夏はお洒落と芸術を愉しむ。
皆様こんにちは!!MUSHMANS代表の藤田です!!
真夏日が続いております。
既に蝉の鳴き声を耳にするようになり、梅雨は終わったのかな?という気分にさせられるものでございます。
ここ数年、夏の到来が早くなってきているように感じ、そういった事にも慣れてきた感がございます。
以前であれば夏のファッションは消化試合な感じがありましたが、ここ数年は夏が長いという事もありまして、夏のファッションにも積極的になって来ているように感じます。
夏を如何に快適に、お洒落に過ごすか?というのが、夏の割合が多くなった日本におけるシーンなような気がしてならないのです。
湿度が高くうっとおしい季節ではあるものの、日本に居住する身としてはそれを楽しまなければ、かなりの時季を損する事になってしまう訳で、木々も美しく深い緑を纏いますから、それらに負けない発色の装束を纏いたくなるのが人間でございます。
昨年からかなり多い趣味のひとつとして愉しんでいる『盆栽』は、まさに緑が美しくなり、植物の隆盛を感じる季節になりました。
冬生まれの自分としては、冬のどこか物悲しい情緒となる冬木も好きですが、この勢い凄まじい深緑の木々も元気を得られるものであると感じますね。

先生に剪定の方法等、手取り足取り教えてもらいながら初心者なりに楽しんでおりますが、コレクター癖のある私は色々揃えたくなるのが危険な趣味でもございます。
但し生き物ですから、闇雲に数を増やすと面倒を見切れず可哀想な事になり兼ねませんね。


今年2月、先生に連れて行ってもらった『国風展』
こんな盆栽をいつかは手元に置いてみたい。とそんな事を想いながら、夏の芸術を愉しむ今日この頃。
ファッションも芸術。
今期楽しみにしていたコチラが入荷しております。
↓↓

日本の極めて芸術的な絵画・図案を服飾に落とし込み、それを如何に愉しむかという挑戦的なアイテム2点。
和柄のハワイアンシャツはチンピラの着る物だと、そういった先入観を持って見た貴方は負け。(笑)
これをどうやって洒落たコーデに持っていけるか?を考える愉しみ方というのが、真のファッションでございます。
まずはコチラ

幕末から明治維新、明治の文明開化を生きた浮世絵師『河鍋暁斎』の手による描写を、見事に服飾化したアイテム。
NYメトロポリタン美術館に収蔵されている"暁斎漫画"の1ページを使用し、素晴らしい配色と配置で完成している逸品である。

当初は「狂斎」を使っていたが後に「暁斎」へと改めた。
この字からもわかる通り、社会に対しての反発を作品に取り入れ、多くの風刺画を残している。
その波乱に満ちた絵師としての歴史は6歳から始まり、当時すでに多くの弟子を育てていた浮世絵師、歌川国芳に入門。
そこで人間同士が組み合って喧嘩をしている様を注意深く観察し、動きのひとつひとつを描き出すことを徹底的に学んで自身の才能を開花させていった。
レントゲン写真が発明される以前に、ここまで躍動的に人骨を描写できたのも、その観察力からくるものであろう。
芸術とは、一歩間違えると変態となる。

髑髏を格好良く描ける者ほど、最高の絵師。


バックグラウンドで躍動する骸骨。
勿論柄合わせされている。

このグラデーション。素晴らしいのひと言。
これが洋服として着用出来る歓びを感じろ。

素晴らしい生地感に、この白蝶白蝶貝釦の美しさ。
まさに挑戦的なアイテムだ。

画像の人物はサイズMを着用。
あえてボトムにはフルレングス。ショートパンツで崩し過ぎないのがキモ。
であっても、足もとは和を感じさせる下駄を使用し、和洋折衷を表現。
人相が悪いのでチンピラ感が出てしまうものの、ここは人相に依存する部分なのでどうにもならない。
いかがでしょうか?案外お洒落に落とし込めるアイテムなんじゃないか?と。今年はこのコーデを多用してしまいそうです。
続いてコチラ↓

染色図案の専門家『後藤清』氏による染色図案を用いた作品。
1950年代に龍を題材にアロハシャツを手掛けていたら。という空想のテーマをもとに描き下ろされた大作である。

図案家、後藤清(ごとうきよし)。
彼は17歳で絵の道を志し、桐生織の図案製作を手掛けるアトリエに入門。
「西の西陣・東の桐生」と呼ばれ1000年以上の歴史を持つ桐生織は、幕府への献上品として受け継がれたのちに一大産業として栄え、腕の立つ図案家が活躍できる環境があった。
彼はアトリエで基礎を身につけ、図案家としての展望を見据えて、足利銘仙と呼ばれる平織物の図案家・小和田倉司の元に弟子入りする。
着物をルーツに持つ足利銘仙では、10年が修行の節目のひとつ。その修行期間を過ぎると、彼は様々な図案を世に発表していった。
また、自身のデザインを手がけるようになってからは展覧会にも出品し、いくつもの賞を受賞。
銘仙の図案家としてキャリアを積んだ彼は、アトリエ「染織図案・後藤」を立ち上げる。
彼はデジタルで図案を起こしていく時代の流れに逆行し、あくまでも手描きにこだわり、その手法を支持するブランドからの仕事のみを受けるスタイル。
いつしか彼のもとに舞い込む案件は、通常の図案家では対処できないアイデアが盛り込まれたものばかりとなっていた。
17歳で絵の道に入った彼は、77歳の節目に図案家としての活動を終了。
しかし、引退後もその才能に惚れ込んだブランドが足繁く彼の元を訪れ、図案を依頼し続けている。
年齢を考慮して図案の納期は設定されることなく、完成した日が作品の引き渡し日となるが、今なお依頼は絶えない。
このシャツのモチーフとなっている図案も依頼から時間を経て、ついに完成した傑作なのだ。

50年代のハワイアンシャツという着想からか
発色の強い図案となっている。

染色図案とは思えない躍動感。
まさに生地から龍が飛び出してきそうな素晴らしい描写を愉しめる。

発色といい、この図案といい、洋服としてヤバい感じが出る筈が、洋服として実にバランスの良い仕上がりとなっている事に驚きを感じる。
着用してみると、その先入観を完全に払拭する"何か"があるのだ。
それはハワイアンシャツとしてのバックボーンを知り、図案家としての完成された技術から来るものであろう。
質の悪い雰囲気は一切なく、洗練されたものを感じていただけていると思われる。
画像の人物はサイズMを着用。
因みに↓

Edru Selvedge Slim Straight Denim
着用画像のボトムにはコチラを使用。
この時季はフルカウントのdenimが最高。
さらに↓

着用画像の足元を飾ったのがコチラ
履き心地も良くスタイリッシュ。
さらに「カランコロン」と気持ち良いサウンドを奏でます。

夏の芸術を愉しむ服飾。
貴方の美的感覚に鋭く差し込まれる、何かを感じて欲しい。


