MUSHMANS Footwear Limited Edition Side Gore Boots HORWEEN Shell Cordvan #8
皆様こんにちは!!MUSHMANS代表の藤田です!!
11月も終盤に差し掛かり、今年の締めくくりも近づいてきております。
今年は店舗も大きくなりましたので、大掃除が大変だなぁ。ってちょっと思う訳ですが、12月に入ったら少しずつ進めて行こうと思っている今日この頃でございます。
さて、MUSHMANSも冬モードに突入いたしまして、ここのところ温暖な日が続いているとは言え、冬物を目当てにご来店されるお客様がかなり多くなっております。
そういった中で、今冬に履きたいブーツなんていうのも色々と思案いただいております訳ですが、本日はMUSHMANS Footwearより特別な一足をご提案させていただこうと思います。

美しい物というのは、どんなものであっても人の心を癒し、空気を浄化する作用を持っております。
最近良い事が無い、気分が上がらない。
と感じている貴方は、美しい物に久しく出会っていない可能性がございます。
人が人を疑い、人が人を監視する、極めて殺伐とした昨今のムードに、起死回生の一発を叩き込む。
そんなアイテムのご紹介でございます。

本年リリースされ、大変好評いただいておりますMUSHMANS Footwear Sidegore Bootsの特別限定モデル。
革の宝石とも称されるHORWEEN Shell Cordvanを使用した限定モデルのリリースです。
唯一無二の艶やかさを纏い、最高のマテリアルと最高の履き心地を約束する特別な一足。
履く楽しみと、愛でる楽しみ、その両面を充分に満足させる事が出来る一足が完成いたしました。

まず始めに申し上げておかなければならない事は、私の撮影技術、特にライティングの技術が未熟な為に、このブーツ本来の美しさや艶やかさを表現しきれていないという事。
このシェルコードヴァン本来の艶やかな表情を、何十回、何百回とシャッターを切っても描写する事ができなかった。。
これは、丹精込めて作っていただいた職人様へ申し訳無く感じると共に、これを画像だけでしか御覧になる事ができない方へも申し訳なく思う。
写真を撮るという事の難しさを、この数年来で最も感じたアイテムであった事は言うまでもございません。

本年初頭に実施したMUSHMANS Footwearのカスタムオーダー受注会においても、最も人気を博したこのサイドゴアブーツ。
パーツ点数の少ないブーツ丈モデルにコードヴァンを使用する事の難しさは、誰が見ても明確な事でありました。
もともと小判なコードヴァン素材に、シャフト丈の長いブーツのパターンを入れ込むという事。
さらには、Toe(爪先)からシャフト上端までが一連となったサイドゴアブーツのパターンは、大きなロスを生むという事からコードヴァンで作られる事も希少であると言えるでしょう。
近年驚く程に高騰しているHORWEEN社のシェルコードヴァンであれば尚更。
この素材を手に入れた時点では、どのモデルで作るかというのは様々な選択肢があったものの、あえてチャレンジングなモデルにこの素材を奢る事の美徳を感じた為、このサイドゴアブーツに採用いたしました。※とは言え、個人的に欲しかったというのが一番の理由であるのは言うまでもありませんね。(笑)※

ここで、言わずもがなな部分もございますが、HORWEEN Shell Cordvanに関してのご説明をさせていただきます。
HORWEEN SHELL CORDVAN/ホーウィン シェルコードバン
1905年に創業したアメリカンタンナーであるHORWEEN(ホーウィン)社は、100年以上の間に5世代に渡って創業する、米国において現在創業中のタンナーでは最古のタンナーです。
同社のレザーラインナップにおいて度々使用されるクロームエクセルレザーは、皆様にも馴染み深いマテリアルでございまして、この素材を使用した事があるお客様は多くいらっしゃる事でしょう。
このHORWEEN社における最高峰のレザーが、今回のShell Cordvanと言っても過言ではありません。
馬の臀部にあたる部位が、このコードヴァンにあたり、一頭あたりから取れるサイズは大きくても直径60cmほどの楕円形状の革が二枚と、極めて小判なサイズであり、これだけでも希少革である事がご理解いただけるでしょう。
希少部位であるが為に高価となる訳でありますが、この希少部位をShell Cordvanという素材に加工するまでのプロセスも途方もない時間と労力、さらに最高の技術力を要求されます。
コードヴァンにあたる繊維質部位を摘出し鞣す作業、その後にガラスフレームに滑り込ませながらの乾燥作業、さらに職人の手仕事によって削り磨かれる作業を経ます。
ようやくコードヴァン層が仕上がった後に、これもまた手仕事による加脂と染色作業が行われ、実に6か月もの期間をかけてShell Cordvanが生まれるのです。
全てにおいて熟練の職人技が必要とされ、実に味わい深い革が完成するのです。
オートメーションマシンによって生まれるレザーでは無い味わい深さは、この発色のムラからも感じていただける事でしょう。
通常の皮革とは一線を画す行程を経て生み出されるShell Cordvanには、手間を掛けただけの魅力を感じられ、そのオーラたるやレザー愛好家垂涎のマテリアルであると言えるでしょう。

HORWEEN社のHPより拝借いたしましたが、これはシェルコードバンの検品時の様子でしょう。
一枚あたりのサイズがこれだけ小さな判ですから、財布とかそういった小物であれば良いのですが、靴、特にブーツになると中々に裁断が難しく、想定よりも少ない数しか作れないというのがネックです。
そういった難しい素材だからこそ、魅力的に感じるというのもありますね。

今回、こういった素材を用いましたので、サイドゴアブーツの構成も若干それに合わせてカスタムしてみました。
ヒールカーブは斜めに落とし、ヒールリフトも積み上げレザーを一枚追加し少々ドレッシーな方向に持って行っております。
とは言いましても、やはりカジュアルな雰囲気も必要ですのでコバの張り出しは多めで、ウェルトも全周を廻るダブル仕様です。
各部仕様は私の個人的趣味で構成しております。だって自分が欲しかったんだもん。


