤には、栗やチェスナットさらにミモザ等が含まれます。BADALASSI社のレザーは所有された事のある方は感じられているかと思いますが、独特の甘い香りが特徴的です、この香りはミモザの香りが影響しているといわれております。
こうやって全てにおいて、天然由来の成分のみで作り出されるレザーマテリアル。
クローム鞣の何倍ものコストと時間を経て、皮から革へと変化を遂げる訳ですが、牛脚油のレシピと鞣剤のレシピはBADALASSI社 門外不出のレシピです。

BADALASSI社は、科学物質を一切使用せず天然由来の成分のみでレザーを仕上げますが、工場は意外とシステマチックな部分が多くしっかりと品質管理がなされています。想像と異なりBADALASSI社のファクトリーは清潔感があり、明るい雰囲気のファクトリーである程度機械化が進んでいるということでした。スタッフの総数は13名という少数精鋭、良い物を生み出すのに頭数は関係ないという事を体現しております。
 ※実際に現地で見た事ではありませんが、カルロ・バダラッシ氏とお会いした時に上記のように仰っておりました、また写真を見ると言っている事も事実のようです※

こうやってシステム化が進み、機械的に品質管理を行っている事で BADALASSI社のレザーマテリアルは色ブレが少なく品質もある程度均一化されております。他社レザー特に国内のレザーに比べると、取り都合の良い革が供給されているのも こういった管理体制の成せる技なのかもしれません。(あくまで個人的感想です、私自身がベジタブルタンニンレザーに対する許容が広いだけかもしれません。)
このようにシステム化によって品質管理がなされていても、牛脚油のレシピと鞣剤のレシピは創業者であるカルロ・バダラッシ氏が握っております。現在でも牛脚油の調合は彼が行っているという事です。
御歳82歳になる創業者、譲れない拘りがあり、そこには確固たる自信と裏付けが存在しているのです。
これこそが、我々を虜にするレザーマテリアルが生まれる秘訣であります。

2013年2月のカルロ・バダラッシ氏との対談模様は→過去のBlog記事(コチラをクリック) をご覧下さい。

ここでBADALASSI社レザーの全てをお伝えするのは、枠が足りず難しいところでございますが、一度所有していただくと そのマテリアルの素晴らしさを必ず実感していただける事でしょう。

 

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それでは着用してみましょう。
今回のモデルのベースとなった物と比べ、アームホールをシェイプ
さらには、若干着丈寸法を伸ばしました。
比較的ボックスシルエットであったサイズ感も、スッキリと着こなして頂けるように
配慮したパターンを採用しております。
画像の人物はサイズ38を着用しており、インナーにワークシャツを着用しております。
着丈寸法を少々伸ばした事で、インナーのワークシャツの裾が出過ぎないようになりました。
この数年間、お客様の要望やデータを蓄積した結果行き着いたシルエットです。
こういったスタイルのジャケットですから、タイト過ぎてはいけません。
かといって、野暮ったいのも勿論いけません。
"ちょうどイイ"ところの落としどころが難しい、実に難しい。

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こちらはバックスタイル。
アームホールの落ち着きが狙い通りに表現できました。
後からのスタイリングが美しいジャケットは"良い装束"だと思います。
そういった装束は、着用した瞬間に身体に馴染むものです。


サンプルアップから1時間程度着用した状態。
BADALASSIならではのシワ感をお楽しみいただけます。
本当に、作って良かったと実感する瞬間です。
※サンプルにはネームタグが未装着ですが、製品版には新型のMUSHMANS織ネームが装着されます。※

サイズスペックは、他サイズのグレーディングが完了し次第ONLINE SHOPページに掲載いたします。
勿論、サイズカスタムも承ります。特殊サイズをご希望の際はお申し付け下さい。
サイズカスタムの費用に関しましても、算出が完了次第PRいたします。
本日から御予約を承ります。
サイズに関してご不明な点はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
御納品は2016年11月中を目標に進めて参ります。
※革の輸入の関係で若干遅延する可能性がございます、予めご了承下さいませ※

※今シーズンは20着限定でのリリースです。※

今後、経年変化の様子等をご報告いたします。
お楽しみにエクステンション

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MUSHMANS Original Leather Series
INDIANA Style Leather Jacket
【Adventurer/アドヴェンチュラー】
BADALASSI Nappa Lux "MOST"

今までの感謝の気持といものの表現方法は様々であるが
我々の表現方法は
"その火を消さない事"であると信じて製作しました。
贋作であると言われてしまえばソレまでですが、どうにかその火を消したくなかった。
だからこそ、本気で挑んでみた結果
良い物が出来上がった変わりに、その苦労を知ることになった。
マテリアルを拘る。
意匠を拘る。
ディテールを拘る。
プライスを現実的にする。
その苦労は、やってみなくては解らなかった。。

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それでも俺達は、作りたい物だけを追いかける。

つづく。

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