Rainbow Country"California MFG.Co"よりALL STATEの入荷です。
皆様こんにちは!!MUSHMANS代表の藤田です!!
本年におきましてもRainbow Country製品の納期が遅れておりまして、多くのお客様に御迷惑をお掛けいたしております。
御予約受付時に、目安の納期から大幅に遅れる可能性が高いという事を御説明いたしておりましたので、ご予約いただきました皆様におかれましては、とても寛容にお待ちいただけており、とても有難く感じております。
とは言いましても、我々としては『良い時季に』御納品したいという気持ちでおりますので、この状況というのは極めて歯痒い状況であると常々感じておりまして、もともと納期が遅れる事が予想されているとお伝えしているから良いでしょ。と考えている訳では無いという事だけはご理解いただきたいと思っております。
じゃあ、メーカーが悪いのか。と言いますとそうも言いきれない部分がございます。
私達もオリジナルでライダース等のレザージャケットやブーツを企画生産しておりますが、そういった中でホースハイド(馬革)を素材として使用いたします。
馬革に関して言えば、やはり新喜皮革で鞣された馬革が圧倒的に品質が良く(注1)、馬革を使うならば新喜皮革一択といったところです。
Rainbow Countryも同様の考え方だと思います。
その新喜皮革製ホースハイドの納期が、ここ数年著しく遅延しているという事が大きな要因となっております。
我々も現在オーダーしている靴用の馬革素材が8ヶ月以上入荷して来ないという状況で、未だに納期は未定。と先が見えない状態を経験しており、状況は一向に改善の兆しがありません。
これらは、馬革という素材自体が特殊である事が要因と言えるのだと考えております。
もともと革というのは、食肉等からの副産物でありますから、食肉で多用される生物の原皮は潤沢に用意する事が可能です。
日本においても世界的にも、馬を食す文化は少数派で、牛の飼育頭数と馬の飼育頭数を比べますと圧倒的な開きがあります。
全世界における牛の飼養頭数が14億9万千頭と言われるのに対し、馬の飼養頭数は5千5百万頭とされており、この数値からも明らかな差があると言えるでしょう。馬革は革としての品質が高いから重宝されるというよりは、その希少性から重宝されていると言っても良いかと思います。
こういった中で、国内唯一ピットタンニンが可能な馬革タンナーは新喜皮革であり、世界的にみても希少なタンナーである事から、日本国外からも多くのオーダーがあるタンナーです。
故に、供給が間に合っていない現状がある訳です。
ここ最近、新喜皮革製の馬革の価格も著しく上昇しております。物凄い値上がりです。
しかし考え方を変えると、これによって、今までどうにかこの素材を使用出来ていたブランドも他タンナーの馬革を選択するようになり、本当に素材に拘るブランドのみが使用できるマテリアルになる事でしょう。
そうなれば、こういった納期が見えないという事態も収束に向かうのかもしれません。
良くも悪くも、こういった状況となっている次第でございます。
【注1】
品質の良し悪しは、作り手から見たものと、製品を扱う側から見た際に見解が分かれます。
元来、傷が多いのが馬革であり、革厚も安定しない個体が多いので、作り手側の都合から見ると品質が悪いと判断される場合もあるでしょう。
ピットタンニンの場合、このコントロールが難しいからです。
製品を製造する側から見たら、ロスコントロールが難しいので品質が悪いと評される場合があるという事。
こういったロスコントロールを乗り越える事が出来るブランドが作る、新喜皮革製の馬革を使用する製品は、消費者にとっては品質が良いと感じていただける事でしょう。
馬革が良い。と疑いも無く信じるのも良いですが、どこでどういったプロセスで鞣されているのか?というのが革にとっては重要です。
さらに言えば、良い物というのが、誰にとっての良い物なのか?という事を考えなくてはなりません。
こればかりは、実際に手に入れ、そして感じる事しか信じられないとも言えますが。
上記のような要因も絡み、さらに様々な要因も重なりRainbow Country製品の納期が遅れているという事実を知っていただきました。
本来我々の思想としては、著しく納期が守られないブランドとは取引しない、もしくは取引を終了するのでありますが、そういったネガな部分を帳消しにする程の、良い製品を作ってくれるという信頼があるという事から、長くこのブランドとお付き合いしております。
先にも申し上げましたが、誰にとって良い物なのか?という考え方です。
正直、売り手からいたしますと納期が遅れる可能性があるブランドを取り扱う事のネガティブ要素とリスクは避けたいところです。
しかし、このブランドの製品を手に入れるお客様にとっては、この品質の製品がこのプライスで手に入れられるという、ポジティブな面の方が大きいと感じている事から、現在に至っていると言えます。

という事で、前置きが非常に長くなりましたが、Rainbow Country製品入荷のお知らせ。

Horsehide Double Riders Jacket
1950年代、シアーズ・ローバック社により製造されたプライベートブランド[ALL STATE/オールステイト]のダブルライダースジャケットを、忠実に再現しつつも、スタイリッシュなストリートパターンで構築した一着。
ライダースジャケットと言いつつも、バイク用パターンではなく、街着としての着用に特化したパターンとなっているアイテムです。


昨年からモカブラウン下地ピグメント着色、仕上げには水性ラッカーを使用し、よりヴィンテージテイストを持たせつつも、艶やかな質感となっているのが特徴。
縫製糸に関してもダークブラウンステッチ、ライニングにはオリーブブラウン系のキルティング仕様となっております。

ヴィンテージ実物と同様のアクションプリーツ構造。


ジッパーパーツは全てデッドストックのTALON社製スライダーを使用し、その再現性も魅力。

ウエストベルトに用いられるバックルは、この製品の為に生み出された鉄製プレスバックルを使用。

Horsehide Double Riders Jacket
50年代の米国製ライダースをブラッシュアップさせたような、ゴージャスな一着が完成いたしました。
現時点で36・38・40各サイズ一着ずつが店頭ストック分となっております。
こちらの入荷分を逃してしまいますと、次回は一年後の入荷。。。
是非、ご検討中の皆様はお急ぎ下さいませ<m(__)m>


