新規取り扱いブランドのご紹介!!

 

 

 皆様こんにちは!MUSHMANS代表の藤田です!!

 

9月に入り秋らしい気温が続きましたが、昨日ここ越谷では一転して夏のような気温になりました。

とは言え、湿度が高くならず気持ちの良い秋晴れとなっており、頗る気持ちの良い一日であったと感じます。

 

これから秋も深まり、人々は心身ともに活動的になる季節です。が・・・緊急事態宣言の月末まで延長決定という事もございまして、もうしばらくは我慢を強いられる事になりますね。

ようやく私もワクチン接種のめどが立ちましたが、予断を許さない状況である事に変わりはありません。

 

と、手書きの便箋で始まった本日のブログ。

 

本日は新規取り扱い開始のブランドをお知らせしようと思います。

 

BLACKWING/ブラックウィング

 

1930年代"エバーハード・ファーバー"によって生み出されたブランド。

筆記具好きの方には有名なブランドであるドイツのA.W.ファーバー社、後の"ファーバーカステル社"を所有するファーバー家の血縁を持つ人物。

エバーハード・ファーバー氏はアメリカへ渡り、ドイツA.W.ファーバー社の輸入販売を行っていたが、アメリカでの鉛筆生産に着手する事になる。

フロリダ州で鉛筆の木軸材であるシダーが豊富に生育している事に着目し、芯はドイツから輸入して木軸は現地で調達することを思いたったのだ。

ドイツから全てを輸入するよりも現地で調達する方が効率が良い。

というよりもフロリダのシダーの質が良く、ドイツに木材を輸出するようにもなった程であったようだ。

最終的にはアメリカに工場を建設し、本格的な鉛筆製造会社へと成長。

 

エバーハード・ファーバー氏の没後、ジョン・エバーハード・ファーバー2世、ルター・W・ファーバーの二人はドイツA.W.ファーバー社から完全に独立し"エバーハード・ファーバー ペンシルカンパニー"を設立。

1934年の大恐慌のさなかに生まれたのが伝説的なモデルとなる『BLACKWING  602』だ。

当時流通していた鉛筆の市場価格を大幅に上回る(3倍以上)価格設定での販売であったにもかかわらず、その滑らかな書き心地が評判となり、着実にファンを増やして行った。

この『BLACKWING  602』を愛用した人物は錚々たる顔ぶれで、怒りの葡萄で知られる【ジョン・スタインベック】や【ウォルト・ディズニー】といった、もはや歴史上の人物といる面々によって確固たる立ち位置を掴む事となった。

 

20世紀半ば、エバーハード・ファーバー ペンシルカンパニー社は鉛筆作りの全盛期を迎える。

しかしながら業界のM&Aの波にに飲み込まれ、最終的には1987年に本家であったA.W.ファーバー社に買収をされてしまう。

買収後もしばらくは「BLACKWING 602」の販売も続けられていたが、1988年にストックがなくなると販売は終了され、その伝説は幕を閉じる事となる。

 

伝説となった『BLACKWING  602』のオリジナルは熱狂的なファンによって高額な価格で売買されるようになった。

とは言え鉛筆である、その数は減少の一途を辿って行った。

そういった中で一部の愛好家らが【PALOMINO】ブランドの鉛筆が、伝説の『BLACKWING  602』の書き心地に似ているという噂が立ち始め、話題となった。

PALOMINOはカルシダー(カルフォルニア・シダー・プロダクツカンパニー)が展開するブランド。

このカルシダー社に『BLACKWING  602』の復刻の要望が高まり、ついに完全復刻される事となったのだ。

 

カルシダー社が『BLACKWING  602』を完全復刻するにあたり白羽の矢が立ったのが、日本の鉛筆製造技術であった。

伝説の『BLACKWING 602』を忠実に再現できるのは、現代では日本の技術以外に無かった。

 

現代においての『BLACKWING 602』も、市場価格の3倍以上の価格設定となっている。

それは1934年に誕生した『BLACKWING  602』と同様。

何故そこまでの価格となってしまうのか?それは品質のみを追求した事によっての結果である。

 

まず木軸となる木材は、鉛筆に最も適しているとされる『北米産インセンスシダー』を用いる。

要するに米国で調達された木材を一旦日本へ輸出するという事になる。

その木材を使用し、日本国内に現存する古の手法で鉛筆製造を行う工場で作り込まれる。

日本製黒鉛でしか得られない、滑らかな書き心地。そして、木軸には何層にも渡って塗装が施され、鉛筆はと思えない程の高級感を与えられる。

そうやって作り込まれた鉛筆は、ほぼ完成となるが、ここまでが日本での製造。

その後『BLACKWING 602』の象徴とも言えるフェルール(鉛筆と消しゴムをジョイントするパーツ)はアメリカで製造され、アメリカで結合される為、日本からアメリカへ送られる。

