バイクに乗る人生。

 
Bayerische Motoren Werke AG
バイエリッシュ・モトーレン・ヴェルケ・アーゲー
通称【BMW】
ドイツ バイエルン州ミュンヘンを拠点とする、自動車及び二輪車メーカー。


今から13年前、初めてバイクを公道で乗ったのも今位の季節だった。
今でも、あの時の疾走感は忘れる事は無い。

あの時、KAWASAKIの400ccに乗っていた。
これがあれば自分は最強だと、訳のわからない事を思っていた。

その時、横に佇む一台のバイクがあった。
【BMW R100RS】左の画像のバイクである。

『こんなバイクに乗るオッサンになったら終わりだな』今思えば若さ故の思想、 そう若さ故、、。

ただ、13年間 あのバイクを見かける度に、何故かドキドキしていた・・・。

 
それから10年以上、バイクにどっぷり漬かった生活を送った。
今思えば、あの時バイクに乗り始めなければ今の人生は無いし、今の人間関係も成立していないかもしれない。
その位、自分にとって重要な事だったのだ。
仕事も、それ以外もバイクしか無かった。

スピードを求め走り続け、地元の走り屋が集う峠に毎週通う。
それでは飽き足らず、さらなるスピードを求め 首都高にも通うようになった。
300km/hで走り続けるヤツが偉い。狂っていた、狂う事が若さと知りながら。

さらに、それでも飽きずに サーキットを走るようになり。
上には上がいる事を痛いほど体感した。
己がどれだけ井の中の蛙であったか、己がどれだけ臆病者であったか、己がどれだけ才能が無いかを伸び悩むタイムと成績が教えてくれた。

若さ故に、根拠の無い自信を振りかざし、年長者の助言を聞き入れず 逆に牙をむこうとした自分の無力さや愚かさを身を持って学習する事となった。


速く走る為、新型が出る度に乗り換えた。

目覚ましい進歩を遂げるレーサーとタイヤの性能。

これが全てだと思っていた。

誰よりも速く走るヤツがこの世で一番偉い。

そう信じ続けていた。





ある時レースを辞めようとあっさり身を引いた。
バイクに乗る事に飽き飽きしていた。
大人になるという事がどういう事なのか理解していなかったあの頃。
競争から逃げたのかな?と思ったものの、不思議と後ろめたさや悔しさは無かった。

その後も仕事でサーキットを走ったり、首都高を走った事もあった それはそれで楽しかったけれども それ以上にスピードを追求したいとは思わなかった。


あの時、少し大人になっていたのかも知れないと今想う。


自分の限界を見極め、今やるべき事とそうでない事を判断する力。
レースはやらなくなったけど、仕事はバイクと洋服にどっぷり。
それまでの経験を生かして、存分に仕事をさせてもらった。
自分には、こっちの方が向いていたんだと、あの時逃げたのではなく 賢明な判断を下したのだと後になって思えた。



今、自分が立ち上げた会社を経営し、沢山のお客様や関係者様と こんなに楽しい日々を送っているなんて、13年前想像すらしていなかった。

ひとまわり以上の年月が経過した。

私の年齢を考えれば、まだまだ一瞬の期間に過ぎないかもしれない。

生きる事に疲れなんか全く感じないし、まだまだ戦う気持ちも持ち合わせているつもりである。

しかし、ここにきて 13年前のバイクを思い出した。




Bayerische Motoren Werke AG
バイエリッシュ・モトーレン・ヴェルケ・アーゲー
通称【BMW】

R100RS

13年前、『こんなバイクに乗るオッサンになったら終わりだな』 と思っていたバイク。
今私の手元にある。





人間は老いもするが、進化も止めない。
若さ故に受け入れられなかった事が、年月の経過と共に逆にそれを求める事もある。


13年前のオマエに告ぐ
『こんなバイクに乗る気になったら、その時が始まりだ!!』




こうして、私の第2ステージが始まるのだろうか?








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