MUSHMANS Footwear BOOTSMAN SOCKS "Socklab Project"リリースです!!
皆様こんにちは!!MUSHMANS代表の藤田です!!
年始から進めていた新作ソックスが完成いたしました!!!!!!!!!
初回のミーティングが2022年1月26日。
当初は同年春リリースを考えており、従来モデルのBOOTSMAN SOCKSの色替え的なイメージで考えておりました。
従来モデル、特に大きな不満点があった訳ではありませんでしたが、もう少し耐久性を上げたい。というマイナーチェンジ程度を目論んでおりました。
初回のミーティング時、いつもSOCKSの生産をお願いしているGLEN CLYDE橋本社長に、耐久性の向上を図りたい旨をお伝えし、どの部位の強度を上げたいかをお伝えしました。
そういった中で『ここをこうしたらもっと良い』『ならばここはこうしたい!』打ち合わせが始まれば出て来る出て来る。
やはり靴下一筋30年の専門会社、目指したい方向性を伝えると、物凄い数の引き出しから、様々な提案をいただけます。
それに対して、さらなる要望を伝えると、一緒に深く考えてくれる。
これこそ、プロの仕事であり、だから良い物が作れるんだな。と改めて感じるところでありました。
こういった企業様と共に製品開発が出来る事こそ、有意義なものであり、これこそが我々の商売の最も楽しいところです。
さて、様々な案の中で、最早マイナーチェンジでは収まらないよね。ってところまで行きます。当然ですね。
だったら徹底的にやってしまおう。コスト度外視で。
そう、いつものMUSHMANS流儀に至ります。
ここから始まるだろうトライ&エラーの繰り返し、まさにいばらの道を進み始める事になる訳で。
そういったプロセスをも、お客様に楽しんでいただこうというGLEN CLYDEさんの提案で同社が発信する『Socklab.Project』のひとつとして参加させていただく事となりました。
開発に関しての道程をカスタマー様に発信しながら進める『Socklab.Project』
その様子は
↓↓↓
そして、凡そ1年の時を経て
今ここに完成した
新型 BOOTSMAN SOCKS

最高級のマテリアル、最高峰の生産背景で構築するMUSHMANS Footwearコレクション。
このShoesやBootsに求められる価値の最高峰を目指し、作り出される数々のモデル。
しかし、どれだけ良い靴を構築しても、ソックス次第で台無しになってしまう事を靴愛好家は知っている。
Shoes、Bootsの品質とソックスの品質は、常に同レベルで無ければならない。
我々が目指す、ソックスの価値。
それは、靴と靴下と足を調和させる事にある。
【マテリアル(素材)】
従来モデルでも使用している"オーストラリアン メリノウール"100%の糸をメインマテリアルとして使用。
オールシーズン(全季節)・オールウェザー(全天候)に対応する素材として、長年MUSHMANS Footwear "BOOTSMAN SOCKS"の根幹を支えてくれている素材です。
ウールと聞きますと、冬季シーズン限定の素材と感じられる方も多いかと思いますが、今回使用しているオーストラリアンメリノウールは"夏だからこそ使いたい素材"なのです。
人と地球に優しい天然繊維であるメリノウールはムレや湿気を自分で調整するエアコン機能を備え、「冬暖かく、夏涼しい」特性を持った繊維です。
メリノウールは繊維の中でも最も高い吸湿性能を誇り、ドライな装着感を長時間楽しんでいただけます。
さらに、防臭抗菌効果も持ち合わせており長時間履き替える事が出来ないシーンで効果を発揮する事でしょう。
洗濯時も通常のコットンSOCKに比べ完全乾燥が早く、洗濯時の煩わしさもございません。
この洗濯時の乾燥の早さは発汗時の乾燥の早さに直結し、実際にそのドライ感を体感していただけるでしょう。
前作までのコットン×リネン素材も比較的乾燥の早い素材でしたが、今回のメリノウールは半分程の時間で乾きます。
SOCKS表地は100%メリノウールの糸を使用し、裏地で伸縮性確保の為にポリエステルとポリウレタンを使用します。
その為下記の混率となります。
メリノウール84%
ナイロン7%
ポリエステル5%
ポリウレタン4%
市場で販売されているメリノウールSOCKSの中でも、メリノウールの含有率が極めて高い仕様になっております。
[メリノとは?]
羊毛の生産を目的として飼育されるヒツジの品種"メリノ種"から採取される羊毛を使用しております。
毛質が14μ〜24μと非常に繊細なのが特徴で、今回のSOCKSには20.5μのメリノウールを使用しております。
現在では主にオーストラリアと南アフリカ共和国で飼育されており、今回の製品にはオーストラリアで飼育されているメリノウールを使用します。
【構造】
従来までの構造から一新し、新たな構成で製作いたしました。
以下の画像を元にご説明いたします。

Cushion Pile/クッションパイル
装着時の足当たりの良さ、主にクッション性を狙ったものです。
重厚なレザーを使用するシューズやブーツを履く際に、足への負担を吸収する為の構造です。
Toe(爪先)、Heel(踵)は従来モデルでもクッションパイルを用いておりましたが、今作ではShin(脛)部分にもクッションパイルを採用。
エンジニアブーツやハイトの高いブーツを装着した際に高い効果を発揮します。


