The return of "THE FEW" Made in JAPAN.
皆様こんにちは、MUSHMANS代表の藤田です!
ようやく、ここで御報告できる段階にまで来ました。
日本全国のフライトジャケットファンの皆様、そしてレザージャケットファンの皆様・・・
日本だけではございません、世界中のフライトジャケット、レザージャケットファンの皆様・・・
大変長らくお待たせいたしました。
2015年ニュージーランド工場の完全閉鎖から3年の時を経て、遂に"THE FEW"が復活の狼煙を上げます。
ニュージーランド(以下NZ)の労働者レイバーの高騰等、その時代の波にのみ込まれたかたちで歴史に幕を閉じたTHE FEW。
長年培ったレザーフライトジャケット生産のノウハウを捨て去るわけは無く、新天地を探し続けて3年の時が経過しました。
途中、フィリピン・マニラでの生産にトライしたものの、NZ時代の品質を達成出来ずに頓挫。
全てをリセットし"本当のモノ作りとは何か?"という部分に立ち返り、NZ工場時代の品質を超えるモノを生み出すには?
その答えは目の前にありました。
技術大国日本。
THE FEWの長年に渡る物作りを再現できる、否 それをも凌駕する信頼できるパートナー探し。
それに1年以上の時間を費やしました。
NZ工場閉鎖時にNZ国内倉庫へ移動し保存してあったペーパーパターン、ジッパーやリブなどの資材、ヴィンテージサンプルや製品サンプル等の日本への輸入から始まり、製品テストサンプルの製作。
様々な障害が発生しては、解決しました。
そして、遂に実現した日本製THE FEW。
その日本製"THE FEW"。
フライトジャケットファン、そしてTHE FEWのディーラー様に滞り無く高い品質の製品をお届けする為の先駆けとなるべく、2018年冬シーズンをMade in JAPAN "THE FEW"のトライアル期間とし、その試験運用を我々MUSHMANSが担当する事となりました。
生産するのは1型1色、限定20着。
この生産が滞りなく完了した暁には、THE FEWが2019年秋冬から日本製の新生THE FEWとなって生まれ変わります。
世界に4機しか存在しない飛行可能な零戦オーナーでもあり、THE FEWのオーナーである石塚氏によれば、今後の日本生産のTHE FEWはじっくりと新しいブランドを育てるつもりで取り組みたいという事でした。その為、NZ時代のように数多くの品番をラインナップするのではなく、そのシーズン毎に絞り込んだ品番をじっくりと構築する。そういったビジョンがあるようです。
THE FEW石塚氏の今後の取り組みに関しては、日を改めて取材をして来ようと思っております。
という事で、遂に復活となるTHE FEWの試験運用モデル。
本日より予約受付を開始いたします!

2013年にMUSHMANSが別注をかけて製作した、THE FEWオリジナルネームの"Type A-1"を復刻します。
日本生産トライアルにも関わらず、何故このレザーマテリアルを使用するのか? 疑問に思った方も多いかと思います。
確かにTHE FEWの再出発という事であれば、シープ系モデルや定番的なA-2をと考える方が素直なやり方かもしれません。
しかしながら、このA-1こそ今後様々なモデルを再構築する際に必要な技術的要素が詰まっている型である訳です。
さらに、このBADALASSI Nappa Luxというマテリアルは、通常のA-2等に使用するホースハイド(馬革)に比べて厚く、革自体の繊維が強固であり油分が多く含まれている為に、縫製技術が試されるマテリアル。
即ち、このBADALASSIレザーを美しく縫製する技術を有していれば、今後ホースハイドを使用した物作りを安心して任せる事ができるという事になるのです。
また、THE FEWの復活はフライトジャケットファンの皆様だけではなく、多くのTHE FEW特約店様も待ち望んでおりました。
そのため再現性の高いA-2やA-1は、本格的再始動となる2019年秋冬までさらに時間をかけて企画し、全国の特約店様に取り扱っていただこうという意図がございます。

さらに言えば、このBADALASSI Nappa Lux "ORTENSIA/オルテンシア"を使用した2013年のMUSHMANS別注モデルは、5年が経過した今でも再生産のお問い合わせを多くいただいているアイテムでもありました。
多くの皆様が待ち望んでいてくれたモデルでもある為、これを完全に再現したいという願いがございます。
また、日本製となった場合BADALASSIレザーは通常THE FEWラインナップで使用する事が難しいという事になっております。
それはBADALASSIレザーを日本国内にイタリアから輸入した場合、相当なコストが掛かってしまう為に現実的に市場へ出せる価格設定に収まらないからです。
今回のトライアルモデルでは、MUSHMANSからマテリアルを供給している為現実的なプライスに収まっておりますが、これはTHE FEW復活へむけた第一歩という事のご祝儀に近い完全サービスプライスであるという事だけは、先にご理解いただけますようお願いいたします。
それでは、日本製THE FEWのアイテム詳細を御覧下さい。↓