アウトソールにはちょっと判り難いかもしれませんが、通常のVibram#700とは異なる#700コルクソールを使用しております。
ゴム質の中にコルク辺を混ぜ込んで作られたもので、クッション性を狙ってのソールなのかと思われます。
これによって各段にクッション性が上がるという事はございませんが、コルク混の雰囲気が何ともオールドな感が味わえるソールで、最近のお気に入りアウトソールです。
さて、ここまで撮影しましたので、ようやく足入れを行う段階にまで来ました!
本当に楽しみ! コードヴァンを使ったサイドゴア。素晴らしい皺が刻まれる事は確実。
きっとレザージャケットの腕皺のような、そんな表情豊かなものとなる筈です!↓

ほらね!やっぱり!
反則だよね、この皺の入り方と艶感。
コードヴァンならではの表情が刻まれました。

サイドゴアにコードヴァン。
やっぱり最高でした。

一度着用し、脱いだ姿。
これもまた最高。
「クソカッコイーじゃ〜ん!」
って頭の弱い人みたいな表現すらも言葉にしてしまう程の・・・。
やっぱサイドゴアに使って正解。
さて、ここまで来て価格の話。
既にONLINE SHOPページまで飛んでいただき、設定価格をご確認いただいた方もいらっしゃると思われますが、このプライス設定は破格と言わずして何と言おうか。
シェルコードバン一枚の単価をご存じの方には驚愕のプライスを叩き出していると思います。
このブーツ、一枚じゃ勿論作れませんよ。二枚でもギリギリ微妙なところ、革傷の入り方や判のサイズによっては一足作るのに三枚のシェルコードヴァンが必要になっても全く不思議ではありません。
確かにこのご時世、このプライスの靴が『安い!』と言うのは憚られるご時世であり、そういった金銭感覚っていうのを私はバランス良く持っていたいと思っておりますので『どうだ!?安いだろ!?』等とは一切言うつもりもございません。
ただ、凄いでしょ?って、判ってもらいたい部分は多分にございまして。
工場さんにも頑張っていただきましたし、私達も頑張りましたので、どうか皆様にも頑張っていただきたいと思う訳でございます。(笑)
実用性の高いサイドゴアブーツに希少マテリアルのコードヴァン。
これで実用性がギリギリ可能なプライス設定だったら、どんなに幸せな事だろうと、そう思う訳で。
決して無益でやっているとは言いません、しかしこんな世の中だからこそ、こういったちょっと現実離れした企画をやってみたいと思う訳でございます。
もし、私達の精神姿勢に共感いただけるお客様がいらっしゃいましたら、是非御賛同下さいますと幸甚にございます。

それでは着用感を御覧いただきましょう。
基本的に私共のコンセプトとしてはカジュアル仕様でありながらも、ちょっと小綺麗な感じを目指して作りました。
ですから、こういったデニムonデニムな王道のカジュアルコーディネートに是非ご活用いただきたいと思っております。
美しいシルエットのラストでございますので、いつものデニムコーディネートに華やかさを付加する事が可能です。
しなやかなシェルコードヴァンは履き心地も極めて気持ち良く、このラストとパターンも相まって究極の装着感を得られております。
こればかりは、実際に手に入れたお客様にだけ許される志向の時間。
カラーもこの#8と呼ばれるバーガンディ色、深みがあり使い勝手の良いカラーでございます。

ちょっとキレイ目なジャケットスタイルにも良いですね。
あくまでカジュアルを目指しましたので、ボトムにはデニムを使っております。
ツイードのジャケットやレザージャケットと言った、比較的重厚なアイテムにも負けないボリューム感をこのブーツには持たせておりますので、HEAVY DUTYなスタイリングにもご使用いただけるものでございます。
さて、ここまでご覧いただきまして、最後にカタログ用のセッティングで撮影した各画像を掲載いたします。
より細部を御覧になっていただけるかと思われます。↓










"HORWEEN Shell Cordvan"を履く上質な時間をお楽しみ下さい。
そして、ちょっと手間をかけて手入れをしてあげて下さい。
その手間をも楽しみとして考えられる、そういったお客様へお渡ししたい一足です。
もしコードヴァンの靴を初めて所有されるというお客様へは、日頃のメンテナンスに関してもご説明させていただきます。
初回のメンテナンスに関しては、ご希望であれば私が実施します。勿論無料でやります。
実際のメンテナンスを一度ご覧いただけましたら、次は簡単にご自分で作業していただける事でしょう。
難しい事は無いんです。ちょっと時間を掛けてあげるだけ。
コードヴァンの靴はほったらかしにはできません。だから楽しい。
一度経験してみて下さい、きっと癖になりますよ。
【オーダーに関しまして。】
こちらの製品は合計7足の超限定企画でございます。
既に生産は完了しておりますので、ストック以外のオーダーを承る事で出来ません。
御納品は即納が可能となっており、ご来店・オンラインショップでのご注文をいただけましたら即納させていただきます。
シェルコードヴァンの特性上、手仕事での染色による色ムラがございます。
予めその特性をご理解のうえご利用下さいますよう、お願い申し上げます。
※気になる場合は必ずご来店のうえ、現物を御覧いただいたうえでご購入される事を強くお勧めいたします。※
この仕様でこのプライス、今後は絶対に不可能な爆弾企画。
是非この機会をお見逃しなく。



さて、今晩はこれを肴に一杯やるか。
それにしても、、、
もっと言いたい事がいっぱいあったような・・
まあ、いいや、伝わったと信じよう(笑)


