Parisより。

 皆様おはようございます!MUSHMANS代表の藤田です!!  

 

 

 

 

壮絶なゴールデンウィークも終わり、一息つけるかな?と思いきや、全くそんな事はございませんで(笑)

 

ゴールデンウィーク中にいただいた壮絶な量のMUSHMANS Footwearのカスタムオーダー、本当に本当にありがたくオーダーいただいた皆様へは感謝しかございませんが、この感謝の気持ち、先ずは最善の状態で御納品する事に尽きる訳でございまして、そのためにこの数日工場様とのやり取りでてんやわんやでございます。

工場様も大変熱心に不明点や確認事項などを投げかけてくれている事にも、心から感謝いたしております。
 

そして、今月末に控える決算申告の準備はまだまだ終わっておりませんし。。
あれも、これも。。 片付けないとならない事が山積している状況を、どうにか楽しんで進んで行きたいと思っております。(笑)  

 

 

そんなこんなで、頭も身体もパンク寸前の状況でございますが、本日も少々面白い企画というか、商品というか、そういった物を御紹介しようとパソコンに向かってみたら、深夜を飛び超え この時間になってしまいました(笑)  

 

 


 

 

さて、何なのか?と申しますとコチラ↓

 

 

↑こちらの画像で人物が着用しているジャケット。

昨年の2月23日に掲載したBlogでかなり多くの問い合わせをいただいた商品でございます。

 

こちら、当時は詳しくご説明しておりませんで

そのBlogにはMUSHMANSでの販売はございませんと表記しておりました商品でありました。

 

来店いただいたお客様にはご説明した事もございましたが、こちらのアイテムはフランスはパリを拠点に活動しているブランドのアイテムでございます。  

 

 

 

 

 

 

 

 パターンの天才との呼び声高い英国人のヴァンソン・スミス氏が、パリで立ち上げたアトリエから発信しているブランド。
そのアトリエでは有名メゾンからの依頼で型紙を製作し、さらに自社ブランド Mr Smithのコレクションを展開しております。
このブランドに関して書かれた記事を発見しましたのでリンクを貼らせていただきました→コチラ ※MEN'S Preciousより※

 

 

 

 

 

この記事より一部を抜粋させていただきました↓

スミス氏は、ロンドン・ファッション・カレッジを卒業後、軍服の製作を手がけた。そこで彼が習得したのは、動きやすさが重視されるミリタリーファッションの機能性と着心地のよさだった。

「どんな動作をしても、服が邪魔をしてはいけないわけですから」

だが、ミリタリーファッションには繊細さというものは存在しない。そこに物足りなさを感じた彼は、独立して自らのブランドを興したのだという。彼のコレクションは、「トラディショナルなフォルムがベースだが、新しく解釈したもの」。特に彼の真髄を表現しているのが、このアトリエで最初から最後まで手作業で製作される、10モデルのみのカプセルコレクション。彼の服には、ミリタリーファッションで体得した機能性の影響が色濃く残り、これがコレクションの特徴のひとつとなっている。そでを通してみると、体にぴたりとくるフィット感、そして動きやすさをたちどころに感じる。立体裁断ではなく、平面の紙から型紙を取っているのだが、どのような曲線がどのような面をつくり出すのか、パターンを引く時点ですでに見えているというのだから、天才の天才たるゆえんである。  

 

 

 

 

 

 

 

私自身もこのブランドのアイテムを数点所有しておりますが、まさに記事に書かれている通りの事を感じます。
英国軍服を手掛けていた方だというのは初めて知りましたが。。  

 

さて、こういったブランドな訳でございますが、御覧になっている皆様からはMUSHMANSの取り扱いブランドとしては異質な存在に感じられる方も多いかと思います。  
 
実は、このブランド、私の弟がパタンナーとして従事しているブランドなんです。  

 

今から10年前、このMUSHMANSを立ち上げた当初、MUSHMANSのスタッフとして手伝ってもらっていたスタッフが私の弟であり、現在はパリでこのアトリエのパタンナーとして働いております。  
今では彼を知っているお客様も少なくなりましたが、MUSHMANS開店当時からご来店いただいているお客様からは、私よりも慕われている存在なのかもしれません(笑)

 

そんな兄想い?の彼がMUSHMANS 10周年なのを知ってか知らずか、私の気に入っているモデルを仕入れないか?と提案してきたのが今回の企画の始まりでした。  

 

