モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第三幕 一章 モカ手縫い靴のデザイン&パターン作成】
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皆様こんにちは、モヒカンです
今回より第三足目の靴作製となります
3足目の靴はUチップモカデザインの靴ということで、代表と相談(?)をした結果ALDEN TANKER BOOTSをイメージし製作へ入りたいと思います。
TANKER BOOTSをイメージして作製すると言う事もあり、前回の相談(?)後、雑誌やネット等でデザインの情報を得て、代表の所有している『TANKER BOOTS』と同じ木型を使用したALDENの『INDY BOOTS』から全体の雰囲気をイメージし、今回のデザインに落とし込んでいきます。
製作に入るに当たり、まず始めにラスト(木型)を選んでいきます。
以前まで比較的つま先部がふっくらとした丸みのある木型を使用していましたが、今回はALDENのTANKER BOOTSにも使用されている『ミリタリーラスト』に近い木型を用意しました。
画像手前がつま先部がぽっこりとした以前までの木型に対し、画像奥のNEW木型はつま先部がすっきりとしたモデルとなります

この木型を使う事により、TANKER BOOTSのデザインに近いものを作製する事が出来ます。
今回はこの木型をもとにしてパターンを作製していきます。
始めに、基本となる『MEANFORM』を作成。
その後、それをもとに『STANDARDFORM』を作成していきます。
前回、前々回はこの工程が一番の苦手作業でしたが、3足目ともなると応用が利いてくる為以前よりスムーズに作業を行う事が出来ました

今回はモカデザインの入る形となる為、モカデザインラインを入れ、ブーツの形状となる為ヒールカウンターラインや。インナーライニングの形状を『STANDARD FORM』に入れておきます。
毎回感じる事なのですが、木型をもとに起こしたこの平面的な紙から、立体的な靴が出来ると思うととても不思議な感じがします。
今回はALDENのTANKER BOOTSをイメージし作製しますが、木型が全く同じものでは無いので、その木型に合わせ僕なりに若干手を加えたパターンとなります。
同じ木型をもとに同じモデルをイメージしてパターンを作成しても、その人それぞれの個性や好きなライン取りが存在する為、全く同じデザインのものは存在しません。
この型紙に起こすデザイン線の一本一本に職人さんの考えや想いが詰まっていると考えると、このパターン取りが自分の個性を出す一番の要であると感じます。
次に、起こした『STANDERDFORM』をもとにパターンを起こしていきます。
外側の構造は一足目の外羽根靴の構造の応用となりますがハイトがある靴の構造となる為、ライニングパーツが増えたパターンとなります。
何回も行ってきた作業ということもあり、スムーズに行えた作業といえど木型からパターンを起こすまで10時間は時間を要する作業です。
しかし、僕はどの作業でも数時間没頭している時が一番好きで時間を忘れてしまいます
先日も、昼ご飯を食べる事すら忘れ気付いたら終了時間に…
僕にとって、なんだかこの時間ってたまんないんですよね
…でも、気付かず数時間同じ体勢で座っていると、ビックリするくらい足が痺れるんですよね
今回初のハイトの高い靴(ブーツ)と言う事あってとても不安なのですが、ブーツ好きな僕はそれ以上に完成時が楽しみで仕方がありません

デザイン上の楽しみもありますが、それと共に行うヴァンプ部に施す手縫いモカデザイン
どのように仕上がるのか今からとても楽しみです
このようにして始まりました
モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』第三幕【手縫いモカBOOTS編】
木型を採用した事で作り込みでの違いが生まれると思いますが、その変化に注意し作りこんでいきたいと思います
皆様、今回もどうぞ宜しくお願い致します