NZ工場時代のA-1には尿素ボタンを使用しておりましたが
今回に限ってはナットボタンを装着しました。


ポケットフラップの形状は若干の修正が必要です。
本生産ではさらにバランス良く構築されます。



リブニットはNZ工場時代に使用していた物を使用しております。

久しぶりに、新作モデルにFEWタグが取り付けられている姿を見ました。
非常に感慨深いものがございます。

今回のモデルは2013年に別注したモデル同様
コマーシャルモデルという設定のA-1です。
その為コントラクトラベルの直下にMUSHMANSラベルを装着しております。

インナーライニングもNZ工場生産時と同様のスペックです。
こちらのモデルは斬新で美しい発色により大変好評をいただきましたが、5年が経過した今 その経年変化を目の当たりにして2013年当時はオーダーに二の足を踏んでしまった方々が再販を要望されているケースが多いモデルです。
そりゃもう、物凄い変化があります↓

こちらが5年を経過したNZ工場生産時代の製品です。

上記で掲載しているアイテムとは別物の発色ですので驚きますよね。

ここまで経年変化します。
言わずもがなですが、左が新品時 右が5年経過時点。
BADALASSIレザーは、その経年変化に定評がございますが特にこのORTENSIA/オルテンシアは目覚しい変化を遂げるマテリアルカラーです。
極めて薄化粧に仕上げている為、ベジタブルタンニン=渋が影響して茶色味が浮き出します。
そうなってきますと、画像のようにブルーにモスグリーンを追加したような、何とも言えない落ちついた発色へと変化するのです。
また、これは着用頻度に関わらず、紫外線や空気等が影響する為 日頃ガンガン着用しなくともこういった変化を達成する事ができるのです。
勿論、保管時になるべく紫外線を避け暗所保管していただくと、経年変化の進行を遅らせることも出来ますので、好みに合わせて取り扱っていただければ良いかと思います。
こうやって並べて比較しても、本当に元の色が同じだったのか?
そういった疑念を持つ方もいらっしゃって当然です。
あまりにも大きな変化を遂げておりますので。
という事で、↓この画像を御覧いただくとその疑念も晴れるかと。。

常に露出しない部分(ポケットフラップ内)を御覧いただければ一目瞭然。
紫外線に当らず、空気にも触れない部分はこれだけ元の色が残っております。
判別し難いですが、腋下なども比較的明るいブルーが残っております。
これで信じていただけたでしょうか?
それでは着用感を御覧いただきましょう。↓

画像の人物はサイズ38を着用しております。
こちらのモデルはTHE FEWのコレクション中 細めなシルエットです。
NZ時代のパターンは若干袖丈が長い設定であった為
今作からは袖のパターンのみを修正し、収まりが良くなっております。
サイズスペックの目安は以下の通りとなります。
34---身幅50cm/着丈(リブ込)56.8cm/肩幅41.2cm/袖丈(リブ込)63cm
36---身幅51.5cm/着丈(リブ込)58.4cm/肩幅42.6cm/袖丈(リブ込)64.5cm
38---身幅53cm/着丈(リブ込)60cm/肩幅44cm/袖丈(リブ込)66cm
40---身幅54.5cm/着丈(リブ込)61.6cm/肩幅45.4cm/袖丈(リブ込)67.5cm
42---身幅56cm/着丈(リブ込)63.2cm/肩幅46.8cm/袖丈(リブ込)69cm

この着心地。
とても懐かしく感じます。
またこの感覚が味わえるのは、本当に嬉しい。
そして、来期以降の展開も楽しみでなりません。

5年前のNZ工場時代の製品も着用してみました。
袖丈が少し長い以外は、殆ど変わらない着用感です。
MUSHMANS店頭に両方のモデルを展示しておりますので
是非一度その目で御覧になっていただきたいです。

3年の空白から一転。
今目覚めるフライトジャケット界の雄。
新天地を求め息絶える事なく進み続け
進化を止める事なくこれからも。
ここにひとつの結果が芽吹き。
そして、これからを暗示する。
さらに高みを目指すのだ。

今作は限定20着での生産となります。
納期に関しては当初2018年秋(9月)を目指しておりましたが
様々な問題がございまして、最終版テストサンプルの完成が今になってしまいました。
事を急ぐべからずという事で、じっくりと取り組んだ結果です。
オーダーいただきます皆様へは大変申し訳ありませんが
こちらの製品は2019年1月末頃〜2月中旬
の御納品を目指して進めて参ります。
オーダー受付は本日よりスタートいたします。
ご不明な点がございましたら、何なりとお気軽にお問い合わせください。
皆様からのオーダーを心よりお待ちいたしております。
私たちは、いちフライトジャケットファンとして、これからのTHE FEWが華麗なる復活を遂げる事を心より願っております。
そして、今回の試験運用と日本生産トライアル製品の販売を我々MUSHMANSに任せていただいた事を誇りに想う反面、、全国にある歴史あるTHE FEW取り扱い販売店舗様に対して大変恐縮な気持ちがございます。
ただ、やるからにはしっかりと量産までの行程を全うし、これから先に進めて行く先駆けになろうと思います。
どうか皆様温かく見守っていただけますと幸いでございます。
9年前、私がMUSHMANSを立ち上げる際に様々なご協力と様々な御迷惑をおかけした数少ないメーカー様のひとつであったTHE FEW。
この御恩に報いるというのには、まだまだ力不足ではありますが、出来る限りの事をさせていただこうと思います。


