N-2Bの誘惑。
★圧倒的なクオリティとプライスのバランス。COLIMBOのN-2Bが入荷いたしました。硬派な印象を醸すN-2Bの魅力に迫ります!★
皆様こんにちは!!MUSHMANS代表の藤田です!!
ここのところ、多くのお問合せをいただいておりますMUSHMANS Leatherの2026シーズンの受注会に関してでございますが、開催を間近に控えて非常に厳しい状況に陥りました。
MUSHMANS Leatherでは主軸のレザーマテリアルとして君臨していた、BADALASSI carlo社の素材が日本の商社を通じて仕入れられなくなる可能性が出てしまい(まだ本決定ではありませんが)、現在素材の調達に奔走している状況でございました。
ここ数週間、これに翻弄されておりましたが、この騒動により新たな発見や出会いが多々ありまして、これまで以上にマテリアルのラインアップが強化されつつある状況に好転いたしました。
勿論、長く愛され、私自身も最も信頼をしているBADALASSI社のマテリアル無しには進めません、ですので現状日本にストックのある分は、かなりの量を確保しました。ご安心ください。
この一連の問題で、これからのMUSHMANS Leatherの展開に対して、非常に考えさせられるものでございました。
やはり何かに依存し過ぎる事は、私達の方向性をも狂わす可能性がある。
常に新しいモノを探し、見て、触って、会話して、脚を使い続ける事を止めてはいけないと。痛切に感じました。
今となっては、この事態というのは必然であり、より良いものを作り出す為の転換点になる出来事だったな。と感じております。
一時期は、今期のMUSHMANS Leatherの受注会の事を考えると、気分が沈むような感じで日々を過ごしておりましたが、今となっては逆に楽しみでしょうがない。
今年の受注会も、前年同様の2月11日(建国記念日)から開始できるよう、準備を加速させて行こうと思っておりますので、どうか楽しみにしていてください。
新作モデルの紹介と、今期のマテリアルのご紹介ができるのが、本当に楽しみでございます。
さてさて、別件でのお話が長くなってしまいましたが、本日はこちらの商品をご紹介いたしますね。↓↓

COLIMBO/コリンボ
Elmendorf Jacket
"Type N-2B"
with Decal
[ZA-0119]
N-2Bは、米空軍(USAF)が独立(1947年)し、冷戦期に「極寒環境での運用」を現実の課題として突き付けられた中で整備されていった、防寒フライトジャケットの系譜に属します。
第二次大戦期のB-10・B-15などの流れを受けつつ、戦後はより低温・強風下での地上作業、そしてジェット化によって変化した装備環境(ハーネスや着座姿勢、機内外の温度差)に適応する必要がありました。
そこで求められたのが、「防風性」「保温性」「作業性」を同時に満たす合理的なパーカ・ジャケットです。
同時期に語られるのがN-3B。いわゆる“スノーケルパーカ”として知られ、膝上にかかるコート丈で、極寒地での待機や歩哨、フライトラインでの長時間作業など「動きが少ない/体温を奪われ続ける状況」に強い設計です。
フードは大きく深く、縁にはファー(毛皮)を配し、ドローコードで顔まわりを絞ることで、吹雪や強風時に露出面積を最小化する思想を持っています。
これが“スノーケル”と呼ばれる所以で、顔の前に小さな開口部だけを残し、呼気と外気の干渉を抑えて凍傷リスクを下げるための形です。

一方のN-2Bは、その思想を共有しつつも「丈を短く」した存在。
N-3Bほどのコート丈は、防寒としては強力でも、機内で座った際に裾が干渉しやすく、ハーネスや装備品の操作性を阻害します。
また機体周りの作業でも、長い裾は引っ掛かりやすい。
そこでN-2Bは腰丈にまとめ、行動範囲の広いクルーや、より“動く”任務に適したバランスへ振ったわけです。
まとめると、N-3B=滞在・待機・地上での長時間防寒、N-2B=動作性・着座姿勢・機体周りの取り回しを重視。
どちらもUSAFの極寒運用を支える「道具」ですが、優先順位が明確に違います。
この2つを並べると、単なる丈の違いではなく、任務と環境に対する回答の違いが見えてきます。
極寒の現場で“生き残るための衣服”として、合理と実用から磨かれたのがN-2B・N-3Bであり、まずはその軍での必然から理解すると、ディテールの意味が一気に立ち上がってくるものです。
N-2シリーズは、【N-2】→【N-2A】→【N-2B】の系譜があり、今回COLIMBOがリプロダクトしたのが最後期にあたる【N-2B】。

