モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第十一章 ヒール積み上げ】
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皆様こんにちは
先週末はRainbow Country 2011-12 FW 内見会&Two Moon 2011SS Trunk Showには とても多くの皆様とお会い出来ました、楽しい2日間を過ごす事が出来ました事を深く御礼申し上げます。
先週は内見会の準備や片付け等に大忙しでしたので、本日 モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』【第十一章 ヒール積み上げ】 をお送りいたします。
先日のイベント時から、泣く子も黙るTwo Moonスタッフ
『モヒカン鎌形さん』の髪型が気になって仕方の無い男、モヒカンです
つい先日、華麗なる河童への進化を遂げた僕でありますが、
本音を言うと、個人的にいまいちな進化でして…
その悩める仔羊な僕の前に現れたのが、鎌形さんでした
文章では伝える事の出来ない後頭部に輝くVライン
その栄光のVラインを手に入れるべく、考えてみました
①鎌形さんと同じ担当の方に刈り上げてもらう。
②鎌形さんを拉致し、美容室に行き「こんな感じで」と注文をし、刈り上げてもらう。
③鎌形さんの後頭部を盗撮し、その写真を持ち「こんな感じで」と注文をし、刈り上げてもらう。
④鎌形さんと中華料理屋へ行き唐揚げを注文する。
⑤「朝起きたら思っていたようになってたんですよー」という奇跡に任せる。
個人的には、時間帯も考え④が有力なのですが、⑤を夢見て今夜も床に就こうと思います。
そうそう、先日発表いたしました【MUSHMANS別注 All Leather Down Vest Horse×Cow】
多くのお客様から好評いただいたこちらのアイテム、実はこのサンプルを僕のサイズで作ってもらいました
そしてあまりの嬉しさにより、これを着たまま学校に出かけようとしてしまった僕を全力で捕まえ、、代表は・・・
代表「ダメ。ゼッタイ。・・・・
」
そうでした、今は夏真っ盛り。
皆様も気をつけて下さいネ〜
そんな夢見がちの僕がお送りする
モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』
第十一回目となる今回は、ヒール積み上げ加工のご紹介です
まずは、ヒールを積み上げる場所を決め、しるしを付けていきます。
ヒール部分は、体重が最も掛かる部分の為、靴のバランスと重心を計算式で割り出し、最適な部分にヒールを積み上げる事がこの工程での最重要ポイントとなります。
重心のバランスがおかしくなると歩きにくくなったり、靴の寿命も短くしてしまう為、慎重に位置を決めていきます。
場所が決まったら、厚さ3mm程の革を積み上げていきます。
専用の接着剤で接着し、その後より密着させる為、ハンマーで叩いていきます。
トントントン
トントントン
トントントンったら…
【第九章】のノリでひたすら叩いた後は、革包丁を使い、ヒールの形を本底に合わせ、整えていきます。
個人差はあると思いますが、ノリノリでトントンした後なので、緊張感のバランスが大切な工程です
と、言うのは冗談(ちょっと本音)ですが、厚い革を革包丁ひとつ切り回す為、とても難しく、ちょっとしたミスが怪我に繋がるので、慎重に行います。
ここまでの工程を、繰り返しあと2回行い、今回は計3枚のヒールを積み上げていきます。
ヒールの高さは、靴のデザインや、バランスによって変わってくる為、その靴に合わせて最適な高さで積み上げを行います。
また、湾曲していたり、歪んだ部分を削り底部分が平らになるようにしていきます。
この、微調整を繰り返す事により、バランスの良い精度の高いものになっていきます。
完成後のヒールは硬く、積み上げが木目のようになっているので、素材が『木』だと思っておられる方もいるかと思いますが、実は革で積み上げられていることが多いです。
普段なかなか注目する事の無い部分だと思いますので、実際に自分の靴を観察してみてくださいね
(※実際、木製のものもありますのでご注意ください。)
計、3枚のヒールが積み上がったら、
最後に『化粧ヒール』と呼ばれる半分ラバーで出来たソールを貼り付けていきます。
化粧ヒールは、左右で形状が異なり、靴を履いた時に、外側になる部分にラバーがきます。
人間は歩行をするときに、重心が外側に掛かるので、最も減る部分にラバーを使用する事により、レザーソールの欠点である、『滑りやすい』『減りが早い』といった欠点を補う事が出来ます。
この、『化粧ヒール』を左右の向きに気をつけながら、ヒール同様貼り付けていきます。
貼り付けが終わったら、『化粧釘』を打ち込ん
でいきます。
この、化粧釘を打ち込む事により、完成度を上げるだけでなく、釘が打ち込まれる事でヒールの一体感が増し、丈夫なものとなります。
このような感じで、ヒールが積み上がりました
次は、いよいよ…
いよいよ
仕上げの工程となります
果たして、僕の記念すべき第1足目の靴はどんな感じで仕上がるのでしょうか
?
モヒカン福田のお送りする
モヒカン福田の『Schumacher(靴職人)への道』
次回は、仕上げの工程となります
次回も宜しくお願い致します


