外へ向かうブランディング、内に向かうブランディング。
皆様こんにちは!MUSHMANS代表の藤田です!!
2月と言えばデニムパンツ!というお客様が多く、先日も再入荷を果たした"PIKE BROTHERS"1963 Roamer Pantをお求めになられる方に多くご来店いただきました。
有り難い限りでございます。
この時季は新作の投入や、定番品番の再生産と様々なデニムが入荷する時季でもございますので、本日はラインナップ刷新によって話題になっている"FULL COUNT"のデニムを御紹介させていただこうと思います。
まずはFULL COUNTを語るうえで欠かせないモデルでもある、こちらのモデルを御紹介します↓

フルカウントの定番ジーンズの中でも原点とも言うべきジーンズ[0105 LOOSE STRAIGHT]
ジンバブエコットンを100%使用することで、伸縮性や弾力性に富んでおり、13.7ozという適度な生地の厚みはストレスフリーな穿き心地を肌で感じていただけます。
また、ブランド創立当時から積み重ねてきた職人たちの厚い信頼と理解、協力を得て、最適なテンションで織り上げられるデニム生地はジンバブエコットンの魅力を最大限に引きだすことが可能となっております。
夏場にも穿きやすいジーンズとしても支持されているフルカウントのジーンズ。
特性として非常に吸水性が良いため汗などを吸収し放出することでストレスを感じにくく、さらに13.7ozという程度な生地のオンスはしなやかさをも兼ね備えております。







従来までの1953 MODELより名称変更しシルエットはかなりワイドになり、ヒップハングを強調するため股上の前後差を大きくしました。ヒップ周りも大きくなりましたが、フロントのもたつきやヒップ下部の余りが気になら ない素晴らしい形となって生まれ変わっているのが特徴です。

生地はFULL COUNT往年のジンバブエコットン13.7ozという事で、生地については馴染み深いものがございますので割愛させていただきますが、最も変化したシルエットを御覧下さい。
画像の人物はサイズ32を着用。
確かに、、従来までの0105はシルエットの無骨さに欠ける部分がございましたが、リニューアルされたこちらの0105は男らしい無骨なシルエットを醸しております。
ただワイドでルーズなシルエットになったという単純な変更とは異なり、往年のデニムパンツの迫力は踏襲しつつも、FULL COUNTのオリジナリティも光ります。
ルーズシルエットに見られる、フロント部分のもたつきは皆無、さらにだらしなく映ってしまいがちなヒップ周りのダレた感じは一切無いという、非常に秀逸なシルエットを生み出しているのです。
そうそう、これを待ってたんだ。
デニムパンツ愛好家垂涎のシルエットをお楽しみいただける事と思います。
続いては、こちらもFULL COUNTの代名詞的品番となっているモデル↓

FULL COUNTデニムのラインナップ中、最も人気のあるモデルがこの1108ですね。
適度にスッキリしたシルエットは、旧モデルでも充分に洗練された仕上がりでございまして、私個人的にも大変重宝しているモデルでございましたものの、それをさらに昇華させたモデル"1108 NEW STARAIGHT"
ストレートデニムの新定番として名付けられたこちらのモデルは、前開きが長くなり脱ぎ着が楽になったのと、フロントのもたつきをなくし、よりスッキリとした印象になりました。







勿論セルヴィッチやリベット、縫製糸、レザーパッチ。一切の妥協をせず長年愛されているモデルのバージョンアップモデルです。
生地は0105同様、長い歴史を誇るジンバブエコットン13.7ozを使用しており、シーズン問わずご活用いただける生地。

画像の人物は、サイズ32を着用しております。
なるほど納得、今までの1108も大変着用感の良いモデルでございましたが、新型はさらにグレードアップしております。
腰で感じるフィット感が格別なものとなっておりまして、まさに"洗練された"という言葉がマッチいたします。
着用感というよりも装着感と言った方が良いのか?
パッと見た目はそれほど変わっておりませんが、穿いてみていただくとその違いがハッキリと解っていただける事でしょう。
そして、その装着感だけではなく、シルエットもより美しく進化しております。
フロント周りの収まりは、顕著にグレードアップを感じるところ。
これがプロの仕事なんだなぁ〜、って素直に嬉しく進化を感じるポイントでもあります。
という事で、生まれ変わりを実行したFULL COUNT。
もうお気付きかと存じますが、見た目で大きく変わったところ、それはヒップポケットのアーキュエイトステッチ。
フルカウントの代名詞とも言えたアーキュエイトステッチを、今回のリニューアルから廃しております。
視覚的にブランドを強調するのではなく、デニムパンツとしての本質を追求する方向へ転換した大きなモデルチェンジです。
ブランドとは一体何なのか?
誰が見てもソレであると解る事が全てなのか?
この舵取りというのは、相当の決心が必要だったのではないかと思います。
"外へ向かうブランディングと内に向かうブランディング"
今回のリニューアルは後者のブランディングなのかと、私自身勝手にそう捉えております。
そのロゴマークが入っていれば、その柄が入っていれば、それで最高。
そういった外へ向かうブランディングも、それぞれ個人の趣向によっては素晴らしい物なのでしょう。
アイキャッチだけで、その存在価値を発揮する。
それは物凄い事だと思うし、簡単に成し得られる事でもありません。
ただ、そういった物、誰が見ても誰が作った物なのかが解るそれを好まない人種というのも存在します。
ただただ物としての品質の高さと、使用した時の満足度を追い求めて作られる物。
作り手の自己満足に近いような物作り。
そして、それが一見するだけでは誰が作った物なのか解らない。
ただ、好き者が見ると、これが何なのか解ってしまうような物。
内に向かうブランディングというものは、まさにそれなのだと思います。
どちらが正解かなんて、そんな議論の必要はありません。
それは全て個々の価値観に委ねられる部分であり、人それぞれ様々な価値観があるからこそ"ファッション"が成立するからです。
今回のFULL COUNTの方向転換について、私個人の主観では。
ニヤッとしてしまった。
とだけ言っておきましょう。
さらに良いものが生まれる前ぶれを感じるリニューアル。
どうでしょう?一度体感してみませんか?


