Rainbow Country×MUSHMANS 2020-21 別注モデルのご紹介です!【WIND WARDに関して。】
皆様こんにちは!MUSHMANS代表の藤田です!!
大変長らくお待たせいたしました、今期のRainbow Countryとの別注モデル。
今年は別注モデルが無いのか?
MUSHMANSオリジナルモデルであるWIND WARDとBEAR LAKEはもうオーダー出来ないのか?
様々なお問合せをいただいておりました。
勿論、今年も別注モデルをリリースいたします!
御安心下さいませ。
と、いう事で今年の別注モデルをご紹介!する前に、今年の方向性に関してお話させていただこうと思います。
Rainbow Countryとのコラボレーションモデル(別注モデル)は、遡る事10年前から休まず毎年続けております。
その中で、別注モデルというのは定番的なカラーでは無く、MUSHMANSらしい発色を毎年リリースして参りました。
今までの別注モデル年表を作りました、ご覧ください↓

10年間に渡り、様々なトライの軌跡を御覧いただける事と思います。
で、改めて今までのモデルを見返してみますと、定番的なカラーが無い事に気が付きます。
ここのところ、お客様方とお話しておりますと、Rainbow Countryで普通のBLACKって持ってないんだよね。
ってお声を多く頂いており『普通に黒で別注モデル作って欲しい』というご要望が増えておりました。
これまでの10年間、私達は私達の提案したい色を追いかけ、もしかするとお客様の要望を蔑ろにしてきたんでは無いか?
そう考えるようになっておりました。
レザージャケットの原点に立ち返るという事、今年はそれをやってみようという事になりました。
皆様のご要望にお応えしてみるのも、ひとつの挑戦なのではないか?
MUSHMANSのオリジナルモデルでもある【WIND WARD】と【BEAR LAKE】の新たなる提案。
ご覧下さいませ。
で、WIND WARDとBEAR LAKEに関する記述、さらに革に関する記述と、全てを同時掲載いたしますと、これがまた非常に長いページになってしまう事となります。
ですので、3ページに分けてご紹介いたします。
・WIND WARDに関して。
・BEAR LAKEに関して。
・BLACK HORSE HIDEに関して。
の全3ページとなります。
本日は【WIND WARD】に関してご覧いただきましょう!↓

アメリカでの3強ストアブランドであった"MONTGOMERY WARD社"のレザージャケットブランド
【WIND WARD/ウィンドワード】が1950年代にリリースしていたスポーツジャケットが今回のリプロダクツの原型。
戦後のアメリカの繁栄は産業と消費によって支えられ、モータリゼーションの進歩、それらと共にメールオーダービジネスから、今で言う郊外型のショッピングモールビジネスに移行すると"MONTGOMERY WARD社"はメールオーダービジネス時代のライバル"Sears Roebuck社"や"JCPenny社"の後塵を帰すかたちとなり、30年代には"Sears Roebuck社"からの買収・合併の申し出があるもそれらを断り、独自路線を貫いた過去を持ちます。
こと、同社レザージャケットブランドとして存在した【WIND WARD/ウィンドワード】は独特の雰囲気を纏ったモデルが多く存在します。
シンプルの中にも、ちょっとクセのある そんなデザインが今だから革新的に感じる部分もある。

画像のヴィンテージは、まさにスポーツジャケットの体を成しており、動きやすさと実用性に富んでいるディテール、この素っ気無いデザインこそが今回のモデルアップの最大の見せ場と言っていいでしょう。
50年代特有の、実用的なディテールと、それでも30年代から40年代の緻密な意匠の名残が残る過渡期ともいえる服飾生産背景を この一着から感じていだけると思います。
ここ最近、アメリカの伝統的な服飾ブランドや大手ブランドの経営破綻が取りざたされております。
アメリカでの3強ストアブランドであった前出のJC Penny社も今年の5月にコロナウイルスにとどめを刺されましたし、トラディショナルな装束を好む我々にも馴染み深いBROOKS BROTHERSも今月8日に経営破綻。。
日本においてもRENOWNが民事再生手続きに入る等と、服飾業界全体に暗雲が立ち込めている状況でございます。
流行や目新しさを追いかけるあまりに、本当に大切にするべき物を忘れてしまう事は、どの分野でも起こりうる事。
上記ブランドがそうだったという訳ではありませんが、我々はこういった事を目の当たりにして、再度MUSHMANSをどう進めて行くかを熟考しなければならない良い機会であると思っております。
少し話が逸れたような気がしますが、要するに、こういった復刻する作業というのは、先人たちのレガシィを今に蘇らせる作業であると同時に「ああ、こんなに面倒な事をやっていたんだ。」とか「こんな贅沢に革を使っていたんだ。」といった、古き良き時代の人間力を感じる作業でもある訳で。
古き時代に対するリスペクトの体現であるとも言える訳です。
そして、それらに定番的且つ上質なレザーを奢る事も、同様の事だと言えましょう。



