2025-26FW "MUSHMANS Leather" Custom Order Exhibition【カスタムオーダー レザーマテリアル】について。

←最初に戻る

←part1 Double Riders Jacket【DAREDEVIL-χ-】について へ戻る

←part2 Single Stand Collar Riders Jacket【WIRED-χ-】について へ戻る

←part3 Single Riders Jacket【DEFENDER】について へ戻る

part4 Indiana Style Sports Jacket【ADVENTURER-χ】について へ戻る

←part5 Leather Shirts Jacket【FRIVOLOUS-χ-】について へ戻る

part6 Grizzly Style Sports Jacket【GAFFER】について へ戻る

←part7 Aviator Style Sports Jacket【SUREFIRE】について へ戻る

←part8 過去のカスタムオーダー事例集【DAREDEVIL-χ-】編 へ戻る

←part9 過去のカスタムオーダー事例集【WIRED-χ-】編 へ戻る

←part10 過去のカスタムオーダー事例集【DEFENDER】編 へ戻る

←part11 過去のカスタムオーダー事例集【ADVENTURER-χ-】編 へ戻る

←part12 過去のカスタムオーダー事例集【FRIVOLOUS-χ-】編 へ戻る

 

 

皆様こんにちは!!MUSHMANS代表の藤田です!!

連日連夜に渡り、長いBlogが続いておりまして、お問合せのお電話も多くなって参りました。

今期に関しても皆様に盛り上げていただけて、大変嬉しく思っております。

 

さて、本日はMUSHMANS Leather2025-26FW Collectionの御紹介も終盤に入りまして、今期のレザーマテリアルにかんする記述をいたします。

昨年は15周年記念の年という事で、スペシャルな内容となっておりましたが、実は昨年とそれほど変わらない濃い内容となっているという事実がございます(笑)

MUSHMANSでしか実現しえないような、特別なレザーマテリアルの数々をお楽しみいただければと思っております。

 

 

MUSHMANS Leather

2025-26 FW

Leather Jacket Collection

Custom Order Exhibition

 

開催日程:2025年2月11日(建国記念日)〜2025年3月23日()

 

注1※期間内の水曜日は定休日の為、日程には含まれません。※

注2※期間内に生産限界数に達した場合は早期終了する場合があります。※

 

 

Part13

カスタムオーダー

レザーマテリアル

について

 

本年で4年目となるMUSHMANS Leatherカスタムオーダー受注会。

レザージャケットのデザインやパターン、そして縫製に至るまで、私達の探求心が詰まったコレクションの数々。

本当に良いものとは何なのかを追求し、時間と労力を惜しまず、全てにおいて今私達ができる最上を目指して作り出しております。

そういった中で、どれだけ良い物が出来ても、全てを台無しにする事が出来てしまうのがマテリアル(革素材)であると感じるものでもございます。

様々な革を見続け、様々な革と触れ合った中で、まずはコストを考えずに何が最上なのか?この視点から素材選びを続け、行き付いた究極を私達は提案いたします。

 

ひとつひとつのピースを組み上げる中で、最も重要な要素である革素材。

 

 

 

それでは、まずはベースマテリアルから御紹介いたしましょう。↓

BADALASSI Carlo

 

我々MUSHMANSが長年に渡って厚い信頼をおいているBADALASSI社。

このプレミアムレザーをベースマテリアルとしているのは、この素材を下回る品質のレザーは絶対に使いたくないという信念からくるもの。

普通に考えれば、このトップランクのマテリアルはカスタムオーダー時に選択出来る最上の素材とするべきなのでしょうが、それでは我々が構築してきた全ての物事が成立しない。

この素材があって、MUSHMANS Leatherが存在する。そんなマテリアル。

 

イタリア トスカーナ州フィレンツェから凡そ50kmのピサ県でBADALASSI CARLO社は操業しております。

人口密度もそれほど多くなく、風光明媚な街並みが続く長閑なその町で、我々が愛するレザーが作り出されているのです。

その町一帯は皮革製造会社が軒を連ねる場所として栄えており、TEMPESTI社やWalpier社といった普段私達が好んで手にするレザーマテリアルを生み出すタンナーが、車で10分圏内という立地で操業しております。

 