Arch Support/アーチサポート
Arch(土踏まず)部のフィット感は、靴を装着するうえで重要なポイント。
シューズ・ブーツ内でのズレやダブつきを無くし、靴本来の装着感の向上を得られます。

Ankle Support/アンクルサポート
Ankle(くるぶし)上部を補強し、タイトフィットのシューズやブーツの装着時にズレが生じる事の無いよう工夫しております。
折角のフィット感を得ても、足入れ時にこのポイントに皴が寄ってしまっては本末転倒。

Thinning Structure/肉抜き構造
歩行時にAnkle(くるぶし)前部は前屈します、その際にソックスに皴が寄るのは宿命です。
このポイントを肉抜き構造とする事で、より違和感を感じさせない仕様としました。
また、甲部にもこの肉抜き構造を採用する事で、過度の負担を与えないように配慮しております。このポイントはメッシュ構造となっており、籠った湿気を排出する役割も担います。


CORDURA® Reinforcement/コーデュラウール補強
ソックスの宿命であるHeel(踵)部の消耗、穴が空いてしまう現象を可能な限り抑止する為に、組織の根幹部にCORDURA®ナイロンウールを入れ込みました。
当社のBOOTSMAN SOCKSで使用するメリノウールは、その装着感や湿度コントロールの高さから梳毛/そもう糸(※1)を採用しております。
紡毛/ぼうもう糸(※2)を使用した方が、圧倒的に耐久性が向上するという事はテストの結果で判明しているものの、装着感は硬くなり、湿度コントロール性能は圧倒的に下がってしまいます。
我々が作るBOOTSMAN SOCKSは、強度を重視しているのでは無く快適な装着感を目指しており、その場合どうしても強度が落ちる梳毛/そもう(※1)を採用する事になります。
そこで、表面がある程度消耗しても、穴が空きにくい構造とは何なのか?試行錯誤の中で見つけた答えが、部分的にCORDURA®ナイロンウールを採用する事でした。
メリノウールらしい快適な装着感を損なわず、前作よりも穴が空きにくい補強をしております。
※1 梳毛
ウール(毛)を櫛で梳いて均一性を出す、コーミングという工程を経て作られるウール糸です。
繊維が均一となり一定方向を向いている事で、滑らかな質感を得られます。これにより、強度の高い細番手の糸を作る事が可能となります。
※2 紡毛
コーミングを行わない事で、ウール繊維が不均一となります。
これにより膨らみがあり、温かい糸とはなりますが、太い糸しか作れません。

【コンセプト】
前作で大変好評いただいた夏でもドライで快適、さらに足へのダメージが少ない装着感はそのままに、より着用者が自然に装着できる仕様を目指しました。
強度に関しても長く使用いただけるように配慮しておりますが、我々が求めるのはただいたずらに強度を上げる事だけではありません。
耐久性を向上させるだけであれば、いくらでも方法はございます。
耐久性重視でサンプルも製作し、テストを実施いたしましたが、これは米国製永久保証ソックスと同じ履き心地になってしまいました。
前作を使用いただき、絶賛いただいたのは耐久性よりも装着感。
ならば、このコンセプトを軸に、今まで以上に耐久性を向上させるという考え方で開発しております。
【カラー展開】
今作ではレギュラー丈仕様のみの設定といたしました。
その代わりに、カラー展開を増やし全6色でのリリースです。
48/-のメリノウールを5本取りして編み立てられており、それぞれ異なる色の糸を組み合わせております。
前作は全て同色の糸を使用しソリッドな発色で製作いたしましたが、今作では発色に奥行を出すカラー展開。
以下の6色となります。

【BLACK】

【GRAY】

【NAVY】

【OLIVE】

【WINE】

【ORANGE】
深みのある、落ち着いた発色となっており、絶妙な色合いが実現出来たと思っております。
【メンテナンス】
洗濯は以下の方法で実施していただきますと、より耐久性が上がり装着感の良さを維持していただけます。
・柔軟剤は使用しない。
・洗剤は中性の物を使用。→コチラに掲載されているような一般的なモノでOK。
・裏返して洗う。
・直射日光を避けて乾燥させる。
・タンブラー乾燥しない。
良い物を良い状態で使い続けるには、休息時間を設ける必要があります。
靴や洋服においても同様の事が言えますが、集中して短期間に使用する事で耐久性は格段に落ちてしまいます。
特に靴においては、何足かをローテーションする事が必須と言われますが、ソックスにおいても同様の事が言えます。
比較的早期に穴が空いてしまう方の使用頻度を検証すると、長く履かれている方に比べて着用頻度が密である事が多いです。
使用回数を上昇させるには、使用頻度の間隔を設ける事が必須。
少し物に対して気を遣うという事で得られるのが"長持ちする"という恩恵なのだと考えます。

沢山のサンプルを製作し
毎日履いてテストしました。
前作の履き心地をベースに
さらに良い物になったと
自信があります。
靴下の履き心地
これは文章だけでは伝わらないかと思います。
是非、一度お試しくださいませ。


