LAより。
皆様こんにちは!!MUSHMANS代表の藤田です!!
今月7日から発生しているLA郊外での山火事・・・発生から一週間が経過しておりますが、未だに被害が拡大している模様です。
あの美しい街並みの多くが失われている現状は、心が痛むものでございます。
どうか、一日でも早く鎮圧される事を願わずにはいられません。

一時ハリウッド近郊にも火の手が近付いたようで、あの有名なHOLLYWOODサインも危なかったようです。
HOLLYWOOD近郊と言えばMister Freedom Shopも近く、より心配になります。
画像は2019年、アメリカ横断を終え帰国直前に立ち寄ったMister Freedom Shop前で。
画像左から2番目の男、加地さんはHOLLYWOODはチャイニーズシアター前でカツアゲされた経験を持つ希少な存在。
我々はニヤニヤしながら、一切助けずに傍観していたという、とても思い出深い地です。
さて、一日も早い平常化が望まれるLAから。

Cowhide Leather "TORPEDO" Jacket
1940年代の独U-Boat乗組員用リーファースタイルレザージャケットからインスパイアを受け、さらに米国30s〜40sのスポーツジャケットスタイルとデザインを融合させた、今期Mister Freedomが提案するレザージャケットがコチラ。


正直なところ、このジャケットのどこにU-Boat乗組員のリーファージャケット要素が入っているのか?と私自身は感じてしまいますが(笑)
どちらかと言えば、40s〜50sのスポーツジャケットデザインが濃厚というか、ただただその時代のスポーツジャケットじゃんか。と。そう思えてなりませんが、Mister Freedomらしいアバンギャルドさといなたさの融合がとっても好きな一着でございます。
デザイン的に言うと、MUSHMANS×Rainbow Countryの"BEAR LAKE"モデルのボタンバージョンといった雰囲気で、個人的にこのデザイン感は大好き。

小さ目な上衿とラペルが使い勝手の良さを生み出しており、キザ過ぎず、野暮ったくない、絶妙なバランスを演出しております。

襟裏は太畝コーデュロイを使用し、土臭さがあってMister Freedomらしい。

フロントパネルの切り替えデザイン(ヨーク)が秀逸。

スプリットバック仕様のアクションプリーツ構造となり、動き易さは充分。


コロゾ釦と裏ボタンにはボーンボタンを使用。
こういった細かい構成もMister Freedomらしさ。


ライニングのチェック生地、ドビーストライプの袖裏共にN.O.S(New Old Stock)ファブリックを使用しております。

特徴的な切替パターンとなっている袖口のデザイン。

使用するマテリアルが、結構私好みなんですよね。
このレザーマテリアルには、フルベジタブルタンニン鞣しのCowhide(牛革)を使用しております。
ブランドでは"Tea Core"と呼んでいるナチュラルカラーの下地を用い(これまでのCAMPUS JACKETの素材)、その上からブラックカラーをトップコートしている素材です。
ブランドが特に強調しているのは、この素材がトップグレインレザーではなくフルグレインレザーであるという事。
レザー表面(銀面)を研磨する事で革の表情を均一化しているレザーをトップグレインレザーと呼びますが、その反対にレザー表面を研磨する事なく素の状態で使用するレザーをフルグレインレザーと呼び、より自然な風合いを楽しめる素材です。
このフルグレインとトップグレインに関しては、その優劣に関しての議論を聞く事がございますが、私個人的には適材適所であると考えており、優劣を決めるのは愚かな事であると考えます。
ひとつ言える事は、革の強度を掌る銀面部分ですから、トップグレインによって表面を研磨する事で、本来持っているレザーの強度は低下する事になるのは容易に想像できるものの、その強度が果たしてレザージャケットやブーツ・シューズにどこまで影響するかは、様々な物を手にした皆様には感じるものがあるかと思います。
トップグレインレザーの代表的な存在であるホーウィン社クロームエクセルレザー、これをワークブーツに用いたアイテムを所有されている方は多いかと思います。これを一般的な生活の中でヘヴィーユースされた事のある方は多いかと思いますが、このレザーがそういった中で強度不足による革切れ等を起こした事のある方は極めて少ないかと思います(もともと使ってはいけない部位を使ってしまった例は別として)。
反対に馴染みが早く、履き心地が良いと感じる方もいらっしゃるのではないか?と思う訳です。
ただし、バイクに乗る際にハードに使いたいというお客様や、極めてハードな使用が想定されるお客様の場合は、やはりフルグレインレザーをお勧めします。極めて過酷な状況で使い続けるには、最適な強度を持っているからです。
その場合は、ある程度馴染みが出るまでにそれなりの経過が必要となる事をお伝えしなければなりません。
ワークブーツでの話ですから、レザージャケットとなりますと強度に対してそこまで神経質になる必要は無い訳で、使われるであろうシーンや着用されるお客様の生活シーン、さらにその作品のコンセプトに合わせて素材を選ぶ事ができる知識があればそれで良いのだと思います。
クルマでもバイクでも、その排気量やスペックに踊らされる乗り手程ヘタクソであり、その排気量やスペックを理解し己の技量を理解したうえで選択できる乗り手の方が上手に乗りこなすものである事は周知の通りで、こういったアイテムに関しても同様の事が言えると私は常々感じております。
・・・さて、話が相当に脱線したので戻しますが。。
このジャケットは極めて粗野な雰囲気を演出する為にフルグレインレザーを用いて作り出されております。
その為、構成されるパーツ毎に異なる表情を持っており、自然素材ならではの風合いをお楽しみいただけます。
さらには、下地に用いられるナチュラルカラーは経年変化とともに表舞台に顔を出し、より不均一な表情をお楽しみいただける事でしょう。
ブランドのコンセプトが明確に解る素材選定は、Mister Freedomならではの優れたバランス感覚によるものです。


それでは着用感を御覧下さい。
画像の人物はサイズ38を着用、インナーには人気のアスコットシャツを着用しております。
サイズ的に端的に言うと、MUSHMANS"BEAR LAKE"のワンサイズ上といったサイズ感で、私が38を着用すると結構余裕がございます。
だからといってサイズ36にするか?と問われると、そうはしないかな?といったところで、この雰囲気で着用するのがベストなんじゃないかな?と思います。
このマテリアルのしなやかさと、パターンの良さによって、とても着用感が良いと感じます。
着用一日目から辛さを感じる事なく、ガンガン着込める事でしょう。

Cowhide Leather "TORPEDO" Jacket
Mister Freedomらしい一着をあなたに。
本当に洋服が好きな方の為の一着です。