BADALASSI社の創業は1960年代という事で50年程の歴史ではありますが、ここで生み出されるレザーには1000年以上の歴史があります。

トスカーナ地方に古来から伝承する"Vacchetta/バケッタ"製法は、この地区に5000以上あるタンナーの中でも数社しか再現出来ないとされております。
 

その中でも、このBADALASSI CARLO社は古のバケッタ製法を極めて高い次元で再現しているタンナーと言われております。

それは、BADALASSI CARLO社の創業者"Carlo・Badalassi氏"の長年培った研究の結果でありました。

Carlo・Badalassi氏は製革学校の研究者であり教師でもありました。トスカーナに伝承される古のバケッタ製法、古来からのバケッタ製法を日々追及し、それによって得た知識をBADALASSI CARLO創業時に活かしたのです。
 

 

では、バケッタ製法というのは何なのか?という疑問に行き当たります。

レザー愛好家の方々には"バケッタレザー"という響きはよく耳にするものだと思いますが、バケッタレザーとBADALASSI社のお家芸であるバケッタ製法には違いがあります。
 

まず、よく耳にするバケッタレザーというのは主にトスカーナ州で製造されるベジタブルタンニン鞣しによる皮革を総称した名称となっております。このトスカーナ州では前述したとおり5000社にも及ぶ大小のタンナーが存在しているのですが、その多くが植物性の油や魚油を使用して加脂しております。これにはメリットがあり、革に浸透しやすくコストも比較的安価、完成までの時間とコストを抑える事ができます。 もちろん各社独自のレシピに基き製造されておりますし、沢山の良質なレザーはございます。

 

一方、BADALASSI社のバケッタ製法というのは、動物性の脂(牛脚油)をベースとしたものが使用されます。

勿論、それ以外にも様々な配合がなされてレシピが成立しており(企業秘密)ますが、この動物性の脂というのは革に浸透し難い特性を持っており、さらにコストも植物性油に比べると高価です。 先に紹介した一般的なバケッタレザーで使用される加脂方法に比べると時間もコストも高いという事になるのです。
 

ただ、やはりここではコストや手間とは異なるメリットが多くあります。コスト高で手間も暇もかかる動物性の脂ですが、一旦革に浸透してしまいますと油分が抜け難いという特性を持っているという事です。

「BADALASSIのレザーは十年経ってもオイル感が変わらない。」MUSHMANS創業当初に販売した製品をお持ちのお客様から、最近このようなお声をいただきますが、オイル抜けが起きにくい、これこそがBADALASSIレザーの真骨頂なのでしょう。
 

 

また、バケッタ製法で用いられる動物性の脂は経年変化にも大きな影響を与えます。

BADALASSI社のレザーは大きな経年変化が魅力のひとつで、新品時鮮やかな発色であったものが時間の経過と共に落ち着いた発色へと移行します。 重厚なエイジングと言えばいいでしょうか。

私の感覚としては、植物系の油によって加脂されているレザーマテリアル(例:ワルピエ/ドラーロ)等は、比較的新品時の発色はそのままにアッサリとした経年変化となる傾向にあると思います。 製品としてはその方が合っている場合もありますので、良い悪いの議論は必要無いかと思いますが、BADALASSIに代表されるバケッタ製法(動物系の脂で加脂されている革)は茶色味が強く影響してくる傾向にあります。

我々が製品化するアイテムは重厚な物が多い為、製品とマテリアルのバランスが非常に良いというふうに思っております。

 

経年変化という部分で我々が重要視するのは、発色の経年だけには留まりません。それは革が帯びる"光沢感"も重要なファクターです。
 

前述した通り、牛脚油をベースとした加脂剤を使用して加脂されるバケッタ製法はオイルがしっかりと革に浸透しております。

それが影響し着込む程に光沢が増して行くのです。

BADALASSI社のマテリアルを使用した、レザージャケットやブーツ等を身につけられた事がある方には解るかと思いますが、着用し動作した時の『ギリギリ』といった音、これこそが後に光沢感を生むひとつの要素でございます。

浸透した油分は革表面にも定着しており、皺となった部分は革の表面と革の表面が擦れる時に、その油分によって若干グリップしております。この時の音こそが着用時の"革鳴き"といわれる独特のサウンドを生んでおります。

