Rainbow Country×MUSHMANS 2018別注モデル RAGGED LEATHER HORSEHIDE "A-2"店頭ストック分が入荷しました!!
皆様こんにちは!MUSHMANS代表の藤田です!
最近はアメリカ文学に触れようとスタインベックを読み続けておりましたが、少し娯楽小説的なものが読みたくなりスティーブン・キングの"11/22/63"を読みました。深く作りこまれながらも、ストレートな進行が睡眠する事を忘れさせる。(笑)
さらに、以前より好んでいた町田 康の"ギケイキ"にも手を出してみたのですが、これも中々に面白く こういったアプローチの文章能力はかなりパンク音楽的でもあるなぁ〜と、やはりただのパンクロッカーじゃなねーな。と非常に関心した次第でございます。
この二作品、お勧めですので普段読書の習慣が無い方でもすんなり入れますし、読書の秋、いかがでしょうか?
本はやっぱ紙で製本されてないとダメですよ、タブレットで読書も良いんでしょうが、物質も記憶も残る"モノ"を手にしましょうね。と、懐古主義も甚だしいのか?
さてさて、とうとう入荷して参りました!
今年圧倒的な人気となっている別注レザー"RAGGED HORSE HIDE/ラグドレザー"の、A-2店頭ストック分が揃いましたので御紹介させていただきます!!

Type A-2 ROUGHWEAR W535 AC16159
往年のフライトジャケットファンであれば、一度は耳にした事があるであろうRAGGED Leather(ラグドレザー)を、Rainbow Countryとの共同開発で再現いたしました。
フライトジャケットブランドの先駆者とも言えるブランドの倒産直前に3年間生産されたラグドレザーは、ヴィンテージA-2の粗野なオーラを現代に引き込んだ素晴らしい着眼点のレザーマテリアルでありました。
今シーズンのMUSHMANS別注モデルは、そのラグドレザーをさらに昇華させたマテリアルの開発というところからスタート。
ホースハイド特有の猛々しさをより強調したレザーマテリアルを開発いたしました。

ラグドレザーは原皮の選別から行われ、よりシボ感の強い原皮を選り分けます。
馬の腹部を使用するといった誤った認識を持った方もいらっしゃいますが、強烈にシボが入っている個体はショルダー部は勿論、全体に入っているものです。
これらを選別した後に、よりシボ感の強調される工程を経てラグドレザーの下地が仕上がります。
ここから染色作業により、さらに猛々しさを強調させていきます。
今回のマテリアルは当時のラグドレザーとは異なり、顔料(ピグメント)を使用しないアニリン100%で染色を施します。
ナチュラルカラーの下地に数種類の染料を使用して段階的に染め上げて行く訳です、通常色ブレが発生しないよう均一になるよう調色しながら進めて行くのですが、今回のレザーマテリアルにはあえて過度な調整をする事なく、素材なりに発色するように指示しております。
さらに、染料を吹きかけた部分を都度拭き取るという作業を入れる事で、レザーマテリアルの凹凸が強調され荒々しい表情を演出しております。
昨年のBUSTED SHRINK LEATHERで実施した染色手法を応用し、今回のレザーマテリアルが完成したのです。
上記画像は、染色が完了し裁断指示の為にパターンを置いて下書きした時点の画像です。
御覧頂いた通り、全体に荒々しいシボが出ているのを御確認いただけるでしょう。 ただし全ての素材がこのように皺が刻まれている訳ではありませんので、シボが強い固体とそうでない個体毎にパターンを配置しながら組み上げる必要があるのです。
私も実際にやってみましたが、二着分の裁断箇所を決めるだけで相当な時間を要してしまいました。
これを量産するとなると、通常よりも余計に裁断に時間を要するものとなり、Rainbow Countryさんのファクトリーには本当に頭が下がります。

今回A-2だけでもかなりの数をオーダーいただきましたので、革を選り分け型入れする作業は相当な労力となります。
レギュラーの裁断とは逆方向の作業となりますので、前もって準備する時間も相当に必要となる事が容易に想像できます。
上記画像のように指示しており、赤で塗られたパーツにシボの多いレザーを使用し、白く塗られたパーツにはシボが少ないレザーを使用するという事です。
シワの多いレザーとそうでないレザーは、アニリン仕上げの為染まり方も異なりますので各パネル毎に発色感が異なり、さらに猛々しいレザージャケットが生まれるという算段です。
そして・・・この度、店頭ストック分のA-2が仕上がって来たのです!!

ラグドという名称は、RUGGED(ラギッド)=粗野なとか荒削りなの意。や RAGGED(ラゲッド)=ボロボロのとかデコボコしたの意。から和製英語でラグドと呼ばれていたようです。
特にRUGGED LEAHTERと表記されている事が多いのですが、個人的にはRAGGED LEATHERのほうがしっくりきているような気がしますので、今回のレザーはRAGGED LEATHER(ラグドレザー)と表記しようと思います。
ここまで長くなってしまいましたが、今回の我々がトライしたRAGGED LEATHER(ラグドレザー)を簡単に纏めますと、以下のような事を行って製品を作り出します。
①シワの多いホースハイド(馬革)を原皮の段階で選定。
②よりシワを強調する加工を行う。
③鞣し上がり、染色する段階で さらにムラを出す工法で仕上げる。
④裁断時各パーツ毎に、シボの入り方が異なるよう裁断する。
上記のように4つの遠回りをして、このラグドレザーが完成するのです。
勿論ベジタブルタンニン鞣しですので、素晴らしい経年変化をお約束いたします。


お次はサイズ38↓


続いてサイズ40↓


最後にサイズ42↓




手前味噌ではございますが。
本当に狙い通りの素晴らしいA-2ができました。
劣勢に立たされた米国陸軍航空隊が
急ピッチで生産しながらもその一着に想いを込めた装束。
空の男たちを奮い立たせる盛装。
特別な限定企画。
A-2は今回のストック分が完売いたしますと終了となります。
今まさにA-2のシーズンです!