パターン・ファブリック・縫製、全てにおいてトップレベルの作り込みをしているブランドです、その為アイテムのプライスは普段MUSHMANSをヘヴィーにご利用いただいている方からしても、ハイプライスと感じる設定となっております。  

 

が、ここからが今回の企画という事になるのですが。↓

 

この10年間、兄がお世話になりました。という事の意味合いなのか否かは定かではありませんが、MUSHMANSにご来店いただいているお客様及び、オンラインショップにて会員登録いただいているお客様限定のスペシャルプライスでの販売が実現しております。
これから御紹介するアイテム、オンラインショップ上での表示プライスは定価が表示されております。
が、いつもMUSHMANS ONLINE SHOPをご利用いただいているお客様は、オンラインショップ左上からログインしていただき、その後商品ページを御覧いただきますと今回限定のスペシャルプライスが表示されるように設定してあります。  

 

また、MUSHMANSのSHOP(店頭)会員様も同様のプライス設定となっておりますので、プライスが気になるお客様はご来店いただくかお電話やメールにてお問い合わせくださいませ。
※お電話やメールでお問い合わせの際は、お名前(フルネーム)と登録ご住所が必要となりますので予めご了承下さいませ。※  

 

 

さて、前置きが長くなってしまいましたので、そろそろアイテムの御紹介に移ろうと思います。↓

 

 

 

まずはコチラから。

 

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まずは私が店頭でよく着用しているモデルから御紹介させていただきます。

 

GENTLEMAN RIDING JACKETは、乗馬用ジャケットとモーターサイクル用ジャケットを掛け合わせたようなデザインが特徴のモデルです。 全体の構成から言えばドリズラージャケットやスイングトップと呼ばれるジャケットのデザインとも言えますね。
鮮やかな発色のオレンジは、このシーズンの着用に映える美しさ。
なかなかお目にかかれない、素晴らしい発色も魅力のひとつと言えますね。

 

 

 

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このシンプルさからは想像できない絶妙なシルエットで組み上げられており、トラディショナルなデザインながらモダンさを感じていただけるシルエットとなっております。

 

世に数多在るドリズラージャケットとは一線を画すスタイリングをお楽しみいただける事でしょう。



 

 

 

 

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使い勝手の良いスタンドカラーも最適な寸法となっておりまして、デザイン性は勿論の事、実用面をも考慮して作りこまれているのが実感出来る仕様です。



 

 

 

 

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ポケットフラップやカフの仕様、裾に配されるドローコードといったディテールは、RIDING JACKETの名が示す通りのパーツとなっており、各部ミリタリーディテールをも感じ、細部まで拘りを楽しんでいただける作り込みです。
 
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特筆すべきは、このジャケットに使用されているマテリアル。
コストを顧みず贅沢に使用されるマテリアルには【etaⓇPROOF】が使用されております。
※【etaⓇPROOF】に関しては後述させていただきます。※

 

 

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コーディネートの例を挙げてみましょう。
この発色は濃紺のデニムにも相性が良く、まさにこの時期にシャツのような感覚で羽織っていただく事ができるアイテムです。
またマテリアルの詳細は後述するとして、このetaⓇPROOFは高密度のコットン100%ファブリックという事で、自然で高級感のある光沢感も魅力のひとつでございます。
さらに撥水性能も高く、これからの雨季にも積極的に使えるのが嬉しいポイントです。
画像の人物はサイズ48(M)を着用しております。





 

 

こちらはカラー違いもございます。↓

 

 

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先に御紹介したオレンジは、ちょっと発色豊か過ぎるなぁ と感じる方にはコチラがお勧め。
ダークネイビー(濃紺)仕様もございます。
長いシーズンに使用できまして、飽きがこない発色となっておりますので、個人的にこちらのカラーもやっぱり欲しいなぁ、なんて思っているところでございます。
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ボディカラーによってさらにシンプルに感じる仕上がりでございまして、まさにアイテム名通り"ジェントルマン"な雰囲気を醸し出しておりますね。
 
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ステッチカラーは同色、ドローコードはブラック、ジッパーやボタン等のメタルパーツはブラックアウトされており落ち着いた印象ながら、じっくりと御覧いただくとディテールが見えてくるところもジェントルマンな作り込み。
 