この"革鳴き"の現象時に革同士が擦れあう事で、革表面に定着したオイル分が磨かれ、革の表面がフラットになる事で光沢が生まれるという事になります。 使い込めば使い込む程に自然な光沢が生まれるのは、こういった事が影響しているのです。

 

 

 

【BADALASSI CARLO Nappa Lux/ナッパ ラックス】

Up charge +0yen

※Biancoのみ+8000yen※ 

 

全13色

 

今回レギュラーマテリアルとして設定するマテリアルはBADALASSI社のレザーラインナップの中でも、比較的衣類に使いやすい"Nappa Lux"という種類のマテリアルを使用しております。

同社のマテリアルで最も有名なのがMinerva(ミネルバ)シリーズのLiscio(リスシオ)やBox(ボックス)といった種類になりますが、こちらでは靴類や財布、鞄等は作れても衣類となると不向きと判断せざるをえません。リスシオやボックスのミネルバシリーズは革厚が2mmを超えるレンジとなっており、繊維が張り過ぎている為ジャケット類になってしまうと皺の入り方が美しく無く、着用感も悪くなってしまいます。
 

そこで、このNappaシリーズという事になる訳です。革厚が1.4mm〜程度と抑えられた厚みとなっておりますが、これは単純に通常のリスシオ等に使用される厚いレザーを漉いた訳では無く、原皮の段階からリスシオと比べて薄めの素材を選り分けて鞣しに入れるという事をしております。
 

元々から薄めの原皮を使用している為、皺の入り方が自然となり、着用感が良好なのが特徴です。

これと相まって、バケッタ製法により深く浸透した油分は、一旦着用者の身体の型に皺が入ると、形状を記憶するが如く素晴らしい皺が刻まれます。

革表面はカゼインと呼ばれる、卵白等のタンパク質を使用した仕上げを、熱アイロンと共に実施します。

ラッカー等の化学物質では無い為、自然な光沢感が付加され、艶やかな仕上がりを実現します。

 

 

 

 

 

続いては、同BADALASSI社でありながら、Nappa Luxとは異なる質感のマテリアル↓

【BADALASSI CARLO Euphrate/ユーフラテ】(画像上段)

Up charge +15,000yen(16,500yen)

全7色

 

【BADALASSI CARLO Tigr/チグリ】(画像下段)

Up charge +15,000yen(16,500yen)

全6色

 

【Euphrate/ユーフラテ】

名称の通り、チグリス川・ユーフラテス川周辺から隆起した、メソポタミア文明からインスパイアされ作り出された素材。

使い込まれたようなノスタルジックな印象を与え、ビンテージのような表情を作品に与える事が出来るマテリアルです。

レギュラーレザーで使用される"Nappa/ナッパ"シリーズを『ウェットバック』と呼ばれる技法にて加工しております。

鞣し上がり染色が完了した素材を水と共にドラムへ入れ、一定時間ドラムを回す事で革の繊維をほぐす作業を行います。

これによって自然なシボ感が与えられ、Nappaシリーズに比べて経年したような表情を与えます。

この状態から、油分を与えながら水分を抜く乾燥の行程を行い、素材から完全に水分が抜けた後に『グレージング加工』と呼ばれる工程に移ります。

このグレージング加工は、革表面を水晶やガラスを用いて磨き上げる作業です。

先に御紹介したNappa Luxは表面をカゼインによって仕上げておりますが、こちらのユーフラテでは仕上げ剤を用いずに、より自然な仕上がりとなっております。

 

【Tigr/チグリ】

上記"Euphrate/ユーフラテ"よりも、さらにシボ感を強調させた仕様がこちらの"Tigr/チグリ"です。

より厚みのある素材を『ウェットバック』する素材としており、ベース革厚が厚い素材を水と共にドラムに入れる事で、より素材が縮み強烈なシボを実現します。

こちらのレザーマテリアルは、仕上がり厚が1.8mm〜2.0mm程度となってしまい、レザージャケットに適さない革厚です。

これを強度上問題の出ない厚み(1.4mm)程度まで漉く事によって、レザージャケットに対応出来るようにしております。

強烈なシボが生み出す、革表面の凹凸は、新品時でも充分に迫力を感じていただけますが、使用年数を経過すればするほどにより迫力を増す事でしょう。

この凹凸の凸部分が着用時に擦れる事で磨かれ、より強い光沢を放つ事になります。

凹部は接触しない事で大きな変化が出ない為、この凹凸部の経年変化差がより大きな発色差となり、革らしいダイナミックな経年変化を実現する事でしょう。
 

※シボ部分を出来る限り使用して裁断いたしますが、型押しレザーでは無い為、シボ感の強い部位と少ない部位がございます。ジャケットの全てにシボが行き渡るように製作する事は不可能ですので、予めご了承くださいませ。※

