MUSHMANS Leather Single Stand Collar Riders Jacket【WIRED-χ-】スペシャルカラーの入荷です!
皆様こんにちは!!MUSHMANS代表の藤田です!!
ここのところ公私ともに忙しく、まともに休んだのがWBCの決勝戦の日が最後。。
そろそろゆっくりする一日が欲しいなぁと思いますが、直前になって勿体なくなってしまい予定を突っ込んでしまう今日この頃。
決算に関してもひと段落しましたし、ちょっとリセットが必要かな?と思っております。
こうやって忙しくしているのは私だけでは無く、MUSHMANS Leatherの生産を一手に引き受けてくれている職人さんも同様。
寝る間を惜しんで作り込んでくれているアイテムが入荷いたしました。


今シーズン、リニューアルを図りより一層進化したシングルライダースジャケット【WIRED】の後継モデル【WIRED-χ】が入荷しました。
マテリアルに関しても、今シーズンから新たにラインナップに加わったBADALASSI社Euphrate(ユーフラテ)のORTENSIA(オルテンシア)を使用しております。
昨年末、多くの皆様よりオーダーをいただき、サイズ・カラーによっては既に御納品が始まっております。
既に御納品をさせていただき、着用いただいている皆様からは非常にご満足いただけているフィードバックをいただいており、これからも期待にお応えするべく、身の引き締まる思いでございます。

今回ストックとなったモデルは、その新型【WIRED-χ】をベースに、BADALASSI社のレザーEuphrate(ユーフラテ)を使用したスペシャルなモデルです。
これまでBADALASSI社のレザーはMUSHMANSにおいても10年以上の長きに渡って使用して来ており、特にNappa Lux(ナッパ ラックス)に関しては皆様も馴染み深いマテリアルだと思います。
このNappa Luxと同様のプロセスで鞣し・加脂を行い、染色後の工程で水洗いするという加工を施したのが、このEuphrate(ユーフラテ)という品種です。

比較的フラットな表情で仕上がるNappa Luxに比べ、このEuphrateは水分を含ませた状態でドラムで回されているため、そのテクスチャーは凹凸のあるものとなります。
だからといって、強制的にシュリンクさせているDEFENDERで使用したTigr(チグリ)ほどのシボが出るものではありません。
解り易く言うと、Nappa LuxとTigrの中間的な表情とでも言いましょうか。
自然なウネリを楽しめる、絶妙なマテリアルです。

今回のモデルで使用しているORTENSIA(オルテンシア)、こちらも長年MUSHMANSで愛されているカラーです。
このORTENSIAはイタリア語で紫陽花(あじさい)を意味しております。
紫陽花はその土壌によって様々な発色の花を咲かせるものですが、まさにこのレザーも使い方によって様々な発色となるものです。
その経年変化の素晴らしさは、多くのユーザーを虜にするものでございます。
工程の中で水洗いするというプロセスが入る事で、Nappa Luxのオルテンシアと比べてワントーン落ち着いた発色になっております。
このシブさもEuphrate(ユーフラテ)らしさですね。

この【WIRED-χ】は、ファッションとしてシングルライダースを楽しむ事を前提としながら、本格的にライダースジャケットとして使用出来るクオリティで構築しております。
ライダースジャケットの名を冠しているからには、本物で無くてはならないというコンセプトからそうしております。
たとえば↑のスタンドカラー。ファッションとしてはある程度高さの欲しい襟部ですが、高すぎるとヘルメットと干渉してしまいます。
例え本格的なフルフェイスヘルメットを使用しても、ギリギリ気にならないレベルの高さを設定しております。

新設したアクションプリーツに関しても同様で、これによって可動域を大幅に広げております。
この動き易さは、ファッションとして使用するにも着心地の良さに貢献しており、一般的なライダースジャケットやレザージャケットに比べてもストレスフリーな着用感を実現しております。

縫製に関しても様々な角度から検証し、充分な強度を担保する事が出来るよう配慮しております。
そのひとつが、このミシンピッチ(針の間隔)です。
一見すると、ミシンピッチが細かい方が緻密な感じで縫製技術が高く感じられるかと思いますが、実は反対なんですね。
ある程度の広い間隔で、しっかりとテンションを掛けて縫い上げる方が圧倒的に技術力を要します。
細かいピッチで縫う方が縫製も安定しているように誤魔化せるのですが、ピッチが広いと少し曲がっただけでステッチラインがガタガタに見えてしまいます。
さらに、ミシンピッチ(針数)が多いという事は、切り取り線のようになってしまう為、縫製部分から革が切れてしまう可能性が高まります。
特にベジタブルタンニン鞣しの革で本格的なライダースを作る場合、このミシンピッチに対して充分な配慮が必要になるのです。


各パーツの縫製箇所も、可能な限り元厚に近い厚みで縫製します。
これによって縫製部の躍動感も出ますし、強度も高くなります。
縫製効率で言えば、縫製箇所をしっかり漉く方が楽な訳ですが、全ては10年後に現役である事を念頭に作り込んでいるものです。




こちらが着用感です。
画像の人物はサイズ38を着用。
シンプルなスタンドカラーライダースジャケットの中に、MUSHMANSらしいオリジナリティを付加した胸ポケット。
タイトに構築したシルエットながら、アクションプリーツによって可動域を広げ、よりスタイリッシュに仕上げております。
勿論ライダースジャケットとしての定番カラーは【BLACK】なのだと思いますが、BADALASSIのレザーだからこそ色物でも派手になり過ぎない物となります。これは顔料を一切使用しない、アニリン仕上げによる恩恵であると言えるでしょう。
他とは一線を画す、スペシャルなライダースを求める方に向けたアイテムです。



そうそう、先日BADALASSI社の現社長が久しぶりに来日されるという事で、10年振りにお会いして来ました。
物凄い嬉しそうに着てくれて、やっぱり革好きなんだなって。嬉しかった。
残念ながら、創業者のカルロ・バダラッシ氏は来日されませんでしたが、シモーネ氏とも有意義な打ち合わせが出来ました。
これからもBADALASSI社との連携は続きます。
やっぱカッコイイなシモーネ、サラッと着こなしてしまうところが、ちょっとムカつきました(笑) 有難う!