アウターシェルに用いられる66ナイロンを完全に再現し、上質且つ気密性の高い最高級マテリアルを使用。

Wool100%の輪リブも完全再現。


特徴的なセパレートフード。
フードに取り付けられるファーは、リアルコヨーテファーを使用しており、着用時の肌触りの良さと保温性は本毛皮ならでは。高級感もありますね。
フードライニングも再現されており、保温性の高いアクリルボアを使用しております。

左腕にはUSAFデカールが装着され、質実剛健なオーラを盛り上げてます。
日本のファッションシーンでN-2Bが“特別”だったのは、MA-1ほどメジャーじゃないのに、分かる人には一発で刺さる玄人感があったからと言えるのではないでしょうか?
80年代後半から90年代にかけての年代である"渋カジ世代"にとって、N-2Bはミリタリーの機能美と街着のリアルが噛み合う、ちょうどいい主役でした。
腰丈で取り回しが良く、デニムやチノ、ネルやスウェットの上にガバッと羽織れる。
ファー付きフードのボリューム、そして着丈の短さが男臭さを底上げしつつ、色落ちしたデニムやワークブーツにも自然に馴染む。
派手に語らずとも“通”を主張できる、そんな空気感がN-2Bにはありました。
個人的に、MA-1と比べて、このN-2Bの悪そうな感じが特に好きで、N-3BよりN-2Bの雰囲気が好みです。

それでは着用感をご覧いただきましょう。
画像の人物はサイズMを着用。
この中にSweat Shirtsを着用して、適度な余裕を感じるサイズ感です。
このN-2Bは、ヴィンテージ実物や、シルエットまで再現しているブランドの物ですと、スタイリッシュに着こなすにはワンサイズ下のサイズを選ぶ必要がございます。
その為、袖丈や着丈が異様に短くなってしまうというジレンマがございました。
しかしながら、やはりここはCOLIMBOの素晴らしいところでございまして、無暗にサイズダウンせずとも、スッキリとスタイリッシュに着こなす事が出来るサイズ設定になっております。
だからといって、サイズ感をイジり過ぎている感じも無く、ヴィンテージ実物の迫力は残してある。
これが絶妙なんですよね。
ヴィンテージ、良いんですよ。良い。
でもね、私達くらいの年齢になると、もうね、ちょっとヴィンテージは大手を振って着れないんですよ。
中身もヴィンテージ化してくると、全体的に汚いんです(笑)お洒落ではない。
コレクションとして持ってはおきたいのがヴィンテージなんですが、ファッションとしては厳しいよね。
清潔感を保ちながら、好きなモノを着るというのが大人の流儀でしょ。
だからやっぱ新品が良いし、日本製の作り込みはやっぱり物としての完成度も高いんです。
画像のように、セパレートフードを開けて着用すると、まさにあの時代の悪い奴の感じがして良い感じ。
現代の悪い奴と違って、ひと目見て悪い奴なのが古き良き時代の流儀(笑)

このように、セパレートフードのジッパーを閉めて着用すると、首回りの雰囲気が一変して、全く異なるジャケットになりますね。
実際にこの極寒期に関しては、この着方が暖かくてイイですね。

バックスタイルも男らしさ全開。
今の時代と逆行してしまう事をあえて言いますが、、、
男たるもの、男らしく、男としての装束を纏え。
これを着ると、なんだか嬉しくなってしまう。
そんなアイテムでございます。
今シーズン、遅れに遅れての入荷でございます。
ただ、毎年生産されるアイテムではありませんので、是非この機会は見逃さないようにご注意くださいね。
男らしさ、男としてのファッションを楽しめる一着をあなたへ。