 

 

 

"Nappa Lux"で全13色、"Euphrate/ユーフラテ"で7色、"Tigr/チグリ"で6色。

BADALASSIレザーだけで合計26種から選べるという事になります。

是非、現物のカラースワッチを御覧いただきまして、吟味していただけたらと思います。

 

 

 

 

続いて、こちらもジワジワとファンが定着してきているマテリアル。↓

TOKYO GOAT

-東京山羊鞣-

 

 

まずはスタンダードなコチラ↓

【VEGETABLE TANNED GOAT SKIN】

Up charge +0yen

全8色

 

表情豊かな国内鞣しのゴートスキン(山羊革)をレギュラーマテリアルに。

国内においてベジタブルタンニン鞣しのゴートスキンは流通量が少なく入手が困難でありながら、全8カラー展開でラインナップ。
 

ゴートスキンならではの豊かな表情と、ベジタブルタンニン鞣し特有の経年変化は、存在感を増したMUSHMANS Leatherのマテリアルに必要不可欠な選択肢とも言えます。

昨年の受注会において、このマテリアルでトライいただいたお客様分、納品時に皆様一様に興奮されておりました。

革厚も縫製の限界まで厚い状態で作り出します。

こんな厚いレザー着こなせるのか?と始めはたじろぎますが、実はとてもソフティなマテリアルですので、着用感は良好なのも魅力です。
 

【Black】【Brown】はアニリン(染料)仕上げ、それ以外のカラーはピグメント(顔料)仕上げ。

ピグメントのカラーに関しても経年変化が出るのが特徴で、使い込む程に濃色へと変化し艶が増す。

今までに無かった選択肢、これからが楽しみなレザーマテリアル。

 

 

 

 

続いて↓

【ANILINE CHROME GOAT SKIN】 

Up charge +0yen

全6色

 

こちらは上記のゴートスキンと同様ながら、クロム鞣しによってより薄く、より軽量としているマテリアル。

ディアスキン並みに柔らかい仕上がりながら、革の表情はシャープですので、ディアスキンのオジサン臭さが無いという事で非常に好評いただいております。

重たいレザージャケットを既に色々と保有されている方が、たまに気兼ねなく羽織りたい。でもディアの野暮ったい感じは嫌だ。と感じているお客様にお勧めなマテリアルです。

先に御紹介したVegetable Tanned Goat Skinより、ワントーン落ち着いた発色も魅力です。

 

 

 

 

さらに、昨年も使用したスペシャルレザー↓

MUSHMANS×TOKYO GOAT

"AMALTHEA/アマルテア"

(Goat skin)

Vintage Black

Up charge +5,000yen(5,500yen)

 

こちらのレザー、昨年の限定的なスペシャルマテリアルとしてご用意しておりましたが、生産途中でギリギリ革が足りなくなってしまった為、もう1ロット分を増産する事になりました。

その為、本年においても使用いただく事が可能となっております。

原皮を厳選し、重厚で躍動感あふれるゴートスキンをベジタブルタンニン鞣しでタンニング。

下地にはライトブラウン、表面は染料(アニリン)のブラックを使用し染色をする事で、革の表情を殺す事無く経年変化を楽しめる仕様。

顔料を使用した所謂『茶芯』と呼ばれるレザーとは異なり、塗膜が剥がれる事で下地が見えてくるものではなく、ジワジワと下地がグラデーションで現れるのが面白い革です。

 

常時擦れる部分等は、↑のように下地が現れます。

 

限定着数2着程度。

 

 

 

 

さらには!!↓

MUSHMANS×新喜皮革

"GULLTOPPR/グルトップ"

(Horse hide)

Vintage Black

Up charge +10,000yen(11,000yen)

 

