モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第三幕 四章 本番BOOTS前最終確認】
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皆様こんにちは、モヒカンです
先週、連日でお送りさせていただきました、
モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第三幕 手縫いモカBOOTS編】
今回は、いよいよ本番アッパーの作製へと入ります…
いよいよ、この日が来たか…
代表が発注したHOWEEN シェルコードバンを使う日が…
失敗の許されない超高級革…
考えただけでプレッシャーにより気持ち悪いです
…しかし、ここで幸運なのか、不運なのか革の入荷が遅れるといった事態が起こりました。
「2011年は何とか生き延びれそうだ」
僕の言葉に出来ない心の声が聞こえてきます
そこで、全体の雰囲気を最終確認する為に、もう一度仮アッパーを作製しておきます
やはり、本番は最高級レザーを使うだけあって失敗は許されません…
しかも代表の…
その為、最終確認の為に仮アッパーをもう一度作製しておいた方が良いと判断し、再度仮アッパーを作製する事にしました
まずは、毎回の定番工程である革の裁断&縫製を行っていきます。
今回は、より本番で誤差が生まれるのを防ぐ為に、本番同様サイドに施される飾りステッチも入れておきます。
前回の仮アッパーでは施さなかった飾りステッチを今回は施していきます。
ピッチや糸の番手を色々変え練習した後、パーツに縫製穴を開け縫製していきます。
この時に締め付けを強くしすぎるとパッカリングが強くなりすぎ、弱すぎると糸の盛り上がりが強くなりすぎぼこぼことしたステッチになることがわかりました。
特に、ステッチの締め付けを弱くし過ぎた場合に起こる糸の盛り上がりは、外中両方に起こります。
その為、内側に起こる盛り上がりが履いた時直接足に当たる為、履き心地の良くない物になるのではないかという事がわかりました。
サイドの飾りステッチを施したら全体的なミシン縫製へと入ります。
今回の靴は今までの短靴とは違い、少し荒々しさのある雰囲気を出したいので、アッパー部とライニング部で糸の番手を大きく変え、縫製していきます。
特にアッパー部は今まで使わなかった太い番手の糸を使用するので、ミシン調節がとても難しいものとなりました。
上糸、下糸のバランスが上手くいっていないと上糸側に下糸が飛び出してしまったり、下糸側がこんがらがり、ごちゃごちゃになってしまったりしてしまいました。
本番では失敗が許されない故、このような失敗を今回経験しておき本当に良かったと感じました。
パーツごとに縫製を行い、最後に全体を組み立てていきます。
まずは腰部を縫製し、シューレースを通す為の穴を開けていきます
本番同様、9ホールのシューレース穴を開け、全体の雰囲気を再確認します。
実は、本物は下5個アイレットで、上4個はフックの仕様なのですが、今回はあえて下6個をアイレットにしました。
それは、デザイン上で、下から5個目と6個目の幅をあえてクリアランスを広げパターンを起こしたので、そのデザイン確認も踏まえ、6個アイレットにしました。
そして、次に頭パーツとアイレットの付けた腰パーツを一体のものにしていきます。
1足目、2足目とは違い、ブーツ形状でハイトがある為、
とにかく…
…縫い難いです
ハイト部分が邪魔をし取り回す事が出来なかったり、ライニング部分の縫製時にアッパーを捲り上げられなかったり…
と、短靴製作時とは違った難点が生まれてきました
正直、
『どーやって縫ってるの
』
と職人さん達に聴いて回りたいです
そして、アッパー縫製の最後となる、前回練習を行った『手縫いモカ』の縫製を行います

前回の練習では、締め付けが強すぎたので、今回は少し締め付けを弱め、縫製していきます。
弱すぎると、モカデザインのモコモコっとした雰囲気が出ないので、強すぎず弱すぎずの強さを見極め縫製していきます
このようにして本番前の最終確認をする事が出来ました

革の色や、アイレット金具を取り付けにより、より本番に近い雰囲気に近づける事が出来ました
今回見つけた難点を検証した上で本番に臨みたいと思います
実際に最終確認をする事で難点を見つけ出しておき本当に良かったと感じます。
また、縫い方の順番や取りまわし方等、経験を積まないと解ってこない事もたくさんあると感じました。
職人さんって本当にスゴイです…
次回は、いよいよ…ですね
プレッシャーによって胃が痛くなっているので、お正月にモチを食べ過ぎて消化不良を起こさないように気をつけたいと思います

モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』
本年はお付き合いいただき、誠にありがとうございました
2012年もどうぞ宜しくお願い致します
また、本日TOYS McCOYよりBECK SHORT ENGINEER[TMA1131]が入荷致しました

モーターサイクル・アクセサリーを一気に手掛けた『BECK』のエンジニアブーツを復刻するトイズマッコイが今回リリースしたのはシャフトを短くカットしたショートタイプ。
アメリカ屈指のタンナーである 『ホーウィン』のクロームエクセルをマテリアルを新規で作成したラストを用いて仕上げた自信作。
もちろん見えない部分も大量生産以前の手間が掛るコンストラクションを採用し、グッドイヤーウェルテッドでガッチリ縫われている。ワイズはEとなる。
ショートタイプだからこその履きやすさと、HOWEEN社のクロムエクセルのエイジングの良さが見事にマッチしたBOOTSで貴方の足元を固めて2012年に向けて走り出しましょう

実は、このBOOTSのマテリアルに使用されるクロムエクセルは僕の所有している
TOT'S McCOY
BECK MOTORCYCLE BOOTS BLK/WHT[TMA0011]
にも使用されております
着用年数 約1年
日々のメンテナンス
ブラッシング&一ヶ月に一度のタイミングでシュークリームにて磨きこみ
クロムエクセルは簡単なメンテナンスで光沢が生まれる為、手入れし易いのが特徴です
履き込む事で独特の光沢が生まれ、重厚なエイジングを楽しめるBOOTSをこれからの相棒としてみてはいかがでしょうか
TOY'S McCOYよりリリースされる
BECK SHORT ENGINEER[TMA1131]
どうぞ、宜しくお願い致します


