英【HACKNEY UNION WORKHOUSE(英名 WORK HOUSE)】より素敵なShirtsの入荷です。
皆様こんにちは!!MUSHMANS代表の藤田です!!
すっかり秋が深まりまして、着る物のチョイスも冬方向へシフトアップしている状況です。
ご来店されるお客様も、厚手の装束をお探しになる方が多くなってきておりまして、季節は完全に秋モードに入りましたね。
読書の秋や食欲の秋と言いますのも、やはり過ごし易い気候によるものでございまして、知的活動の欲求が高まったり、食に対する欲求が高まったりと、人間が最も活動的になれる気候なんだと思います。
ファッションに関しても同様の事が言えまして(とは言えMUSHMANSの顧客様は通年の事ですが)この時季は特にファッションに対して深い探求心を持たれたお客様が増える時季でございます。
今年の秋は少しいつもと異なる着こなしに挑戦したい、そんなお客様は是非MUSHMANSに自分探しにいらしてください。
きっと思っていた以上に欲求を満たす事ができるんじゃないか?と思いますよ。
さて、本日ご紹介いたしますのは、MUSHMANSでは比較的長い事、細々とセレクトしているブランドからの新入荷。
私自身がかなり好きなブランドなのですが、ご来店されるお客様からは長年に渡ってあまり認知されないブランド(笑)

HACKNEY UNION WORKHOUSE/ハックニー ユニオン ワークハウス
※英国正式名称 WORK HOUSE※
日本国内では商標の関係で上記名称となっております。
こちらのブランドからのアイテムをご紹介いたします。
何度かこのブランドにつきましてはご説明をしておりますが、なんせあまり認知されませんから(笑)しつこくご説明をさせていただこうと思います。
2004年、ロンドンから北東に100km程走ったサフォークのベリー セント エドマンズで彼らはビクトリア朝時代の荒廃した建築物と出会います。100年以上が経過した元食肉処理場として使われていた建築物でした。
その建物の魅力に取りつかれた彼らは、修復に18ヶ月にわたる期間を費やしワークショップを完成させます。
もともと20年以上に渡って洋服作りをしていた彼らは、2012年に自身のブランドとなる【WORK HOUSE】ブランドを立ち上げます。
地元の腕利き職人と連携し、このワークショップを中心に、彼らが持つ独特のテイストを盛り込んだコレクションを展開し、コアなファンを顧客に持つブランドへと飛躍して行きました。
彼らは言います「私たちは単なるビジネスではなく、志を同じくする人々との関係を築くよう努めており、そのような取り組みが私達の衣服をユニークなものにしていると信じています。」と。
確かに納得、それを強く感じるコレクション。
一般大衆に受けずとも、このブランドの魅力に一度気が付いてしまうと最後、彼らの作る洋服の味わい深さに心が躍るものでございます。
WORK HOUSEより今シーズンのコレクションについて。
今年のコレクションは、ジョージ・オーウェルの"パリ・ロンドン放浪記"(1933年出版)からインスピレーションを受けています。
この本はパリとロンドンの二都市の貧困を題材にした二部構成の放浪記。
第一部はパリで貧困に近い生活を送っている人々と、レストランのキッチンで働く労働者について記述されています。
第二部はロンドンでの路上生活についての記述、その周辺のホステルの種類と住民たちについてを描きます。
以前より、この時代に下層階級者たちがどのように生き、そして生活をしていたのかを学ぶことに興味を持っていました。
ヴィクトリア朝時代にロンドンのストリートにいた男の子たちからインスピレーションと合わせコレクションを作ったのです。
彼らがどのような衣服をどのように着ていたのかに魅了され、今回のコレクションのテキスタイル、フォルム、カラーが生まれております。
まずはShirts。


