夏はミリタリーアイテムを使いまくる。
皆様こんにちは!!MUSHMANS代表の藤田です!
先日行われたルマン24時間耐久レースは、フェラーリの二連覇で終わったようですね。
トヨタあと一歩及ばずで、なかなかモータースポーツで日本メーカーの朗報が聞かれず・・・残念なところでございます。
あ、でもレッドブルF1はホンダエンジンなんでしたっけ?
強い日本メーカー再び。願わずにはいられません。
さて、夏日になる事が多くなり、ご来店いただく皆様も夏なアイテムを御購入いただいております。
MUSHMANSはやっぱり秋冬なイメージなのかと思いますが、夏こそファッションを楽しむべき。
秋冬はヘヴィーなアイテムでコーディネートを構築しやすいですが、夏は頭を使ってコーディネートを構築しなくてはなりません。
夏こそセンスが問われるところなんですね。
夏はファッションが楽しくない。そう思っている方!考えを改めて!(笑)
夏にスタイリッシュなコーデが出来ないと、洋服好きとは言ってはなりませんからね。
という事で、夏のコーデを色々と考える訳でございますが、敢えてミリタリーアイテムでガチガチにしてみるっていうのも面白いかな?と思っております。
いつもはワンポイントでミリタリーアイテムを提案したりするのですが、ガッツリ使ってワンポイントで外すなんていうのもアリかな?って事で、まずはここ最近で入荷したアイテムを御紹介いたします。






この仏陸軍のチャドシャツは、長きに渡って支給されてきたアイテムで、様々な仕様がございます。
その中でも、このデザートカモ仕様も珍しく、ファッションアイテムで使い易いですね。

CCEカモ仕様もそうですが、各部にベルクロベースが縫い付けられており、ミリタリーアイテムである事を語ります。

このデザートカモはヘリンボーンではなく綾織のツイル仕様。
こちらの方がよりライトに感じるかもしれません。

勿論エポレットは取付られておりますよ。

TROUSERS,MEN'S,COTTON WIND RESISTANT POPLIN
OLIVE GREEN,ARMY SHADE 107 SHORTS
こちらは新品、BUZZ RICKSON'Sから。
TROUSERS,MEN'S,・・・・正式名称で書くと長ってなりますので、ここからはジャングルファティーグと呼びます。

ベトナム戦争時に採用されたこのジャングルファティーグ。
コットンポプリンのライトなファブリックが使用され、熱帯地用野戦服というだけの事はあって、夏時季に快適な仕様となっております。
それでも暑い。。今も昔も暑いときにはショートパンツが穿きたいのは、民間人も兵士も同じでした。
もともとフルレングスだったジャングルファティーグをぶった切ってショーツにしたのがこちら。
取り付けられているラベルも、途中でぶった切ってありますね。
ショーツ仕様の実物を見かけますが、おそらく実戦での使用はされていないのかな?と思います。危ないですからね。


ベースとなっているのは、カーゴポケット内のストラップが廃止される以前のファーストタイプ。
ウエストのストラップもボタン式。
セカンド以降になると、ポケットフラップのボタンも露出させず、隠しボタンとなります。
このファーストモデルは採用期間が僅かであった為、現存するタマ数が極めて少ない希少性の高いモデルです。

それにしても、面倒な作り込みとなっております。
これを日本製で再現するんですから、やっぱ凄い事ですよ。

またジャングルファティーグかよ。と思うなかれ。
コリンボらしいアプローチで構築されたアイテムです。



ベースとなっているのは、先に紹介したBUZZ RICKSON'Sのジャングルファティーグと同様ながら、サードモデルを再現。
ウエストのサイズ調整タブがメタル仕様だったり、ポケットフラップのボタンが隠しボタン仕様だったりと、先に申し上げた箇所に違いが見受けられますね。
カーゴ内のストラップは残ってますけどね。


各部の再現性は言うまでもなく高く、COLIMBOらしい実直さを感じます。
さて、BUZZ RICKSON'Sのジャングルファティーグ、裾が切ってあると言っても16800円+税とお買い求め易いプライスでしたが、こちらのCOLIMBO製ジャングルファティーグは28000円+税と、フルレングスであるという違いがあるにしても高額です。
何故か?そこには明確な理由がある訳です。COLIMBOですから、訳も無く高いという事は無いんです。
このアイテムに使われているのは、コットンウェザー(コットンポプリン)ながら、実はベンタイル。
VentileⓇ Fabrics
ベンタイルの歴史は1930年代に遡ります。
英国マンチェスターのシャーリー研究所で開発されたこのファブリックは、当初 消防用のホースに使用される生地として発案された物でありました。
1930年代後半、第二次世界大戦に突入しますと英国空軍(RAF)に採用されるようになります。
英国軍パイロット用に研究が進み開発された生地こそが、今日のベンタイルとなるそれです。
コクピット内で快適である事が求められ、海上に墜落した場合でも水の浸入を極力抑える事ができる生地が求められておりました。
当時のパイロットの戦死原因は海上に墜落し、冷たい海水による凍死が殆どであった為に、シャーリー研究所で開発が進められていたこの生地が軍用に転用される事になった訳です。
それまで海上に墜落したパイロットの生存可能時間は数分だったものの、このベンタイルが採用される事によって20分間にまで延ばす事が可能となり、墜落時の生存率も80%まで上がったと言われております。
その後1943年からは大量生産されるようになり、ミリタリーの現場で鍛えられたベンタイルは極限の地で使用される衣類に採用されるようになって行きました。1953年エドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイによるエベレスト登頂の際にも使用され、1979年には英国の冒険家ラノフ・ファインズによって南極 北極横断にも使用される等、人命に関わるシーンでの活躍によりベンタイルの名は世界中に知られる存在になったのです。
長くなりましたが、今では高級ファブリックとして使用されるベンタイル。
このベンタイルをジャングルファティーグに使用している例というのは、少なくとも私は存じ上げません。

この光沢感と高級感、これをジャングルファティーグに使ってしまうのがCOLIMBOが面白いブランドであるという事を証明しておりますね。

さて、これらを使って、ガッツリなミリタリーコーデ。
まずは、仏軍チャドシャツ(CCEカモ)とBUZZ RICKSON'Sのジャングルファティーグショーツの組み合わせ。
チャドシャツは39/40を、ジャングルファティーグはサイズLを着用しております。
ここで足元にはレザーサンダル(MOTO製)を使う事で、軽快さを演出しましょう。
HATを使う事で、軍人感を軽減し、夏らしさも付加させる事が出来ますね。
ちょっとチャラい感じに、クリアフレーム+ブルーレンズのサングラスがアクセントです。

こちらは仏軍チャドシャツ(デザートカモ)とCOLIMBO製ベンタイル仕様ジャングルファティーグの組み合わせ。
チャドシャツは41/42を、ジャングルファティーグはサイズMで着用しております。
トロピカルな雰囲気を出すHATとサングラスを用いますが、足元はあえて下駄。
上下ミリタリーなコーデですが、それほど軍人的にはなりませんね。
是非、この夏のコーデの参考にしていただければ嬉しいです。


