モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第七章 中底加工】
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皆様こんにちは、モヒカンです
昨日、一昨日とJELADO 2011-12 FW 内見会には とても多くの皆様とお会い出来ました、楽しい2日間を過ごす事が出来ました事を深く御礼申し上げます。
金曜日から内見会の準備に大忙しでしたので、本日 モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第七章 中底加工】 をお送りいたします。
それにしても、最近は蒸し暑い日が続きますね
僕の鶏冠部分も蒸れる為、本気で髪を漉きに行きたいなと考える今日この頃です
モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』
第七回目となる今回は、中底加工のご紹介です
中底とは、普段靴を履く時に実際足が触れるインナーソール部分であります。
このインナーソールの精度によって、靴の履き心地が大きく変わってきてしまう為、見えない部分ですが重要な工程となります。
まずは、インナーソール部分となる革を切り出します。
サイズは、【第二章】で製作した底面図のパターンより、少し大きめで切り出します。
その後、革を水浸しにし、今後の作業がしやすいように革を柔らかくします。
(同じ写真のように見えますが、革が水を含み色が濃くなっているのがわかります)
実際、『革に水はNG!』と言われがちですが、このような作業を行う場合や、メンテナンス時に水を使う事は多々あります。
実際、以前僕が勤めていたタンナーでも仕上げ工程で水を使う事もありましたし、ブーツの手入れをする時も水を使いますし
難しく考えず
『濡れたら、乾かしてメンテすりゃいいや
』
という気持ちでいれば、難しいと考えられがちの革ももっと気軽で愛着の持てるものとなっていただけると思います
ただ、濡れたまま放置すると形が崩れたり、この時期ですとカビ等の原因となるので、注意してくださいね
濡れた革を観て、タンナーを思い出し思いっきり余談となってしまいましたが…
気を取り直して、次に上記で濡らしたパーツを木型に釘で打ちつけていきます。
踵、土踏まず、つま先部分辺りに、計3本の釘で木型に中底を固定します。
この時、釘の頭はあえて曲げておき、釘が抜けにくいようにしておきます。
中底を木型に固定したら、木型にからはみ出ている部分を革包丁を使い削っていきます。
革は水で濡れている為、柔らかくなっていますが、その反面滑りやすくなっているので注意をしながら作業を行います。
木型を押さえながら厚い革を切り出すのはとても難しく、両手の力加減が重要となってきます。
先生はお手本でケバブを作る時のようにザクザクとおとしていくのですが、実際やってみると、僕は少しビビッてしまい、生ハムのように薄くづつしか削ることが出来ませんでした。
このように革を、木型に合わせて削り出すことでより精密な中底が作製することが出来ます。
また、革を削りだす時の表現から現在の僕のお腹の空き具合が明らかになりました
削り出しを終えたら角ばっているエッジを落とし、溝を掘っていきます。
包丁で切れ込みを入れ、そこを目掛け斜めに溝を掘っていきます。
この作業も、先程同様革包丁を使いまわすので、注意を払いながら作業を行います。
溝を掘り終えたら、アッパーと中底を縫い合わせる為の針穴を空けていきます。
糸を等間隔で縫う為に、定規を使い数値を割り出します。
また、ヒールを積み上げる部分を計算し、縫い始めの部分を決めていきます。
しるしをつけ、ラインを引き、しるしをつけ、ラインを引き、しるしをつけ・・・・・
地道な作業ですが精度が必要とされるので、定規のメモリとにらめっこしながら線を引いていきます。
そして、出来あがったのがコチラです。
なんだか手術前って感じがしますね(?)
この溝と外のラインに沿い、縫製を行う際の穴を開けていきます。
写真のように、内側の溝から外のラインに沿って糸を通す為の針穴を開けていきます。
革がもの凄く硬いので水を付け柔らかくして行うのですが、やっぱい硬く、なかなか穴が開きません
また、革の中を通し見えない外のラインに目掛けて穴を開けるのはとても難しく、違う場所を開けてしまうことも…
ただ、無理にやっては道具の先端が折れてしまうので、力の入れ加減に注意を払いながら、穴を開けていきます。
だんだんと無くなっていく握力と硬い革と格闘しながら、両足で1時間以上掛かって穴あけが終了致しました
僕の苦戦したこの作業も、職人さんは数十分で行ってしまうと聞き衝撃を受けました
このようにして、中底が完成致しました
果たしてきちんと縫えるものとなっているのでしょうか…
次回は今回製作した中底にアッパーをつけていく工程です
次回も宜しくお願い致します
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