このWIND WARDモデルの特徴は、とにかくシンプルである事です。
レザーの切り替えも必要最低限となっており、素材感を楽しむには最高のモデルであると言えるでしょう。


さらに、私が個人的に気に入っているポイントのひとつに、この襟構造が挙げられます。
よくあるスポーツジャケットの襟付けは、ボディーの表裏のパーツに挟まれるかたちで取り付けられます。
しかしながら、このモデルはボディーのパーツと割り縫いによって接合されます。
これによって襟先のポイントから胸元までが、美しいアール(曲線)で構成されます。
イタリアンカラーに近い襟の開きとなり、インナーに着用するShirts等との相性がとても良いのが特徴です。

続いて特徴的なのが、ハンドウォーマー部に施される装飾です。
この膨らんだ装飾は、ポケット部分で切り替えているものではありません。
全て一体としながら、この装飾部分にはコードが仕込まれており、そのコードの両端にステッチを入れる事で立体的にしております。
シンプルでありながら、こういった意匠も組み込まれている事が、所有者の満足度を上げるひとつの要因となると思っております。

さて、今回WIND WARDとBEAR LAKEを作るにあたっての問題がございました。
50'sの象徴的形状である、この【TALON】ジッパー。
大量にストックしてあったこのジッパーも、実は昨年までで完全に使い切っておりました。
今回、BLACK EDITION企画を立ち上げるにあたって、最初に懸念されたのがコチラのジッパー。
とりあえず、今シーズン分は何とかしました。


ライニングには大変好評いただいているシャンパンゴールドのサテンライニングを使用します。
昨今の暖冬傾向、このライニングによって長期間に渡って着用ができるという利点がございます。
パターンに関しては、ヴィンテージのソレから大きく変更をかけております。
現代のファッションシーンと日本人体型を鑑みた結果のパターンです。
パターン以外に関しては、かなり高い再現性を誇ります。
付属パーツに至るまで忠実に再現しております。

それでは着用感を御覧ください。
画像の人物はサイズ40を着用。今回こちらのWIND WARDとBEAR LAKEの両方のサンプルが必要でしたので、このWIND WARDモデルは40でサンプルを作ってみました。いままで38のサンプルしか無かったので、ご試着の際の参考にされて下さい。
今まで茶系のレザーでしかWIND WARDを作った事が無かった為、とても新鮮に見えます。
かなり多くの皆様から、この「WIND WARDを黒で作ったらカッコイイのではないか?」とのご意見をいただいておりました。
「そりゃいつでも出来るでしょう!」と返答して来ましたが、そうでも無く、WIND WARD発売から5年も掛かってしまったというのは、本当に申し訳なかったとしか言えません(笑)
シングル型スポーツジャケットの定番と言える着丈設定のWIND WARD。
THE LEATHER JACKETと言える、超定番的なモデルです。
着こなしに関しても、その振り幅が広く、レザージャケットのエントリー的モデルとしても使える物となっております。
デニムパンツにショート丈のBD SHIRTSといった、アメトラ定番のアイテムにサラッと羽織っていただく事だけで全てが解決してしまうのも面白いでしょ?

2020-21FW
MUSHMANS別注モデル
”WIND WARD"に関してでございました。
次回はBEAR LAKEに関するご説明をさせていただきます。
既に店頭には別注サンプルが届いております。
いち早くご覧になりたい!という方は是非御来店下さいませ!!