こちらも上記のAMALTHEA同様、昨年のスペシャルマテリアルでございました。

ホースハイドは非常に状態が悪い(傷が多い)場合が多い為、最悪な状態であった場合を想定し、相当なロスが出る事を見越して仕込んでおりました。

しかしながら、奇跡的な嬉しい誤算となり、今回のロットでは見込んでいたロスが出なかった関係で、10着分程度の生産枠を確保出来ました。

 

新喜皮革

ピット槽を保有し、ピットタンニンが出来る唯一の馬革タンナーである新喜皮革。

クイックドラムタンニンでは得られない、鋭利に刻まれる皴こそ、本当に知って欲しい馬革の魅力です。

『馬革=良い革』という図式は本来誤った見解であり、馬革の中でも良い素材と、そうと言えない素材がある訳で、誤った情報に踊らされる事なく、真実を知って欲しいというのが本音です。

 

先に御紹介したAMALTHEA(GOAT SKIN)バージョン同様、下地にライトブラウン色を使用し、アニリン(染料)のみで黒色着色を施したホースハイドです。

もともとの生体傷が多い馬革は、傷を隠せる為にピグメントを採用する事が多いが、MUSHMANSにお越しいただくお客様は、この生体傷に関してご理解が深いという事もあり、アニリン(染料)が採用できております。

ピグメント(顔料)着色のブラックとは異なり、やはり新品時から下地の色が影響し、薄ら茶色い黒。といった発色となっており。

透明感が美しい仕上がり。

馬革は牛革に比べ繊維質が軽量な為、着用感も軽量に仕上げる事ができる為、そういった観点の選択肢としても良いでしょう。

 

限定着数6着程度

 

 

 

 

そして、このマテリアルで新たなカラーにチャレンジしました↓

MUSHMANS×新喜皮革

"GULLTOPPR/グルトップ"

(Horse hide)

Vintage Tan

Up charge +10,000yen(11,000yen)

 

GULUUTOPPR(グルトップ)Vintage Blackと同じアプローチで鞣したホースハイドを、カラー違いで仕上げたのがコチラのVintage Tanでございます。

アニリン100%で仕上げるライトカラーのブラウン色。

油分も多量に加脂している為、プルアップ感も多く出ますので、着用と共に色ムラが発生し深い発色へとシフトするのが面白いマテリアルです。

馬革特有の生体傷が隠しにくい発色であるものの、それが逆に革らしさを生み出し、ワイルドな質感を楽しんで頂ける事でしょう。

 

今期新作のAviator Style Sports Jacket"SUREFIRE"のサンプルに使用しているのがこのマテリアル。

鋭い光沢感と、色ムラが見て取れる事でしょう。

 

限定着数12着程度

 

 

 

 

長くなりましたが、こちらで最後となります↓↓

おそらく今期限定となる事と思われます。

Charles F Stead/チャールズ F ステッド

 

1904年創業の英国を代表するタンナーである【Charles F Stead】社は、繊細で美しい吟擦り技術を駆使し、靴、バッグ、衣類、アクセサリー、自動車の内装に至るまで、幅広い用途の革製品を世界中に安定して供給しています。

その高い技術力と品質は、世界的に著名な高級ブランドとの頻繁な取引からも証明されています。

また、環境に対する厳しい基準が求められるヨーロッパにおいて、先進的な環境政策を推進する、環境に配慮した模範的なタンナーとしても知られており、世界屈指の名タンナーと呼ぶに相応しいでしょう。

 

今回、このタンナーの鞣す天然アンテロープ皮革である"KUDU/クードゥー・クーズー"をレザージャケットに採用するという画期的な企画を展開いたします。

 

【Charles F Stead  KUDU/クードゥー・クーズー】

Up charge +30,000yen(33,000yen)

全4色

 

歴史の深いCharles F Stead社は、2000年代に入りクードゥーをはじめとするアンテロープ科の皮革に適用しはじめます。

クードゥーの生息する南アフリカ周辺の様々な国の人々と密接に協力し、地域社会の利益の為に、毎年一定の期間で行われる野生アンテロープの駆除で出る皮革を入手し、鞣しを行うようになりました。

当初は国際社会貢献のひとつとしての事業でしたが、天然アンテロープ、特にクードゥーの躍動感あふれる表情は、一流のBAGブランドやシューメイカーに認められ、多くのファン層を生み出しました。

