モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第五章 仮つり込み(10点どめ)】

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皆様こんにちは、モヒカンです
今年は早いもので、沖縄はもう梅雨が明けたみたいですね


モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』
第五回目となる今回は、仮つり込みのご紹介です



仮つり込みとは、前回縫製したアッパーを実際木型に沿わせてみて、パターンの狂いが無いか。
デザインの修正が必要か。等を検討していく工程です。

ここで、きちんとつり込みが出来なければ、もう一度パターンからやり直しです…。

僕のパターンの精度が、ついに試される時が来ました




まずは、木型にアッパーをかぶせ、つま先部から踵部まで、きちんとセンターに合っているかを確認します。









その後、つま先部、踵部の部分をしっかりと押さえ、裏返しにします。

この時にしっかりとセンターに合わず裏返してしまうと、つり込みを行った際に歪んだ靴になってしまう為、注意を払って行わなくてはなりません。
また、パターンは木型に沿って作られている為、パターンの精度も試されなくなり、履き心地も良くないものとなってしまいます。








次に、『ワニ』というペンチのような道具を使用し、アッパーを木型に合わせつり込みを行っていきます。










つり込む場所が決まったら釘を打ち込み、アッパーの革が動かないように固定します。










この、つり込みの作業は裏返して行う作業なので、実際にアッパー部分を観ることが出来ません。
そして、ワニで革を引っ張る強さや角度によっても変わってきてしまうので、技術だけでなく、永年の感覚も必要となってきます。


この作業を片足10箇所行い、計10本の釘を打っていきます。








10本の釘を打ち込んだ状態がコチラです。

10本の釘でアッパーを留めることから『10点どめ』といいます。










実際僕も数十回つり込み練習を行ったのですが…

思うように引っ張れなかったり、釘を打ち込めなかったり…


思うようにいった



…と思い、ウキウキしながら裏返してみたらセンターからずれていたりと、簡単そうに見えてもの凄く繊細な作業であることを実感いたしました。






仮つり込みを終えたら、次にパターンの修正を検討します。




(完成した仮つり込みを真剣に眺める先生…)






モヒ『ドキドキドキドキ・・・・・』







先生「うん、これだけ綺麗につり込めるのならパターンには問題なさそうですね。」

モヒ「本当ですか

先生「そうですね、このパターンで本番もいきましょう」


計算が苦手な僕の作成した、つぎはぎだらけのパターンがようやく浮かばれる時が来ました




仮つり込みを行い、完成したのがコチラです。



他の生徒さんで、自分の作製した外羽靴を履いてきている方がいらっしゃったので一緒に撮影させていただきました

10点どめで仮つり込みを行っただけでも靴っぽく見えてきますね

でも、完成品と比べるとまだまだ寂しいものがありますね



不安要素であったパターンの呪縛から解き放たれ、
『早く自分のも形にしたいな〜』と調子に乗って生意気に思ってしまう今日この頃です



パターンに問題が無かったので、次回はいよいよ本番のアッパー縫製です


果たして、どうなることやら…



次回も宜しくお願い致します


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