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こちらも勿論の事マテリアルには【etaⓇPROOF】が使用されておりまして、大変贅沢な仕様となっております。
また発色に関してもブラックとネイビーの中間といった、極めてダークな発色。
さらに高密度コットンによる、美しいヌメリ感は所有した方にしか解り得ない満足度の高いファブリックです。

 
 
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このシブい発色のジャケットをどのように使いこなすか? それにこそ貴方のファッションセンスが問われます。
ダークカラーながら、春らしいコーディネートを。
画像のように、リネン生地を使用したトラウザースを合わせてみても良いかもしれません。
 
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ちょっと崩して、こんな感じも良いかもしれませんね。
完全にミリタリーに寄ったワイドなオーバーオールを使用し、カジュアルさを存分に引き出してあげるのも良いでしょう。
画像の人物は両コーディネート共にサイズ48(M)を着用しております。



 
 
そして、こちらのモデルもいかがでしょうか。
 
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シンプルなベースボールコートをデザインソースにしながらも、Mr Smithらしいパターンとディテールによって独自性を感じるアイテムです。
この春のスプリングコートとしても活躍しますし、これからの梅雨時季にレインコートとして活用いただけるアイテムです。
 
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個人的には、背面の一枚仕立てとなっているデザインが非常に好み。
着用時の皺感やウネリが【etaⓇPROOF】ファブリックと相まって、様々な表情を魅せてくれるのです。
 
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このアイテムに関しても、先に御紹介したRIDING JACKET同様に実用性とデザイン性を兼ね備えたディテールが魅力です。
収まりの良い襟型は、スプリングコートとして求められる性能を発揮する寸法設定となっております。
 
 
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RIDING JACKETの袖口にも使用されていたボタンは、着脱時の抵抗感が非常に気持ち良く、デザイン性・耐久性共にファブリックとの相性も良いですね。

 
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袖口や裾末端の仕様はRIDING JACKETと共通のディテールとなっておりまして、デザインのアクセントにもなっております。
 
 
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ファブリックには、やはり【etaⓇPROOF】が使用されており、レインコートしての性能も申し分ありません。

 
 
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ベースボールコートのデザインですので、着丈もハーフコート丈となっておりますので身長問わずコーディネートし易いアイテムです。
このetaⓇPROOFによるオレンジの発色は、画像で御覧いただくよりも実物は激しく感じない発色です。
故にコーディネートの幅が広く、様々なカラーのボトムとコーデできるという特性を持っております。
デニムのインディゴ色のみならず、画像のようにホワイト系のボトムとの相性も良いですね。
画像の人物はサイズ48(M)を着用しております。
 
 
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さらに、オリーブ系のボトムでもいかがでしょうか?
馴染みますよね?
 
 
最後はこちら↓
 
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こちらのアイテムに関してはベンタイル ファブリックを使用して制作されております。
今まで御紹介したetaⓇPROOFに比べると、若干ライトな印象となるファブリックです。
それ故に、着用感が軽快となり、着用時のドレープもより感じられるようになっております。
発色と生地感の好みでお選びいただければ良いかと思います。
 
 
 
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ディテールに関しては、New Orangeと同様となっておりますので詳細については割愛させていただきますが、ファブリックが変わる事で別物に見えるのが面白いところですね。

 
 
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落ち着いた発色の"Weathered Wood"、これから何十年も愛用していただける事と思います。
このカラーであれば、コーディネートは無限大でございますので、その日その日のスタイリングの仕上げに使っていただければ良いのではないかと思います。
VentileⓇ Fabricsはリネンファブリックのトラウザースとの相性も良いですね。

 
 
さて、最後にマテリアルに関してのご説明をさせていただきましょう。
 
 
 