このShirtsの名称ですが、特にブランドから説明を受けた訳では無いので明確な事が言えませんが(笑)
ONE SHILLING これは英国で1971年まで使われていた通貨の単位で、1GBP=20SHILLINGでありました。
オーウェンによる"パリ・ロンドン放浪記"の冒頭によると『粗末なホテルの一階にあるビストロ(安食堂)は1 SHILLING程度の金で酔っ払える』と記述がありますので、現代日本の貨幣価値で考えると1SHILLING=1000円〜2000円の間と考えて良いかと思います。
要するに1 SHILLINGの粗末なワークシャツ、もしくは生活に困窮して質屋に1SHILLINGで入れる事になってしまったシャツ、をイメージして作られたものなのでしょう。
アイテム名から色々と想像できるのも、非常に面白いアイテムですよね。


味わい深いディテールに対して、使用するマテリアルが絶妙。
ライトオンスのコットンツイルなのですが、裏起毛となっており肌触りが最高に良い。
マテリアルにはイタリア製の綿100%ファブリックを使用しており、しっとりとした肌触りは高い品質である事が容易にうかがえる一品であり、粗末なシャツをイメージして作り込みならがらも、極上の着心地とオーラを放っている訳でございます。




着用感を御覧ください。
シルエットは世界標準なサイズ感となっており、パターンを知り尽くした同ブランドの魅力を感じるものとなっております。
着心地が軽快であり、動きやすいこの特性はワークシャツディテールと相まってデイリーユースに適したもの。
これが本当に1 Shillingで売られていたら(笑) 世界的に大ヒットとなる事でございましょう。
画像の人物はサイズMを着用。
デザインソースとしているビクトリア朝時代のストリートチルドレン、その彼らの趣を知りファッションに取り入れられるかが、このシャツの活かし方なのかもしれません。
※ONLINE SHOPでの表記サイズは未洗い時の寸法となっておりまして、ワンウォッシュ後は縮みが発生いたします。
全体的に凡そ3%程の縮みが発生いたしますので、以下をご参考になされて下さい。
バスト(一周)△3.0cm/袖丈△2.0cm/着丈△3.0cm ←それぞれこの程度縮む事になります。
続きましてはアウターを↓

さてこのコート、ブランドの公式HPにも"PLANGEUR COAT"と表記されているのですが、もしかすると"PLONGEUR COAT"のスペルミスなのかも?しれません。
明確な事が言えませんがオーウェルの"パリ・ロンドン放浪記"からインスピレーションを得てのコレクションという事もありまして、フランス語で"PLONGEUR/プロンジュール"=皿洗いという事になりますから、オーウェルの放浪記からすると辻褄の合う名称となる訳です。
何とも言えない、粗野な雰囲気を放つダブルブレストの2つボタンのコートで、この手のコートにありがちなドレッシーな雰囲気は一切ございませんので、ビジネスシーンと共有するという事はあまり考えずに、カジュアルシーンでのみご活用いただきたいアイテムです。

特筆すべきポイントは、このコートに使用されるマテリアルです。
イギリス南部の繊維工場で発見されたNOS(New Old Stock)所謂デッドストックのウールメルトンが仕様されており、その質感もコンセプトにマッチしたものとなっております。


着用感はこのようになります。
画像の人物はサイズMを着用しておりまして、インナーには先ほどご紹介いたしました【ONE SHILLING Shirts】を着用しております。
独特のシルエットとディテールを楽しむ事ができる、素晴らしい完成度のコートと言えるでしょう。
特にバスト寸法の割に、タイトに追い込まれたアームホールが独特で、そのシルエットたるや素晴らしいものとなっております。
ジャケットのアウターとして使うオーバーコート的なシルエットではありませんので、スタイリッシュに着こなしていただける事でしょう。
さらに、NOSファブリックの質感も絶妙で、粗野な雰囲気を持ちながらも秘めた高級感を感じていただけます。
その割にお買い求め易いプライス設定も魅力の一着。
是非この冬の戦力補充をして下さいね。
番外編といたしまして↓


実はこんなアイテムも入荷しておりました。
SOLD OUTとなってしまいましたが。。
ベルベットの雰囲気が何とも言えない男らしい一着でございました。
男だからこそ許されるスタイルというものがある。
女子供には到底理解されないスタイル。
それがこのブランドには確立されている。
男に生まれたからこそ
"らしく"生きたいと思わないか?
男らしく
人間らしく