 

クードゥーは、家畜として飼育された牛革や馬革とは異なり、大自然のブッシュを駆け回っている為、吟面には数多くの擦り傷が見られます。

アフリカの大自然が作り出したこの傷が、一種のデザインとなり、他のレザーマテリアルとは異なる粗野なオーラを付加する事となるのです。

Charles F Stead社は、MUSHMANS Footwearで使用しているスーパーバックに代表される、吟擦りの名手。

その為、このクードゥーにおいても吟面を丁寧に擦り上げ、多量のWAXで仕上げる事で、ワイルドな中にも上品さをも付加させる唯一無二のマテリアルとなっております。

各色盛大にプルアップする様は、今までのレザージャケットに無いオーラを持つ素晴らしい表情です。

 

 

このCharles F Stead社"KUDU"を使用したサンプルを一着ご用意しております。

カラーはNoix(ノワ)を使用しております。

まるでヴィンテージ加工を施したような、新品とは思えないオーラを纏います。

 

至近距離でご覧いただくと、その革の生き様を感じる事が出来るでしょう。

 

カウハイドやホースハイドのように大判ではないKUDUの革は、一着のレザージャケットを製作する為に数頭分の革を必要とします。

その為どうしても部位毎に異なる雰囲気となりますが、可能な限り左右対称となるよう配慮して裁断いたします。

 

 

小判の為、この革は丸革と呼ばれる一頭そのままを鞣しております。(ゴートスキン等と同様)

その為、背面にはKUDU生体の背中心を配置する事が出来るので、御覧のように背面のテクスチャがまさに生き物のソレとなります。

かなり贅沢な裁断を施しますので、プレミアムな一着が完成する事でしょう。

 

以前、シレっと着用画像としてBlogで着用したのですが「あのFRIVOLOUS-χの革はなんだ!!?」といったお問合せが殺到しました(笑)

確かに予告無しで見ると、物凄い存在感なんです。

 

しかしながら、とても大きな問題がございます。↓

 

このマテリアル、野生のKUDUであることで、狩られる際の壮絶さを感じる『孔(あな)』が素材の所々に点在します。

生体傷の質感はデザインそのものとなりますが、流石に『孔』が空いている箇所は使用する事が出来ません。

これまで、このKUDUを使用したマテリアルで大物を作っているブランドを見た事が無いのは、この孔が理由なのでしょう。

靴や財布、BAG位までなら、どうにか孔を逃げる事が出来ますが、レザージャケットの場合は不可能。

その為、オーダーをいただいたお客様の素材選びは、私達が商社へ出向き、ジャケットが製作可能な個体を見つけ出して行く必要がございます。それも、何度も足繫く通う必要があかと思われます。

そもそも、孔の無い個体と出会える可能性は全入荷数の5%程度と、運も必要なところです。

 

という事で、4色展開となっておりますが、年間で各色4着程度が受注をお受け出来る限界数であると判断しております。

また、納期に関しましても、素材ありきのお話ですので、お時間を要する可能性がございます事をご理解下さいませ。

 

限定着数 各色4着程度 合計16着程度

 

 

 

 

 

 

という事でございまして、今期もかなりの選択肢となってしまいましたね。

8種47色と、尋常ではない選択肢です。

このMUSHMANS Leatherカスタムオーダー受注会の告知冒頭で、今シーズンは総生産数を抑える方向で進めている中でございますが、そういった中でもやりたい事は山ほどある訳でございまして、管理する側としては非常にリスクが高いものでございますが、皆様に圧倒的なラインナップをご用意したいといった気持ちでございます。

 

ここまでの選択肢を提案出来るのは、これまで様々なチャレンジをしてきた結果でもございます。

 

小規模だからこそ出来る顧客満足度の向上こそが、私達が目指すところであり、好きだからこそ叶える事が出来るモノでもございます。

 

メディア露出の多いブランドこそ"価値"であると感じる方には、一切響かない事でしょうが、物と事にストーリーを求め、物事の本質に"価値"を感じる貴方には響いて欲しい。

私達は深く探求し続けるブランドでありたいと感じております。

 

 

 

 

 

Part14 カスタムオーダーの詳細について へ進む→

 

\ 最新情報をチェック /