まずは最後に御紹介したBASEBALL COATに使用されていた生地"VentileⓇ Fabrics"から。

VentileⓇ Fabrics
ベンタイルの歴史は1930年代に遡ります。
英国マンチェスターのシャーリー研究所で開発されたこのファブリックは、当初 消防用のホースに使用される生地として発案された物でありました。
1930年代後半、第二次世界大戦に突入しますと英国空軍(RAF)に採用されるようになります。
英国軍パイロット用に研究が進み開発された生地こそが、今日のベンタイルとなるそれです。
コクピット内で快適である事が求められ、海上に墜落した場合でも水の浸入を極力抑える事ができる生地が求められておりました。
当時のパイロットの戦死原因は海上に墜落し、冷たい海水による凍死が殆どであった為に、シャーリー研究所で開発が進められていたこの生地が軍用に転用される事になった訳です。
それまで海上に墜落したパイロットの生存可能時間は数分だったものの、このベンタイルが採用される事によって20分間にまで延ばす事が可能となり、墜落時の生存率も80%まで上がったと言われております。
その後1943年からは大量生産されるようになり、ミリタリーの現場で鍛えられたベンタイルは極限の地で使用される衣類に採用されるようになって行きました。1953年エドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイによるエベレスト登頂の際にも使用され、1979年には英国の冒険家ラノフ・ファインズによって南極 北極横断にも使用される等、人命に関わるシーンでの活躍によりベンタイルの名は世界中に知られる存在になったのです。

 
 
この流れでetaⓇPROOFについてのご説明に移ります。

 
 
etaⓇPROOF
先に紹介したベンタイル(VentileⓇ)ブランドを2017年に引き継いだのがスイスのStotz&Co.です。
1980年代に英国ではベンタイルファブリックを染色して仕上げる工場が閉鎖された為、スイスに織り上がったベンタイルを送り、仕上げるようになりました。当初は問題無く仕上がっていたベンタイルですが、その染色工場も閉鎖となり、いよいよ品質の維持が難しくなって行きます。
1994年 スイスのStotz&Co.はベンタイルの染色と仕上げを引き受ける一方で、独自のアプローチとスイス国内の繊維加工の専門家と提携し研究を重ね、染色と加工のノウハウを身に付けて行きます。
英国空軍(RAF)の軍洋服を作るメーカーも同社のファブリックを何度も視察し、英国防衛省からの評価も高かったにも関わらずStotz & Co.は非軍用衣料品製造者として展開するetaⓇPROOFブランドを創設しました。
1998年にはベンタイルの製造元であったTalbot WeavingもStotz&Co.にベンタイル生地を製造させるようになり、現在ではTalbot Weavingはベンタイルの製造とブランドの全てをStotz&Co.に譲渡し、VentileⓇFabricsも全てStotz&Co.によって製造販売されるようになりました。
Stotz&Co.のオリジナルブランドである【etaⓇPROOF】はベンタイルの製造で得たノウハウを活かし、素晴らしい生地を生み出しております。
天然繊維である綿を使用しながらも、化学繊維を凌駕する程の撥水性能と通気性を持つファブリック。
これは良質な綿糸と超長綿によって緻密に織り上げられている事で得られる性能で、自然繊維ならではの自然な肌触りと風合いも持ち合わせております。
非常に高価なファブリック故に、一般的なカジュアル衣料に使用される事が少なく、日本ではベンタイルに比べその認知度は低いのかもしれません。 だからこそ、このファブリックに惹かれるというのもございますね。

 
 
という事で、こちらの製品に使用されるファブリックのご説明でございました。
 
 
 










本日より販売を開始いたします。
ある意味ファミリーセールというやつです(笑)
とりあえず今回はスペシャルプライスですが
良いと感じていただけた方は、次回からプロパーの製品を買ってやって下さい。(笑)
 
 
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まさか東吾が携わるアイテムを俺が販売する事になろうとは、10年前は露にも想像していなかったなぁ。と。
店を共に作った時の事を回想しておりました。
有機溶剤にやられてブッ飛んでいた小生意気なアイツは、当時確か19歳だか20歳だかそんなもんだったような気がする。
そして単身フランスへ渡り、既に相当な月日が流れ。 今や俺に商品を売りつけてきやがる。それも驚くような素晴らしい物だ。
 
時というのは失われながらも、大きな得物をもたらすものであるという事が実感される。
変わらず信念を貫く事の難しさを感じながらも、ひとつの事を継続させる事の素晴らしさも感じる。
何も変わらないようで、何もかも変わってしまう十年という月日の中。
クソ生意気なフランス人に囲まれ、自分でも気が付かないうちに相当強くなったんじゃないかと思う。

 

 

この商品の箱を開けた時に
一番厄介な敵が現れた、そんな気がした。

 

俺もまだまだ
負けらんねーよ。


 

 

 

Thank you Togo and Vincent.


 

 

それにしても、若いな(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 


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