そう、Made in JAPAN&USAという事になるのだ。

 

この工程を御覧いただくと、そのコストの掛かり方は半端じゃない。

アメリカで資材調達→日本へ輸出→日本国内で製造→アメリカへ輸出→アメリカで最終仕上げ→日本へ輸出。

これだけ行き来するのであれば仕方が無いし、そうでなければこの書き心地と質感を得る事ができないのだ。

 

これが『BLACKWING』である。

 

 

クラシックなBLACKWINGを踏襲したモデルは全4ラインナップ↓

硬度順にご紹介。

 

 

BLACKWING

"MATTE"

 

芯の高度は4B程度。

最も柔らかく、スケッチ等を書くのに最適。

 

 

 

BLACKWING

"PEARL"

 

芯の硬度は2B相当。

文字を書くにもスケッチを描くにも適したモデル。

 

 

 

BLACKWING

"602"

 

こちらが伝説の『BLACKWING 602』を再現したモデル。

このモデルのみ裏面に

「HALF THE PRESSURE, TWICE THE SPEED 」

の文字が光る。

「力は半分でスピード2倍」

滑りの良さを謳った602の売り文句が刻印されている。

この刻印は当時のオリジナルでも施されていたものだ。

 

芯の硬度はB相当。

 

 

 

BLACKWING

"NATURAL"

 

芯の硬度はHB相当。

芯を尖らせて描くスタイルにマッチし

繊細な描写や小さな字を書くのに適している。

 

 

人様にお見せできるような字では無いのは百も承知であるが、それぞれのモデルの濃度を御覧いただきたい。

右からMATTE(4B相当)、602(B相当)、PEARL(2B相当)、NATURAL(HB相当)と、硬度(濃度)の段階別では無くバラバラで書いてみた。

この方が変化が見えるかな?と思っての事だか、写真だとちょっとわかり辛いかな?

書いている当人は、その書き心地の変化をしっかりと感じるものなので、是非店頭に用意してある試し書きを使って体感してみて欲しい。

 

 

 

ここまで語れる鉛筆というのも珍しい。

私自身、何かを考える時や新しいモデルをスケッチする際には必ず鉛筆を使う。

人間の直感に最も忠実なのが鉛筆なんじゃないか?と思っており、確かに現代では電子的な物でも直感的にスケッチしたりメモを取ったりする事が可能になっているものの、どうもそういった物は使う事に集中してしまい、気持ちが散漫になってしまう。

お客様や大切な方へ手紙を書く際、または契約書等は万年筆を使うが、それ以外は鉛筆が最も多い気がする。

物が好きな男としてボールペンも拘りたいところだが、上記のシーンで万年筆を使ってしまうとボールペンの出番が無い。

さらに高級ボールペンを使っていると、それ相応の美しい文字が書けなければいけない気がして、いらないプレッシャーを感じる。

だから最近では万年筆と鉛筆があれば充分という結論に達していた。

 

フォーマルなシーンでは万年筆を。

カジュアルなシーンでは鉛筆を。

 

そういった中で、この『BLACKWING 602』に出会った。

敬愛するジョン・スタインベックが使っていたという事だけで、極めて魅力を感じたのがスタートだ。

手に入れてまじまじと見てみると、まずはその造形美にやられる。

続いてこの塗装。言い方は悪いがたかが鉛筆。それにここまでしっかり塗装するのか?と溜息が出た程だ。

そして書き心地、鉛筆自体の重量だったりフェルールが装着される事での絶妙なバランスが生み出しているものなのか?それもあると思うが、黒鉛の質の良さというのを今まで数々の鉛筆を使ってきた中で感じた事は無かったが、今回BLACKWINGを使ってみてそれを感じた。それも予備知識無しで感じたのだから素晴らしい。

 

このBLACKWING、おそらく世界で最も高価な鉛筆なんじゃないかと思う。

しかし、無理して高級なボールペンを買おうと思ったならば、このBLACKWINGを280本購入する程の価格となる。

280本を使い切る、貴方の年齢がもし30代だったとしたら、きっと一生かかっても使い切れない本数になるんじゃないだろうか?

 

ならば私はこれを選ぶ。

これを使う事で、今まで以上に感覚が冴える気がするからだ。

 

 

 

 

このBLACKWINGを楽しむ事をフォローする周辺アイテムもしっかりと揃えて在る。

今回のブログでは全てをご紹介する時間が無いので、是非ONLINE SHOPページでご確認いただきたい。

 

 

洋服に拘る人間は、その人生の歩み方にも拘るものだ。

普段使うアイテムにストーリーが欲しいのは必然。

さらにその品質が高ければ言う事は無い。

確実にこの鉛筆は、その要件を満たしてくれる事であろう。

 

 

 

コチラよりご購入いただけます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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